経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

人生が長すぎる

今日も仕事を休んでしまいました。
システムエンジニアをしている、30代前半の男です。
システムエンジニアに憧れがあり、中学からプログラミングを学びはじめて、専門学校へも行き、念願叶いそれなりに有名な会社に採用されました。
まさか採用されるとは思っていなかったので会社に恩を感じ、はやく一人前になろうと努力しました。
終電は逃して当たり前でタクシーで帰宅もしばしば。会社で夜を明かしたこともあります。休日出勤もありました。先輩もそれをやっていたし、その働き方が当たり前だと。残業代は出るし、環境は良い。なにしろそういうものだと思っていました。
それを2年半続けたある日、朝目が覚めても身体が動かなく、はじめて無断欠勤をしてしまいました。
そこでようやく「おかしいかも」ということに気づき、心療内科を予約し受診。
「うつ状態」と診断され、3ヶ月の休職。そこから私のメンタル不調と共存する人生が始まりました。
休職後、その会社がブラックだということに気がつき、転職しました。
しかし、「うつ状態」を経験してから、朝になって起き上がることができず、当日欠勤をしてしまうことがたびたびありました。2〜3日休んでしまうこともあり会社への罪悪感から、一年半ほどで退職をしてしまいました。
そこからは会社に所属すると迷惑をかけてしまうのが辛いことから、フリーランスへの転身を決意し、独りで生きようと決めました。
でも私にはフリーランスでやっていけるほどの才能がありませんでした。
親の脛を齧りながら頑張ってみたんですが、独りで生きるほどの収入は得られず、親に迷惑をかけてしまうことに我慢できなくなり、再就職。現在の会社に至ります。
現在の会社は、給与こそ高くはありませんが、私がメンタル不調を持っていることをある程度理解してくれていて、当日欠勤があっても叱責されるようなことはなく、業務量も調整してくれるくらいのありがたい環境です。

ただ私は、残業も厭わないくらい仕事に打ち込み、技術力をつけ、高い給料をもらい、チームを引っ張り、尊敬されるようなシステムエンジニアになるのが夢で憧れでした。
最初の会社の環境で2年半も続けられたのはこの憧れがあったからだと思います。
それが現実はどうでしょう。
30代という世間では働き盛り、リーダーもやるべき年齢の人間が、いまだに週5回の出勤さえ満足にできない。
業務量の調整の結果、簡単な仕事しか回ってこない。回してもらったとしても、メンタル不調があるし、技術もない自分にこなせる自信がない。
突然休んだりすることで、上司や同僚にも迷惑をかけている。というより、いくら迷惑じゃないと言われても、迷惑だと思われているという思考になってしまいます。
給料も業務を抑えてもらっている身としては上がることに期待は持てません。

理想だった自分と現実とのギャップがあまりにも大きすぎて、特に30代になってからは、しばしば
「なんでこんな人生になってしまったんだろう。」
「なんでこんなことで悩まなきゃいけないんだろう。」
しまいには、
「悩むことに疲れた。はやく人生終わらないかな。」
と考えます。
今日も仕事を休んでしまい、布団で横になりながら、考えていました。

少しでも憧れに近づくために、転職を考えることもありますが、会社の環境がよいことと、転職先での働き方が合わず休職してしまったらと思うと立ち止まってしまいます。
システムエンジニアが向いてないのかもと思うこともありますが、これも他業種の仕事をやったら余計にメンタル不調になるのではとネガティブに考えてしまい動けません。
でも転職や業種を変えるのには、今の年齢がラストチャンスな気がしていて、焦燥感が襲ってきます。
動けないのに焦っている自分にも腹が立ちますし、こんなことをずっと頭の中でぐるぐる考えつづけています。
疲れます。なにやってんだって思います。
こんなに悩まなきゃいけないなら人生早く終わってほしい。

20代30代で活躍している人をみるともれなく嫉妬心が芽生えます。
この間、大谷翔平選手にさえ、嫉妬心を抱いている自分がいることに気づき、自分でも驚きました。
もう自分は、憧れの姿にもなれないのだと、何者にもなれないのだと思うと、生きる気力がなくなります。
いまから人生がガラッと変わることもないし、そんなチャレンジもメンタル不調を持っていては怖くてできない。
自分のたかが知れてしまった。という感じがします。この程度の人間にしかなれなかったなと。

うつ状態を経験してから、子供を作ろうとも思わなくなりました。
なので人生でやりたいことはある程度やれた気がしているので、もう終わってしまってもそこまで悔いがないです。
親より早く逝くのは申し訳ないかなという気持ちがあるくらいでしょうか。

全てはうつ状態の経験がなければと思ってしまいます。
あれがなければもっとなりたい自分になれた。
ずっと人生について回ります。いつまで悩まなきゃいけないのか。つらいです。人生が長すぎる。

感想1

昔から憧れていた仕事につき、努力して、きっと自分なりに思い描いてた未来があったのに、それを病気という思いもよらなかったものに阻まれた感覚、そして失ったかのように感じる戻り切らない体力や気力、上手くいかなさに苦しさが募っている状態がとても伝わってきました。一度体調を崩したことをきっかけに、できなくなったことや失ったものばかりが目についたり、実際にそういった部分も多く感じると、「あの時こうならなかったら」と何度も過去に戻りたくなってしまうのも無理のないことと思いました。
長時間働けることや、多少無理をしてでも仕事を続けられることが、仕事への熱意や責任感、一人前であるかのように扱われる風潮は、今でも社会の中に残っているように思います。そうした環境では、自分が無理をしていることに気づいていても、「みんなやっている」「これくらいできなければ」と思ってしまうし、むしろ頑張れている自分に誇りを持つことさえあるのだと思います。あなたも憧れていた仕事だったからこそ、その働き方に疑問を持つより、そこについていくことを目指していたのかなと想像しました。でも、人が限界まで頑張らなければ成り立たない働き方を“当たり前”にしてしまえば、どこかで身体や心を壊してしまう人が出てくるのも当然だとも思うし、体調を崩した人が「自分が弱かったから」と振り返るのは違うし、そもそも人が無理をし続けることを前提にしてしまっていた働き方そのものにも、目を向ける必要があるのだと思いました。
経験談を読んでいると、あなたは何度も「もう無理かもしれない」と思いながらも、その時その時で自分が生きていく方法を探してきたように私には見えました。転職したり、フリーランスを考えたり、また働く場所を探したり。そして今は体調のことを理解してもらいながら働ける環境にもたどり着いているのも、もちろん今の自分が理想とは違うのは重々承知の上ですが、こういったあなたの行動力があったからこそ手に入れたものであるし、そもそも憧れた職業に就くことを実現したこと自体にも納得だなと思った私がいました。
一方で、「本当はもっとできたはず」「もっと技術を身につけて、もっと仕事ができる人になりたかった」という気持ちを、簡単に手放すこともできないのも理解できます。私も周りで活躍している人を見て羨ましくなったり、自分だけ取り残されたように感じたりする、そんな感覚や感情を経験したことがあります。これは、簡単に消えるものでも、なくなるものでもないと思っていて。だから、今の自分を受け入れればいいと簡単に言うことも、無理に前向きになればいいとも言えません。
今の仕事を続けるのか、転職するのか、SEを続けるのか、それとも別の道を考えるのか。どれも今すぐ決めなければいけないことではないはずなのに、年齢や周囲の人の活躍を見ていると、まるでもう時間が残されていないような焦りに追われてしまうこともあるのかなと思います。でも、これまで頑張ってきたことや、いまこの状況(職場や仕事)があるのも少なからずあなたの力であると私は思います。でも人生長いですよね。苦しい時はまた、ここにきてください。投稿ありがとうございました。

感想2

憧れを力にして進んできたあなたが思うように働けない現状で感じている苦しさはどれほどのものなんだろうかと思いながら読ませていただきました。環境自体がそうであれば、無理な働き方をしていることに気づくのは難しかっただろうと思います。会社もまたそれを是正するようなところではなかったようなので、2年半働き続けられたのは憧れに近づこうとするあなたの力でもあり、環境に慣らされた結果でもあるのかなと感じています。思いがあっても体は生きようとすることに忠実なので、うつ状態というのは生き残ろうとする心身がかけたブレーキだったのかなと想像しました。
私自身社会にある「この年齢ならだいたいこういう生き方だろう」というレールからは大きく外れて生きています。もしあのときこうだったら、この経験をしなければ、「みんな」と同じようにフルタイムで働いて、年齢にあった給料をもらって、家庭を持っていたのかなと考えることがあります。こんなふうに生きられたらと思うけれど、それを叶えられない心身の不調があると、もう憧れに手は届かない、これからずっとこの調子で、あと何年生きるんだろうと気が遠くなるような感覚になります。同じとは言えませんが、似た感覚をあなたも感じているのだろうかと思いました。
一方で、あなた自身は休職からの転職、フリーランスへの転身、再就職とそのときの状況をふまえて自分にできることを選択してこられているように感じました。それは間違いなくあなた自身の生きる力ではないかと思います。個体差や環境差をふまえて生きようとする力があなたには備わっていると文章から感じます。ですがそうは言っても、遠ざかってしまったものへの憧憬はなかなか消えるものではないと思うので、今を受け止めきれない苦しさというのはどうしてもあるものだと思います。
タイトルにあるように、人生は長い。しかも自分の思うようには生きられないことも多い。変わってしまったことをどう受け入れたらいいのか。悩みも苦しみもいつ尽きるのかわからない。生きることの徒労感もあると思います。それでもうつ状態にありながら今日に辿り着けているあなたがいる、とも言えるのではないかと思いたい私がいます(勝手な思いですが・・・)。誰でもない、「この私」だからこそ作れた生きる道が、あなたにも私にも、見えてくるといいなと思います。
経験談の投稿、ありがとうございました。

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