経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

多分頑張ったと思う、けど疲れた。

幼少期から「落ち着きのない子」として育った僕は人よりもたくさんの失敗をした。
病院でつけられた診断はADHDだった。
「周りの子と遊ぶ時に順番を待てない」
「友達とトラブルになる」
幼少期から成長するに伴って、いわゆる周りにいる普通の子の成長からは乖離したように感じる。
小学校を休みがちになり、中学ではいじめに遭い不登校になった。
通信制高校に通っていた時期だけは楽しかったが大学に入ると一変して
自由度の高いカリキュラムで優先順位を決めることの困難さや周囲とのコミュニケーションの難しさに躓き、それに追い打ちをかけるようにコロナ禍を迎えて引きこもりになってしまった。心身の不調を理由に休学と復学を繰り返し結局のところ大学卒業には7年半もかかった。
7年半という具体的な数字で「周りと同じようにできない」は自分の中で固定化された。
周りと同じようにと就職活動もしていた時期もあったが、面接が怖くて過緊張。結果はどれも不採用だった。
卒業論文も過密スケジュールを組んでギリギリで提出し、就職できずに卒業した。
卒業後の今もアルバイト。
周りと同じようにできない自分が憎いし、
自分の障害が憎い。
人並みの自立をしたいと思って障害年金の相談もしてみた。
3つの社労士事務所に相談したけれど
“20歳以前の初診日が不明”で病院に問い合わせても幼少期の頃のカルテなんて残っていなかった。
直近に相談した社労士の方曰く
“受給資格は満たしているが申請のスタートラインに立てていない”らしい。
仕事をして安定した収入があって自立がしたい。それだけのことがなんでこんなに難しいんだろう。
今までを振り返って、綺麗な形ではないけれど頑張ろうとしたと思う。でも本当に生きるのが疲れた。

感想1

理路整然と書かれた文章はあなたの辿ってきた時間を想像しやすく、遊ぶ時に順番を待てないあなたもいれば、自分のことを説明しききるあなたもいる、どちらもあなたと思いながら読ませてもらいました。「優先順位を決めることの困難さや周囲とのコミュニケーションの難しさ」どこかで聞いたことがあるようなと言葉を思い浮かべると、私の周りにはこんな大人だらけだったりします。全部できないと、頑張ってきたことも認めてくれないそんな窮屈な世の中は、あなたが言うように疲れがどんどんと溜まっていく一方かと思います。周りと同じようにできない自分が憎いと書かれている、あなたのこれまでの傷つきや孤立感を考えると、言葉に詰まる思いです。これはあなた一人の問題なのでしょうか。自分の苦手なシチュエーションや困難さ、それらが明確になっているのなら、それらを避けて進んでいく方法がもっと当たり前にあってもいい。許容範囲の狭い教育や社会は誰もが生き難いそんな気もします。あなたはずっと頑張ってきていると思います、自分ができないことがあることで誰かの出番ができています。凸凹を組み合わせて形がそろう、そんなふうに私は思っていたりします。投稿いただきありがとうございました。

感想2

文章を読んでいて、ひとごとではないと感じながら読みました。というのも私もADHDの診断があり、なんでかわからないけれど失敗をしては怒られ、周りについていけていない感じがする、という感じがずっとあったからです。あなたは通信制高校では楽しく過ごせたとあり、カリキュラムや学校での関わりなどがあなたにマッチした部分があるのかなと想像していました。また、逆に大学はとても大変だったということで、その背景を自己分析していることも印象的でした。
それはつまり、あなたが悪いということではなくて、あなたに合う環境と合わない環境があり、そしてまだこの世の中にあなたに合う環境がたりていない状況があるということだと私は思います。いわゆる「定型発達」とはつまり人数が多いタイプのことで、その人たちに合う環境が増えがちな現実がまだまだある気がします。私もいわゆる正規雇用とか、フルタイム就労みたいなことがとても無理で、なぜ自分はこんなにできないんだろうと思ってきたのですが、一方では、なんだかそう思わされるのも悔しいような気持ちもあります。

周りでも障害年金の申請に苦労している声を本当によく聞きます。生活に困っている病気や障害などの状態があるにも関わらず、転院していたりいろいろな事情で受給要件が証明できないから申請できないという話もとても多く、それはあまりにも不当だと感じています。
あなたは自分の生活を安定させたいと願い、障害年金という制度を知り、社労士に働きかけ、記録を調べるなど、さまざまな労力を使ったのだと思います。それ自体もなかなかできることではないし、あなたのパワーのようにも感じました。でもその労力をもってしても、あなたの生活の安定につながらないとなったら、徒労感でいっぱいになってしまうのも無理はないと思います。
私は30代ですが、いまだに自分のできること・できないことを試行錯誤して、うまくいかないながらセルフメニューを組んでいくようにぼちぼちと生きています。これまで通院や訪問看護、SNS相談などなどいろいろ使ってみたり、それですらうまく合わないものもありつつ……。そんな感じなので、一緒ではないけどどこか同じように頑張っている仲間がいることに励まされると同時に、どうかあなたがほっとして過ごせるような時間があることを願っています。

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