私は以前に老人ホームで清掃の仕事をしていました。一人での清掃のため、誰かに指示されるわけでもなかったので。気楽な部分もありました。ただ、清掃の仕事を教えてくれる人がいないため、出勤してから、退勤までの業務は全て私一人で考えていましたが、流石にきつかったですが、誰にも相談できず、抱え込む形になった。最初は周りは優しかったのですが、次第に嫌われるようになり、私の顔を見れば、嫌な顔をされるようになりました。そして仕事も色々なところを清掃していたため、徐々に仕事が無くなっている事も感じました。そもそも老人ホームのため、人が24時間生活しているので、清掃のタイミングが限られてしまう。その結果、毎日毎日、建物内をうろうろして、どこか掃除できるところはないか探し回る日々でした。周りからもついには孤立してしまいました。色々な人に嫌な顔をされながら、清掃できる場所を探して施設内をうろうろする毎日になりました。こんな日々を繰り返している内に心を病んでしまい、日常生活に支障をきたすようになりました。人目を過度に気にしてしまう事や一人作業で人と話す機会がないため、喋らな過ぎて呂律が回らない時があった。色々と考えたり、周りの人に相談した結果、心療内科に通う事になりました。辞める間際は会社で息を吸うのも嫌でした。辞めてから、数年が経過していますが、この時に私の心に大きな傷跡を残しており、今もずっと影響していると考えています。この一件で私の人生変わってしまったと今でも思います。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
自分の人生を変えた職場
感想2
私は特養の清掃業務に少しだけ管理側として関わっているので施設内の様子や清掃場所、清掃方法などを目に浮かべながら投稿文を読ませてもらいました。共有スペースから居室、トイレやお風呂など清掃場所も施設全体に及びますし、書いてくれた通りに清掃できる時間も限られていますね。その中で誰のサポートも受けずに施設の従業員や利用者さんの中に入って一人で清掃をする日々に孤立を深めていった様子がわかりました。従業員の誰かに「今日はここが○○だから先にお願いしてもいいですか?」とか「今日はトイレ中心にお願いして後はできるところをやってくれたら助かります」とかちょっとした要望などコミュニケーションがあると大分違ったと思います。それがなく誰とも話さず、ひたすらうろうろするのは自分が想像してもしんどい1日です。清掃作業の仕事を希望する方は、「誰かとしゃべらなくても一人で自分のやるべきことをやるだけだから楽です」なんて言う人もいます。でもやっぱりそれはサポートあってのことだし、孤立状態の作業はまったくそれとは違うと私は感じました。相談できたことや職場から抜けられたことは良かったのかもしれませんが、孤立感が刻まれることがその後にも深く影響することをあなたの経験から知りました。こうやって誰かに言葉にすることが自分を手当てすることにつながるかもしれません。
投稿ありがとうございました。
感想1
職場に関する描写が詳細に書かれていることも相まって、日に日に削られていくあなたが鮮明に伝わってくるような気がします。一人で考え、一人で実行するということが、どれほどの苦しみをあなたに味わわせたのか、思考を巡らせています。また、職場の性質上清掃できるタイミングが限られているために、毎日掃除できる場所を探し回ったあなたの姿を想像すると、どこか切なさを覚えます。同時に、実直に仕事に取り組んだあなたを労いたいとも思いました。辞める間際のあなたの心情も、あなたに残ることになった傷の深さを物語っていると思います。私としても、その職場でのことがあなたを変えた面は確かにあるように思えました。そして個人的には、数年経過した今、このように経験談という形で思いを吐露されたのは、何かきっかけがあったのか、変化があったのか気になったりしました。これからのあなたにも、何か変化が生じる機会はあると思います。それがストレスとなる可能性もありますが、そんな時吐き出せる場があるということは覚えておいていただけたらなと、勝手に思います。投稿ありがとうございました。