高校生の時に性被害とデートDVに遭いました。加害者達とはもう離れていて安全です。
死にたくなった原因としては、これが大きいです。
性被害の加害者のひとりは当時の恋人で、恋人にすら大切にされないんだ、と苦しいです。
もうひとりからは脅迫され一年ほど被害が続きました。死ぬことも何度も考えました。その男からは屈辱的なことを命令され続けました。
デートDVは、先程の加害者のひとりとは別の男で、私がまるで悪人かのように嘘を吹聴されたり、ご飯を食べさせて貰えなかったり、お金を取られたりしました。やっぱり私は恋人にすら大切にされないのだ、と苦しくなりました。
「恋人に大切にしてもらえる価値がないからそんな目にあうのだ」的な説教は沢山目にします。私は所詮その程度だと思われているのでしょう。
性加害のシーンがある作品でパニックになったり、性被害で自殺した女の子のニュースが流れた時は吐いて気を失いました。
被害にあわないために男の人を徹底して避けることもあれば、怖い人に意図的に接触して、「自分は酷いことをされたいと思っている」という態度をとることで当時の傷を癒そうとしたり(そんな事をしても癒えないことを理解しておきながら、その衝動に駆られると理性的な判断が出来なくなります。これを再演というのも知っています)、逆に性加害に加担した人間を見つけては罵倒したり、本当に、私は何をしているんだろう?と思うようなことを繰り返しています。
記憶力も異様に悪くなり、自分が今手にものを持っていることすら忘れてしまったり、理解力が落ちたりしています。
被害に遭って以降、時々「話していることが支離滅裂になっている」とも言われるので、書いてある文がわかりにくかったらごめんなさい
生まれてきてよかったと思えません。生きることが怖いです。生きていたらまた恐ろしい目に遭う。あまり理解されませんが、世界は危険だからこれ以上侵害される前に死んでしまいたいです。
被害に遭う前は活発で交友関係も広かったのに、人と関わることが怖くなってほとんどの友人をブロックしました。
加害者に見つかることが怖くて、見た目も変えました。髪も染めたし、ピアスもあけて、服と靴の系統も変えて、当時持っていた服は全て部屋着にしました。香水も、喋り方も、声の高さもはやさも、意識して変えています。
でもどこかで見つかってしまうのでは?と不安です。バイトは履歴書を出さないといけないから、個人情報から見つかるかもしれない。応募した先に加害者がいたらどうする?
そういう気持ちで個人情報を誰がいるかわからない場に提出し、そのうえでその場に顔を出さなければならないような場面に怯えているので、本来、内職や副業としてやるようなものを家で必死にやっています。
精神科にも行きましたが、重篤な薬の副作用が出たためそれを訴えても無かったことにされたので怖くなり行かなくなりました。他の近くの精神科は初診の受け付けを停止している場所しかありません。
被害者支援センターに連絡をしたため、少しでも元の生活に近付けたらいいと思っています。死にたい気持ちが無くなってほしいし、元の生活に戻りたいです。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
生きることが怖い
感想2
経験談を最後まで読ませていただきました。
最初に、「あなたは悪くない」ということを伝えたいな…と思いました。「あなたに価値がないから恋人に大切にされない」ということは決してあり得ないと私は思います。ただ、加害者があなたのことを対等に見ておらず、大事にしようともしていなかっただけで、相手のそういった言動とあなたの価値は全くの無関係であると私は考えます。恋人に限らず、周囲の人を大切にするという感覚を、あまりその相手が持っていなかったのかもしれません。世の中にはあなたのことを大切にする人もきっとたくさんいると思いますし、そうであってほしいなと思っています。
私も学生の頃に当時の恋人からあなたと同じようなことをされたので、後遺症に関して読んでいて共感する部分がたくさんありました。この次の段落は「私がその後どうしたか?・どうなったか?」について書いていますが、それを読める状態でないのであれば、無理しないでください。
私も男の人を避けたり、再演したり…いろいろしていましたし、加害者に会うのが怖くて必要最低限の外出しかしていませんでした。しかし、進学を機に地元(東日本)を出て西日本に移り住みました。私は「自分は価値がないわけではない」と思えるようになるまで、つまり回復に向かえるまで何年もかかりました。住む場所を大きく変えて、いろんな人と話をしていく中でのことでした。当事者のオープンチャットに入ったり、相談機関に相談したり、私の場合はとにかく救われたくて、当事者や当事者と共に生きる人たちと話したくて夢中でした。また、私を大切にしてくれる人たちだけと関わるようにしていました。完全に回復したわけではないですが、初期の頃よりは随分落ち着きました。
自分語りが長くなりましたが、世の中にはひどいことをしてくる人やあまり理解のない人もいますが、自分に優しくしてくれる人や自分の価値を感じさせてくれる人もいるように私は思います。
あなたは精神科に行ったり被害者支援センターに行ったりと、懸命に生きているし、自分自身の心を守ろうとしているのではないかと思います。きっとエネルギーも必要ですし、心をすり減らしているだろうと思います。以前の生活と比較してしまい、焦る気持ちや不安な気持ちもあるのかもしれません。性暴力の被害の傷がなかなか癒えず、「死にたい」と感じるときもたくさんあるかと思います。一瞬で回復する方法を私は知らないのですが、少なくとも経験談を読んだ私はあなたが回復しようとしている強さを経験談から感じ取っています。
誰かに話すことで心が軽くなるのかもしれませんし、経験談を投稿しようと決意した理由にもあなたなりの考えがあるのかもしれません。その気持ちはあなたにとって大切なものなのではないかと思います。
また経験談を投稿したくなったら、ぜひ投稿してください。
感想1
経験談への投稿ありがとうございます。
何よりも先に、ご自身の身に起こったこと、今も続く苦悩を言葉にしてくださった勇気に、深い敬意を抱いています。
書いている間、当時の苦しさを思い出す瞬間もあったのではないかと思い、調子を崩していないだろうかと勝手ながら心配を寄せています。
性暴力やDVは「魂の殺人」とも言われますが、あらためて暴力被害が人生にどのような影響をもたらすのか、言葉にし難い憤りを覚えながら読みました。
死にたいと思ってしまうことも無理のない、世界の見え方が一変してしまう体験になってしまったことを感じています。
一つ一つの文章には、理不尽な経験を超えた先の、一日一日を生き続けるための不自由や苦労が率直に語られていると感じました。
物理的には安全な状況にあっても、被害の余波は日常生活の至るところに潜んでいるように思います。
人知れず二次被害に傷ついたり、接近と回避を繰り返したりしながら、自分でもコントロールのし難い感情や心身の状態と必死に向き合っていることを感じています。
意図的に見た目を変えることや、交友関係が変わってしまったこと、仕事を選ぶ上で制限が生じてしまうことなど、被害を受けた側が一方的な負担や変化を強いられてしまう現実には、悔しくやるせない思いでいます。
「あまり理解されませんが」と書かれていた部分には、被害を受けた側の複雑な心理状態について、社会の理解が不十分であることを痛感しています。
被害と加害の構造的な問題についても、一部で誤った認識が広がってしまっていることに危機感を抱いています。あなたが目にした「説教」も、その一つだと私は感じました。
「世界は危険だから」という感覚は、どこかに加害者が存在しているという恐怖とともに、社会から向けられるまなざしによって傷つくことへの疲弊と不安も内包されているように想像しました。
「元の生活に戻りたい」と願うことはもっともで、あなたがこの先少しでも安心や安全を取り戻していけることを、静かに願うような気持ちでいます。
またよかったら、お話を聞かせて下さい。あらためて、投稿ありがとうございました。