経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
あと約一月後に30歳になります。
でも23歳の時にうつ病になって、全く社会経験がありません。
約7年無職で、何もしてない、ただ息をしてるだけの毎日です。
こんな人物、誰も雇ってくれない、うつも治るかわからない
同級生は夢に向かってみんなステップアップしていってるのに自分だけ取り残されてる
将来について不安で仕方ありません。
希望が全くなくて辛いです。
また、家族にもどう思われているのかわからなくて不安です。
父は「しんどい」と伝えても「大丈夫大丈夫」しか言ってくれず、あまりうつ病について理解がないみたいだし、兄は私が姿見せるだけで舌打ちします。
家にいるときは元気な姿しか見せてないので、仮病だと思われているかもしれません。
恵まれている方だとわかっているけど、どうしても辛くなってしまいます。
もう死んでしまいたいです。
感想2
年齢も毎年毎年1つあがっていて30になるからといって何ら変わらないはずなのに、10の位が変わるタイミングで、社会のそれぞれの年代にあるべき姿のようなものに向き合わされる感覚が私にはあります。私としては、なんとなく見て見ぬ振りをしていたものがいきなり押し寄せてくる感覚なので、「やめてくれ~」という感覚なのですが。なんでこんな気持ちにさせられているのか…。
ですが、色々節目について調べていると、節目で、社会で既に成し遂げられているべきと思わされていることと自身の状況を比べて、落ち込んでしまう方も多いみたいでした。私が思うに、今はなおさらSNSも発達し、それもキラキラした部分しか発信がされないので益々「この年齢でこうあるべき」みたいなとんでもなく高いハードルの理想像が押し付けられやすい時代のように思えます。だからこそ、今回、あなたも「自分だけが取り残されている」そんな感覚が一層強まった可能性もあるのかなと思いました。
ただ、それ以前にあなたの中で7年間もの間、うつ病で悩まされてきて、心身の不調に振り回され、したかったことも出来なかったからこそ、一層、他者を見て「本当は私もこうなるはずだったのに」、「私もこうなりたかった」と歯がゆく感じたり、悔しく感じたりすることもあるのではないかと私は感じました。加えて、今は家族により衣食住は保障されていたとしても、ありのままの自分の在り方や気持ちを否定されることもあるからこそ、ここにいてもいいのか、このままでいいのかという息苦しさはあるのかもしれないと思いました。
だから、そういったことを踏まえて、今までの経験から、今も、そして今後に対する不安があるのではないでしょうか。いきなり、大きなことはできないかもしれませんが、立ち止まったり、後ろに下がってみたりしながら、私もユラユラさまよっていきたいなと思います。
改めて経験談への投稿いただき、ありがとうございました。
感想1
7年間うつ病ということで、ままならない心や身体との付き合いの中で、様々な葛藤や苦しさがあったんだろうなと想像しながら読みました。また、一番身近な家族の中でも固着した関係性があることも、自分をどこか押し戻してしまうようなところがあるのではないかと思いました。形状記憶の枕のように、元の状態に戻ってしまうような力が「関係性」には宿ってしまうように思います。
そうした状態の中で、社会や将来を見つめると、自分がとても無力に思えたり、周りからはちょっとした一歩に思えることも、自分としては大きな壁となって現れてきたりするのではないでしょうか。
7年というのはなかなか長い時間だし、長い間かけてできた大きな壁を、自分の力だけで乗り越えるのは誰にもできないことのように思います。ただ、壁に見えていることも、角度が変われば意味が変わるみたいなことはあるかもしれないとは想像しました。乗り越えなければならないものではなく、それをきっかけに何か見つかるようなそんなイメージも湧きました。「恵まれていると分かっている」とか「こんな人物誰もやとってくれない」などの言葉から、あなたはどこかで自分の力で自分を成長させなければならないというプレッシャーを感じていて「壁は乗り越えなければならない」と思いながら眺めているようにも感じたからかもしれません(違うかもしれませんが)。何か固着した考えがあなたに張り付いているようなイメージを持ちました。状況や環境を変えることも自分自身を変えることもなかなか簡単ではないですし、ほかの人たちはうまくいっているように見えるかもしれませんが、それぞれにきっと同じような課題を人間は抱えていて、あなたもまた同じようにそれに取り組んでいるのだと思いました。苦しい社会ですが、ともに何か見つけていきましょう。