経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

状況が悪いのか私が悪いのか

今年6月に前職を解雇となった。
精神状態が悪く勤務ができないとの理由ではあるが、そもそも会社や上司もなかなか状態ややってきたことが良くないと思っている。
遡ること1月の末。ほぼ同期の同僚と持っていた案件でトラブルが発生したが、その原因がその時点で一切わからないにも関わらず同僚が怒鳴るように問い詰めてきた。更に次の日には同僚が同僚自身の失敗で案件の締切が間に合わなくなり、30-45分程喚き叫んでいた。おそらく同僚は仕事などに耐えられず精神状態が崩壊していたのだろう。
上司に対して医療に何とか繋げないか、産業医も繋げないかと何度も言ったが即却下。部署の異動もできないと聞く前に言う始末だった。
結局そんな同僚とは私がまともに仕事ができずに3月半ばに休職に至るが、上司は「会社理由で休職」が気に入らず診断書の書き換えを指示してきた。
診断書書き換えについては医師に1度聞いた上で違法であり出来ることではないと伝えた。
4月半ば、診断書の件で休まることもなく復職。部署自体が異動となり上司も変わった事でようやく1月の末の案件トラブルの原因がメールサーバー超過によるメール不着とわかったが、私と少しズレて休職したまま仕事を辞めた同僚からも、上司でなくなった担当営業からも謝罪も何も無い。
相変わらず仕事を覚えようとすらしてくれない人のカバーをしながら私にしかできない専門の仕事を時短の中でしていたら、更に病状が悪化し数日休むことになった。
職場に戻るのだと思って規定通り診断書を持って朝会社に行って渡されたのが解雇予告通知書だった。
私は話しても無駄と判断してその足でハローワークと労基署に行って相談をした。
その後1ヶ月程経っても離職票を発行しなかったりトラブルがある中、パートではあるが何とか8月に入ってから仕事を見つけられた。
しかし休職や時短勤務、解雇があって経済状態が厳しくなってしまった。
本来フルで働いていても貯金が出来る状態ではなかったので、借金をしていたが遂に1ヶ所からしか借りてはいないが、上限額に達する見込みとなり、必要額が工面できる額を超えてしまった。
再雇用手当が入れば当面は何とか繋げられるが、再雇用手当が入るまでに経済状態はショートする見込み。
現在就職できたパート以外にスポットでのバイトも探しているが、これで繋げられるかすらわからないし、スポットのバイトが受かるかすらわからない。
いらない服を売ったりしてお金は工面しようとしているが、まだまだ足りないしいらないものがそんなにある訳じゃない。

経済状態がショートする計算になり、覆すのが厳しくなった時点で目に見えて鬱が悪化した。
ひたすら涙が止まらず死にたいと思うようになった。

私が悪いのか、元いた会社が悪いのか。
元いた会社が悪いなら何故私が苦しまねばならないのか。
元いた会社が悪いのならば死にたくなるべきは、元いた会社の人間じゃないのか。
死にたいと死んでしまえをただ行ったり来たりしている。

感想1

経験談への投稿、ありがとうございます。
解雇の理由にまず驚き、また、過酷な環境の中で勤務されていたんだなと感じました。
同僚の大事の際も、投稿者さんは精神的に不安定な同僚の心配をされていたんだと読み取りましたが、その同僚からの怒号のような問い詰め等から、少なからず投稿者さんも心に負荷を抱えてしまっていたのではないかと感じました。
同僚との案件のトラブルは想定していないものだったのだと思います。お互いに原因に心当たりがなく不明である以上その時点でどちらかが悪いということはないと思いますし、だけど、不安と焦りを抑えられなくなる気持ちもわかるなぁ、と思い、なんだかうまくまとめられない気持ちです。原因はメール不着だったと後で分かったということで、後になってみればメールの行方を今一度確認する等未然に防ぐ手段が頭に浮かびますが、そもそもサーバー過負荷が想定できない問題であるということもあって、どうしようもない部分が大きいようにも感じました。
診断書書き換えを迫られたことにも驚きました。会社にとっての一番の財産は社員であってほしいと思っている私ですが、だからこそ社員の状態をそっちのけで会社の損得を真っ先に考えられていた事実に驚きと憤りを感じずにはいられませんでした。また、医療・部署異動に関しても同様で、社員の健康があってこそ業績があがるのでないかと思う部分があるからこそ、まず先に社員のメンタルケア等配慮があったらいいのにと、私なら感じてしまいます。
突然の解雇予告通知に納得のいかないまま手続きを進めることも、内にもやもやとした何かを抱えたまま、どこか煮え切らない気持ちだったのだろうと思います。辞職してからも続くわだかまりに、心の休まる暇もないようにも感じます。そういった心のゆとりの無い中で次の勤め先を探すことも簡単ではなかっただろう、さぞ精神的負荷が大きかっただろうと思い、同時に見つけられたことに心から安堵した私がいました。
勤め先が決まっても金銭面での不安が消えないこと、私も経験した事ということもあって、当時の精神的なつらさは理解しているつもりです。状況は違いますが、近い将来に安心が得られないことは本当につらいことだと思います。せめて手当の支給までなんとかできる見立てができたらいいなと感じました。
投稿者さんが過酷な環境で勤務されていたことをこの投稿を通して知ることができ、その過酷さが人間関係に通ずるように感じたので、一概に誰が悪い、というのは無いような気がしています。ただ、仮にどちらが悪かったとしても、必ず誰かが苦しまなければならない状況というのは無いに越したことはないなと思うところもあります。だからこそ投稿者さんがつらい思いをされている現状が少しでも楽になることを切に願っています。
投稿ありがとうございました。

感想2

最後の「死にたいと死んでしまえをただ行ったり来たり」という表現に今のあなたの状況が凝縮しているように思いました。そして、その行ったり来たりのループから逃れるためにはどうしたらいいのだろうと考える私がいます。誰が悪いのかという問題はとても難しいことだろうと思います。物事も人間の見方もいずれも多面的であるため、見方によって、見る人によって何が悪いか、誰が悪いかというのは無数にあるように思えるからです。ただ、あなたが綴った文章を読み、あなたなりに必死に真摯に取り組んできた様子を見ると、少なくとも「あなたは悪くない」と私は感じています。そして、前の会社という特定の会社という意味ではなく、今の日本の労働現場にはかなり深刻な課題があることを感じています。多くの職種で人手不足が広がっているようですし、人手が不足すると企業全体の余裕がなくなり、特定の人たちに負担がかかるようなこともとても多くなると思います。もちろん、ブラック企業と呼ばれるように特に悪質な労働環境の会社もあるでしょうし、とても横暴な経営者や責任者もいるだろうと思いますが、働く場が全体的にじわじわと追い詰められているように感じていて、あなたの経験もまたそうした大きな課題の波の中で起こったことだと思いました。
あなたが解雇されたことはとても理不尽だと思いますが、解雇であってもその職場から離れられたことには少しほっとする気持ちでした。ハローワークや労基署にも相談に行ったとのことなので、必要な対応については教えてもらったとは思いますが、あなたが奪われた権利の保障が受けられるのなら可能な限り受けてもらいたいと思ますし、活用できる支援策は遠慮なく使ってほしいと思います。なぜなら、今のあなたの心の健康と経済状況についてとても気がかりだったからです。職場で受けたダメージは大きく、実は今も働くことが大変な状況なのではないかと思うところがありました。精神的に追い詰められた状況で働き続けること、日々の生活のやりくりをしていくことは容易ではないと思います。そのような状況で生活費がショートしそうとなると、「ひたすら涙が止まらず死にたいと思う」という状態は無理もないと思います。シンプルに私はあなたにとって今必要なのは心身を休める時間であり、お金の心配を当面しなくてもいい状況になることだろうと思います。何かしらのサポートを一時的にでも利用して、少しゆっくりできることを願っています。
この経験談を書いて送ってくれたことは、あなたが自分からのSOSを受け取り、発信する行動だと私は感じました。私の知り合いで借金問題に長く取り組む人がいるのですが、「お金の問題は必ず解決できるから相談して」と強く話していることが印象に残っています。それまで、借金の問題やお金のことはけっこう解決が難しいのではと思っていたのですが、お金という物理的な問題は困ったときに救済する方法が実はいろいろとあって、知られていなかったり、誤解されていることもあります。心の問題や労働の問題など、他の問題よりもかなり解決策が明確なところがあります。法テラスや無料の何でも相談、それから地元の自治体にある生活困窮者自立支援窓口など、活用できそうなところはあります。追い詰められている状況で相談をするのはエネルギーがいることだろうと思います。でも、こうして書いて届けてくれたあなたの力を私は確かに感じました。
死にトリが何かしら役に立ちそうなら、またいつでも訪れてください。

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