経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

仕事とプライベートの両立ができない

私は元々フリーターだったが、最近になってやっと就職先が決まった。
7月いっぱいはアルバイト先と就職先の研修を掛け持ちしていて、1日9〜10時間は働いていたと思う。
そんな日々の間でも、友達との時間を過ごすことで楽しめていた。
しかし、ここ数日、夏祭りのバイトと他のバイトが連続であって疲れてしまったため、友達への返信が2日間できなくなってしまった。
そして今日、友達を1人失ってしまった。
私は今日になって連絡できなかった理由と申し訳ない気持ちをその友達へ連絡したのだが、遅かったみたい。
友達からは言い訳ばっかりしないでと怒られてブロックされてしまった。
私には他にも友達はいるし、ほかの友達は忙しいのを理解してくれ寛容的な対応をしてくれた。
でも、私にとっては、今日失ってしまった1人の友達のことで頭がいっぱいになってしまって心が真っ暗闇に置き去りにされているような気分だ。
もちろん、私が連絡できなくて友達を不安な気持ちにさせてしまったのが悪いことはわかっている。
それなのに、自分が犯したことなのに自分も被害者かのように悲しんでしまう。
私はきっと2つのことを両立が出来ないタイプなのだと思う。
だから、今回は仕事に夢中になってすぐ寝る日々を過ごしている間に友達との会話を疎かにしたのだと思う。
しかし、これからもずっとこうするわけにはいかない。どうにかしたいんだけど、体力とこころが追いつかない。
でも、今の自分を変えないとまた誰か離れていってしまう。
自分勝手だが、これ以上誰かが離れていくのは嫌だ。かといって仕事も集中したい。
もう余裕がなくって、何もかも失うくらいなら、命ごと失う方が楽かな。
生まれる前に亡くなってしまったおじいちゃんに会いに行きたい。ゆっくり誰かと話して休みたい。

感想1

投稿ありがとうございます。
私はLINEの返信が苦手で、かつ友達とたわいもない話をし続けることにプレッシャーを感じるタイプなので、2日間やりとりできないことで友人関係(連絡手段)が変化してしまうことに衝撃を受けながら感想を書いています(ブロックまで至るのも驚きでした)。
人間関係におけるLINEの重要度は人によってかなり違うと思うので「正解」はないはずですが、人によるタイプや感覚の違いを知り合う機会は意外と少なかったり、連絡が取れないときにどう思うかはコントロールできないので、そのぶん何が「(言い訳ではない)正当な理由」として相手に受け取られるのかはおよそ推測しきれないな、と感じました。

一日の中で自分に余力がある・かつ誰かに返信をして迷惑じゃなさそうな時間帯などとあれこれ考え始めると、プライベートで誰かに連絡をできるタイミングは結構限られている気がします。仕事の内容的に、休憩時間以外は基本誰かと接している・スマホをいじれないような職種も多いでしょうし、そうなると尚更という感じがあります。
何が言いたいかというと、「仕事とプライベートの両立」ってどういう状態を指すんだろう?と私は考えてしまいました。自分のキャパは限られていて、仕事に集中する・そのためにしっかり休養することは大切で、でもそうしたことで今回は友人が怒ってしまったのですよね。そう考えてみると、「両立」とは、仕事でもプライベートでも他者や社会から望まれるパフォーマンスを発揮し続けることを言うのでしょうか、それとも、自分的に満足いく形を保ち続けることなのでしょうか。私的にはですが、いずれにせよ「両立」は一人でできるものではなく、仕事やプライベートを協働する相手とのバランスで成り立っていくものなのかな?と感じました。
私自身、相手との関係や反応を「自分がこうだったからだ…」とすごく考え込んで落ち込んで「自分が変わらなくては」という思考に至りやすいので、投稿者さんと少し重なるところがあるだろうか、と想像していました。今は「友達を失った」という悲しみが強いかもしれませんが、投稿者さんにとって心地の良い関係性はどんなものか、よければまた気持ちを届けてほしいです。

感想2

まず、あなたがとても多忙な日々を送っていたことが伝わってきました。就職先が決まったようで、もしかすると多忙な日々は今も続いているのでしょうか。何にせよ、あなたがリラックスできる時間、一息つける時間が取れているといいなと、率直に思いました。

そんな忙しい日々の中でもご友人と密にやりとりをして、共に時間を過ごすことも多かったように私には見えました。あなたにとって友人関係がいかに大事なものなのか、支えになっているのかが伝わってくるようです。その分、ご友人の1人に怒られて一方的にブロックされてしまうのは、相当ショッキングな出来事だったのではないかと想像します。しかもそこに、労働による心身の疲労も上乗せされるのかと思うと、たとえ寛容な対応をしてくれたご友人が他にいるとしても、1人の怒った友人のことで頭がいっぱいになるというのは大いにうなずけることだと思います。

ただ、怒ったご友人の対応については、正直私は納得できずにいます。アルバイトの連続で忙しく返信ができなかったというあなたの理由説明を、ご友人は「言い訳」と捉えたようですが、その捉え方ってなんだか対等でないなぁと私は思ったのです。
私からするとあなたは、返信ができなかったことへ誠実に向き合い、十分な説明と謝罪をされたように感じます(私はそういったことをなあなあで終わらせてしまうことが多いので、しっかりと説明されているのが印象的でした)。
もちろんその怒ったご友人にも、そこまで怒るような事情・背景があるのかもしれません。あなたも書かれているとおり、返信が来ない不安があって、それが怒りにつながってしまったのかなと想像しています。それでも、あなたの労働や、それに伴う心身の疲労などを軽く扱われたり、放置されてしまうのは違うような気がしてなりません。

今回あなたは、友人を怒らせてしまった加害者と思える自分と、事情や気持ちを受け止めてもらえなかった被害者と思える自分との間で揺らいでいるように感じます。この揺らぎは今後の友人関係や仕事の中でも生じるかもしれませんが、これからはその揺らぎについて話せる場があるということを、頭のどこかに置いておいてもらえたらいいなと勝手ながら思いました。それでは、投稿ありがとうございました。

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