私は高校卒業後、看護専門学校に進学しました。しかし毎日毎日勉強もせずに、バイトと遊びに夢中になり何度再試を受けたことでしょうか。その再試にも落ち、最後のチャンスと頂いた再再試日が友人との旅行と被ったため、両親に噓をついてまで私は旅行に行きました。もちろん私は留年しました。留年しても反省なく授業をサボり、ついに退学しました。どれほどの学費をドブに捨てたか、当時の私には分かりませんでした。その後1年は会社員をしましたが、看護師の夢が捨て切れず、両親に頭を下げ最後のチャンスを頂きました。1年予備校に通わせてもらい、晴れて看護専門学校へ入学出来ました。留年することなく3年で卒業し、学校系列の病院へ就職しました。しかし、先輩や医師からのパワハラ・モラハラの毎日で、私の精神状態はおかしくなり、2年で退職。その時交際していた彼からプロポーズされるも、まだ遊びたいし色んな経験を積みたい!と思い断り別れました。その後の私は、目標もなく転職を繰り返し続けました。そして気付けば40歳の独身。なんのキャリアもないただの40歳です。30代になったころ、周りが婚活に勤しんでいる時、「私はバリバリ働いてるんだから!」と上から目線でいました。自分は婚活しなくてもいつか結婚できる気でいました。浅はかでした。
関東で契約職員をして働き終え、実家に戻った無職の今の私の手にはなにもありません。周りを見れば昔の友人には小学生~高校生の子供がいます。今になって後悔してもしてもし切れません。結婚して子供を産み育てたかった。両親を祖父母にしてあげたかった。いつもいつも私は計画性がなく、その場の勢いだけで人生を過ごしていました。昔に戻りたい。人生をやり直したい。こう思うと涙がとめどなく溢れて止まらないのです。一緒に暮らす年老いた両親が、私のために甲斐甲斐しく世話をしてくれようとする姿に、感謝しつつも恥ずかしくなりそっけない態度を取ってしまうのです。両親もどれだけ惨めな思いをしたでしょうか。周りは孫に囲まれている中、無職の40歳娘が自宅にいるのですから。もう消えたい、死にたい。そんな思いがずっと頭に回り続け、正常でいられません。
そんな中、母に健診で異常が見つかり、もしかしたら癌の可能性もあると。母から、遺産について話されたとき、いつかいなくなる両親を思うとまた、涙が止まらないのです。私が死んだら、両親に迷惑がかかるだけです。だから両親を看取るまでは死ねません。でも死にたい気持ちが消えないのです。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
消えたい、死にたい。人生に後悔しかない。
感想2
もはややり直すことができないとわかっていても過去の自分の判断や選択を深く後悔する気持ちが痛いほど伝わってきました。ただ、私には過去のその時点においてはあなたは自由に自分の選択をしてるように見えました。私は比較的、常識にとらわれずに自由に生きたいタイプなので、最初の看護学校時代の再々試験に友人と旅行に出かけて留年したエピソードを読んで、その潔さを心強く感じたのですが、そうした若い頃の自由な自分のエピソードは今のあなたにとって、戻ってやり直したいぐらい後悔する過去なのでしょう。看護学校をやり直したことも、厳しい職場を退職したことも、結婚を断ったことも、人道を外れるような突拍子もない選択ではないと思いますし、それほど無計画にも私には思えませんでした。あなたにとっては悔やむ過去も第三者目線としてはそう感じてます。とはいえ、あなたは今とても苦しい気持ちでいるのは事実です。それだけ、自分らしく生きるのは難しく、苦しいことなのかもしれません。
実際に過去には戻れませんが、見方を変えると、あなたは過去の自分を振り返り、意識の上では過去に戻り、今の自分の中にいろいろな気持ちや思い、そして学びをしているように私は思います。もしも、あなたがやり直したいと思う過去に計画的に行動したとしても、その結果どうなったかわからないと私は思いました。あなたらしく突っ走ってきたからこそ今があり、そして自分の足元を見ようとしてる姿があるように思えます。
無職40代独身という属性は今の社会の一般評価では、いわゆる人生の失敗例として理解されるのかもしれませんが、私はそうは思いません。実際に同じような属性で自分らしく生きている人もいます。属性で人生の価値は決まらないし、少なくとも私はあなたの生き方は存在感があり、自由を感じましたし、これからがさらに本領を発揮するところだとも思いました。何だか安っぽい慰めに聞こえてしまうかもしれませんが、慰める気持ちはなく、あなたの人生に少し触れたことで私が感じたままを書きました。
感想1
あなたの今の後悔や反省をあえて少しだけ横に置いておいて感想を書き始めたいと思います。なぜならあなたが若い頃にしてきた行動や両親との今の関係は、どことなく私もわかるな…って思うからです。若い頃は多くの人が浅はかだったり、優先順位を間違えたり、欲に負けたり、自由を優先したり…後から考えれば…ってというのは自然なことです。10代後半~20代前半は高校を卒業して社会に出ると自分がコントロールできない時期でもあります。それだけ楽しい刺激や同調圧力もありますし。
あなたがその後、思い直して再起したことに私は注目しました。しかし看護師さんになった後、2年で退職せざるを得なかった時はどんな気持ちだっただろうと思います。あなたの意思や責任とは別なところに原因があるのではないかと私は思いました。実際の職場であったパワハラやモラハラのことです。看護師として希望をもっていたあなたをどれだけ削ったことでしょう。そしてその後のあなたのキャリアにも影響を与えたことでしょう。
その後は「その場の勢いだけで」と書いてありましたが、これもその時その時あなたなりに考え「何とかなるわ!」って力を振り絞って選択した連続だったのではないでしょうか。そういったことを受け止めている両親のことを思うと様々な感情が湧くんですね。あなたを世話しようとする両親に対してそっけなくなるのは、私も少しわかります。私もなぜか親には常にそっけなくしてしまいます。(私の場合は恥ずかしいというよりも嫌悪感に似ていますが)自分でも何なのかな?と整理のつかない気持ちを持っています。
最後に少し横に置いておいた後悔や反省を真ん中に置いて感想を書かせてください。あなたは自分の人生に後悔はあると思いますが、さらにあなたの両親が望んでいることに思いを寄せたり、周囲と比較することでその後悔の念はさらに強まり、死にたい、消えたい気持ちが続いているのかもしれません。だからこそあなたはここに投稿することで今の気持ちに折り合いをつけようとしているのかも…そんな風に私は感じました。私にとってあなたの生き方はある意味とても人間らしくもあり、共感する部分が多かったです。様々な思いを抱えながらもあなたがあなたらしい日々を生きていくことを想像しながら感想を書き終えます。
投稿ありがとうございました。