経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

どうすればいいか

私は30代の男性です。

新卒で地元の会社に就職し気づくと10年ほど勤めていました。

つい最近結婚もしましたし昇進して役職もつきました。

その時勤めていた総務部署はまったりしていて仕事の負荷も無く良い環境だったのですが将来性があまり無く、近いうちに閉鎖される予感がしていたので、他の部署、元々希望していた別の総務系の管理部署への異動を希望していました。

ある日突然辞令を言い渡され、遠くの事業所の営業部門へ転勤となりました。

結婚したばかりの妻と離れるのも選択できなかったのと、何とか通える範囲内という事もあり、非常に長い通勤となりますが通ってみる事にしました。

新しい職場は会社でも指折りの人員不足の部署で一人で膨大な量や範囲の仕事を見なければなりません。

昔営業で昔多くの業務をしていたので会社からは大丈夫と思われていたのでしょう。
しかし久々に携わる営業の仕事は、自分が思っていたより大変で、中々昔の仕事内容を思い出せず、ついていけるかどうか不安になってしまいました。

長い通勤時間、多忙で大量、思い出せない業務。

何故か頭が真っ白になってしまいました。

でも最近結婚したばかりだし、ここで自分が折れたら今後の人生や二人の暮らしはどうなる?

世の中にはこんな境遇の人間いくらでもいるのに何故自分は頑張れない?

昔似たような状態の職場で仕事していて色々やれてたんだよね?

役職者なのにそんな仕事ぶりでどうするの?
新入社員じゃないんでしょ?

まだ着任して数日でしょ?

あれ?自分はどうすれば良いんだっけ?

色々な事がもうよく分からなくなってしまいました。
妻に迷惑だけはかけたくないから仕事だけはしなくてはならない
転職も考え始めたが中々上手く進まない

通勤時間の関係で朝早く家を出て帰りは遅く
妻との会話も無くなりました。

生きる事そのものにも疲れてきました
とても不謹慎ですが、体に障害が出たり
病気になったりしないかな

ある日突然死んでしまえたらどれだけ救われるか。

感想1

投稿ありがとうございます。
今も「どうすればいいか」の渦中にいて、かなり追いつめられているのではないかな…と想像しながら感想を書いています。

私は変化を望むタイプの人間なので、私もあなたと同じような環境にいたら「異動」などの「希望」を出していたかもしれないなと感じています。その意味では(あくまで)私としてはあなたの選択を支持したいと感じましたが、「異動」先があなたにとって絶妙に苦しい配置となってしまっているように思われ、どうしたものか…と頭を悩ませました。
「会社」側はあなたの「異動希望」を文字通りの「異動希望」としか受け取らず、あなたになんの相談もなく配置を決めたのかなと想像します。本当は「希望」の中身や、あなたの気持ちを聞かれた上で(「異動」に限らず)仕事は進められるべきものだと私は思うので、そのことに歯がゆい気持ちになりました。そういった視点で見ると、あなたの能力の問題で今の困難があるわけではないと感じるのと同時に、様々な困難はどれも(「人員不足」も相まって)あなたのしんどさや気持ちを誰にも共有できなくて八方ふさがりになってしまっているゆえのものとも言えるのかな…と感じました。その意味では環境調整が必要なように感じます。
(これは素人考えで恐縮なのですが…)「営業」とのことですが、もしリモートワークでできる部分があればリモートワークを導入してもらうようにしたり、人の応援や増員を人事などにお願いしたり、新しい部署の人たちと一緒に研修や学びの機会を設けて、仕事内容を思い出しつつ一緒に仕事をする体制をつくったりなど、そうした環境調整が少しでもできないものですかね…。それによって、あなたがひとりで「どうすれば良いんだっけ?」と追い詰められない道が見つかるといいなと感じました。そして、忙しいがために躊躇する気持ちもあるかもしれませんが、少し休みをもらって、あなた自身がリフレッシュする時間と、妻さんと一緒に「どうすればいいか」と「今後の人生」について話し合う機会を取れたらいいな…とも個人的には感じたところです。
最後に、「何故自分は頑張れない?」という問いをあなたは自身に向けていますが、あなたは頑張りすぎているくらいのように私には感じたのと、もし問いを向けるとしたら「何故自分(あなた)はそこまで頑張っているのか」と変換してもいいのかな?という気が私はしました。そして、私は変化を望むタイプと書きましたが、「あなたは何を望むタイプか」「どう在りたいと思っている(た)人か」を尋ねてみたい気持ちになったとお伝えして、感想としたいと思います。

感想2

投稿ありがとうございました。
「自分はどうしたらいいのか」という漠然とした問いの前で立ち尽くしている投稿者さんの姿が思い浮かびました。仕事として「何をすべきか(何を求められているか)」は明確だとしても、その業務範囲や多忙さに心身がついていかないことで、「自分」と「仕事」をつなぐ足がかりを見失ってしまったような揺らぎの感覚があるのかなと想像しました。焦りや不安、疲労など、いろんな要素が積み重なっているのかなと思うと、その状態で仕事に向かい続けるのはとてもきついことだと感じました。

経験談の内容から推測する限りにはなりますが、投稿者さんは現実的かつ客観的に「社会人としての自分」を捉えていらっしゃるのかなと思いました。会社の将来性を鑑みて具体的な希望は出しつつ、着実に日々の仕事と人生の選択(と一般に呼ばれるもの)を積み重ねていくようなイメージです。一方で、投稿者さんはどんな人なのだろう?というのが私は気になりました。というのも、後半に書かれていた「自分に対する声掛け」は、自分目線のようで第三者目線なのかなと感じたからです。投稿者さんの経験談には、妻さんの存在や生活のことなどといった「頑張らないといけない理由」以上に、以前自分ができていたことや社会人としての自分の能力が軸となった「頑張れないといけない理由」がたくさん書かれているように思いました。2つは似て非なるものだと個人的には思っていて、後者が強いとその分、自分を責める自分が増え、周りの目が気になって、「〜べき」という縛りが強くなっていくような印象があります。

文中に書いてくださっていた「なぜがんばれないのか」にあえて答えてみるなら、「今がんばれる状態じゃないから」というふうに考えるのも1つなのかなと私は感じました(人間はそんなに頑丈じゃないと思っているので…)。これまで積み重ねてきたものが多方面にあるのだと思うので、すぐに現状を変えるのは難しいとしても、「本当はこうしたいんだけど…」が少しずつでも言葉になっていくといいのかなと思いました。
よければまた、書きに来てもらえたらと思います。

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