経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

頑張りたくても頑張れない

PMDDらしき症状に悩んでいます。私は大学院生(修士1年)で研究者を目指しています。ですが、上述通りPMDDらしき生理周期に関連した精神症状があり、頑張れない自分にがっかりしています。具体的には、朝起きれなくなったり、起きたとしても行きたくないと言う気持ちが制御できないほどでズル休みしてしまったり、頭がぼーっとして何も考えられなかったり、研究自体に魅力を感じなくなったり、やる気が一切なくなったり、研究者なんて向いていないと思い悩んだりです。幸い、誰かに攻撃的になったりはありませんが、本当に無気力で、虚無感があり、何も考えられなくなります。ズル休みして家で、行けたとしても研究室のトイレなどでYouTubeを見続けて、ぼーっと時間を過ごす自分が大嫌いです。頑張りたいのに、頑張れない自分が許せません。PMDDで毎月、やる気も進捗もストップしてしまいますし、研究室のメンバーに体調不良と嘘をついてしまうので、だんだん研究に身が入らなくなります。研究者を目指すために誰よりも頑張りたいのに、虚しいです。PMDDっぽくない日もありますが、PMDDだからとなんとなく言い訳し、自分で打破できるはずの怠慢も、そのままにしてしまいます。言い訳だらけの自分も嫌いです。
頑張りたいのに、頑張りたくても、ずっと頑張れない自分を変えたいです。

感想1

経験談への投稿ありがとうございます。
月経前後のしんどさ・・人によってあらわれる症状は様々で、ホルモンのバランスだけで人はこうも変わるのかと驚きながら、あなたと全く同じということではないにしても、自分でコントロールの効かない扱いづらさに勝手ながら共感を寄せつつ読ませていただきました。また、文章を読んで、気分が落ち込んでいるときのご自身をとても責めているように感じました。「調子が悪いから休む」ということに、あなたとしては抵抗感があるのでしょうか。そんなに無理しなくても・・という声がどこかから聞こえてきそうですが、もしそう言われたとして、あなたはどんな風に受け取るのかなと聞いてみたい気持ちになりました。
また、頑張れない自分が許せないという思いの後ろには、ひとたび足を止めた瞬間から、周囲に取り残されてしまうような不安や焦りもあるのかなと想像したりしました。正直なところを言えば休息も必要ではないかと伝えたくなっていますが、なんとか頑張りたいと思っている気持ちも伝わってきて、もどかしい思いでいます。折り合いがつきそうなところはどこなのか、一緒に考えてみたいと感じました。またよかったらお話を聞かせて下さい。

感想2

休むということについて考えさせられる投稿文でした。
身体が感じる様々な不調の原因についてあなたは頭で分かっていながらも、頑張れない自分を責めている感じが伝わってきました。読み進めながら、ズル休み、怠慢、自分が許せない…これらの言葉に目が止まりました。あなたの身体はPMDDらしい症状で「体がうまく働かないから休んで~」とSOSを出して訴えているようです。一方であなたは研究者を目指して何とか頑張りたい強い気持に加えて、「本当に頑張りたいなら頑張れるはず」「休むことは怠けている、甘えている」という知らない内に刷り込まれ社会的な規範意識を内在化していたりしないでしょうか。(実は私も含めて誰もが何かしらの規範意識が自分を縛っています)それらの感覚によって休むことを否定して本当の意味で休めていないのでは…と私は感じました。(私の想像なので違ったらすみません)
研究の世界には評価や周囲との競争などもあるのかもしれません。他の院生の進捗などに触れると焦りも強くなるのでしょうか…。きっと毎月訪れる不調によって繰り返し、繰り返し「頑張りたいのに」という葛藤や自責感に駆られているのかなと想像すると、あなたにしかわからないしんどさがあるのだと想像します。身体の症状は自分ではどうすることもできないことなので、余計に「なんで!」ってなるかなと思います。
すでに医療相談もしているのかもしれませんが、あなたの中で休むことや症状へ気持ちの折り合いをつけつつ、遠回りのようで実は近道かもしれない本当の意味の“こころの休養”が少しでも取れることを願っています。そのためにもこうやって気持ちを言葉にすることは自分を助けることにつながるかもしれませんので、よかったらまた死にトリを利用してくださいね。投稿ありがとうございました。

お返事1

経験談はうつ症状が最も酷かった時期にお送りしたものなので、赤裸々な文章がすこし恥ずかしく感じますが、やさしくあたたかく寄り添ってご感想をいただき心救われる思いでした。あまり人に言えるような話でもなかったので、読んでいて涙がでました。そして色々と自分自身を鑑みる機会にもなりました。改めて、ありがとうございました。

まさしく私を苦しめているのは自責、葛藤、不安、焦りなのだと思います。休んだ方がいいことも、無理しなくても良いと思う気持ちも、頭では分かっています。きっと友人が私と同じような状況だったら、お二人と同じように休んだ方が良いよ、無理はしなくても良いよと優しい言葉をかけるでしょう。しかし、私自身にだけその言葉をかけられないのです。自分だけが自分を許していないのだと思います。「本当に頑張りたいなら頑張れるはず」「休むことは怠けている、甘えている」という社会規範も全員に当てはまるとは決して思いませんし、自分以外の他者に対してそのような規範に当てはめて考えることはよろしくないことだとも頭では分かっています。ですが、私にだけは、そうしなければ秀でられない、やらなければならないという圧をかけてしまうのだと思います。秀でなくてもいいし、やらなくてもいいし、べき思考は自分を苦しめると分かっていても、自分には何故かしてしまい、苦しい日々が続いてしまいます。

自分が自分のいちばんの味方でいられるように、自分自身を鑑み続けたいと思いました。またそろそろうつっぽい時期がやってきます。いただいたやさしいお言葉をお守りに、休みながらも頑張っていけるように努めたいと改めて感じました。この度は本当にありがとうございました。

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