ねむい 眠りたくない 起きていたい 夜の闇と静寂の中で浅く息をしていたい 溶けて 透明になって 消えてしまいたい そのまま眠ってしまいたい 誰にも見つからなくなって ひとり静かに 穏やかに眠る 夢は見ない どうせ現実にはならないから 深い眠りについたまま いつか起きても 涙の跡はいらない そっとほほえんで 夜の光に挨拶をする それでもやっぱり 朝は来ない 白昼夢 2024.03.22 ペンネーム : あめ 詩・文