わちゃわちゃ絡まった脳内回路 広げっぱなしの毛糸のよう
喜怒哀楽を丸めたとて 感情の収まりはつかないや
散らかったままのこの心は 日々何かを飲み込んでゆく
ああ「毛糸」か
一本に編んでほどくがうまく戻らない 絹糸のようにはいかないお前
玉のように丸まっても どうしようもないまま子猫に弄ばれるお前
ああどうやら俺も同じだ 程よく真面目に生きてはいるが 純粋な頃には戻れない
今のように丸まって悩んでも きっと誰かの思う壺な俺
こうなったらもうさ、「毛糸」 お前にさえ憧れるんだ
一本の毛糸だったらば 一本気でいられたならば
どんなに良かっただろうか こうはならなかったんだろうか
転がるんじゃなくて ただ前に進みたいだけなんだ