のびアート

夢は「さめる」って言うけどさ、鮮やかな夢がはたと醒めたら色のない現実がこちらを見るせいかな。

恋もさ、「さめる」って言うけど、ねえ、あの子を思った気持ちはどんなにカラフルだったろうね。

褪める

作品にまつわる質問

この作品にまつわるエピソードがあれば教えてください。

夢は「醒める」、恋は「冷める」と書きますが、色褪せる の漢字も同じく「褪める」と書いて「さめる」と読めます。
どの字だっけ、と悩んだとき もしかして同じ意味があったり…と思いつき、言葉にしてみました。

感想1

「さめる」という響きは、どことなく侘しさが漂うように感じています。エピソードを読んで、新しい発見に出会ったような心地よさを覚えながら、思わずパソコンの変換候補から探して「おお・・」と声が出てしまいました。

感想2

「○○がさめる」という文章の主語○○に入る単語によって、「さめる」という述語の漢字変換が決まってくるという言葉のおもしろさが感じられる詩でした。「さめる」の持つ何かの状態が変化する、という漠然としたイメージは同じですが、変わるのは意識なのか、温度なのか、色なのか。現実に戻れば夢も温度を失って冷める、正気に戻るなら恋から醒める。

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