のびアート

水に 触れる
風に 触れる

鳥の 鳴く声
木の葉の そよぎ

あふれる 自然の 優しさは
いつも 一方通行
耳を 傾けても
分からない言葉 持ってる

空に ひかり
朝と夜の ひかり

朝日の グラデーション
星の またたき

朝も夜も 流れるメッセージ

世界の あちこちで
たくさんの 波紋が
生まれては 消えていく

形を 持たない
メッセージの 意味は
誰も 知らない
かみさまの あいことば

心にある ことばの カケラ
何に 呼応する?
波紋が 重なりそうで 重ならない
違う 波間で 揺れてる

たくさんの メッセージたち

水が揺れる
風が過ぎる

アンビエント

感想1

読みながら、書かれた自然音たちが聴こえてくるような…そんなイメージが浮かんでいます。自然の優しさが「あふれる」という考えが、私には無かったなという気づきと発見があり、自然の「声」に耳を傾ける瞬間を作りたい衝動にかられました。”自然のもの”が私たちに送るサインやメッセージはきっと沢山あって、今も知らない間にそれは生まれては消えているんだろうなと思うと、どこか切ない気持ちにもなりますが、”確実な存在としてある”ということも、同時に強く感じたような気がしています。

感想2

日常の中には「わかる」ことが当然とされるものが溢れているので、意味が飽和して苦しくなることが私にはあります。この詩の中にある、自然からの「メッセージ」は、簡単に読み取り可能な意味に還元されきれないものなのだろうと思いました。重ならないまま、通り過ぎてゆくものたちから、なにかはわからないけれどなにかを受け取ること。それに耳を澄ますような得がたい時間を、作者さんはたくさん知っているのかなと思いました。

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