のびアート

ただ僕はあの子真似をしただけ
僕はただ憧れてしまっただけ
あの子みたいな才能が欲しくて
あの子が妬ましくて
僕には何にもなくて
生き苦しくて 
ただそれだけなのに死にたくなって
僕はあの子になりたくて
でも僕はあの子になれない
変われない できない
僕は一人じゃなんにもできない

ないものねだり

感想1

ないものねだり、なんだか分かるなぁ…って勝手に共感しながら読ませてもらった。変われない・変わりたい、その葛藤の中で常にもがいていて、理想がある分今の自分との比較も更にしてしまうのだろうか…って私は考えてる。この詩の「僕」は、「あの子」になりたい・羨ましい気持ちを持ちながらも、揺るぎないただ一人の『自分』という存在を求めているようにも私は感じたよ。

感想2

憧れから始まって、いろいろと真似をしてみたものの「なんか違う・・」と落ち込むことは、私自身も覚えがあり、共感してしまったところでした。詩を読み終えたあと、「学ぶ」の語源が「真似ぶ(まねぶ)」であったことをふと思い出しました。武道の世界には「守破離」という考え方もありますが、真似という過程は、実は必然的なことなのかもしれないと考えたりしました。

一覧へ戻る