経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私が悪いのかな…?

ごめんなさい。
私が悪いのか、親が悪いのか分からないんです。
私は成績がとても悪く、いつも父に勉強をしろ、勉強をしろ、と怒鳴られています。
私の父は家に帰ってくると開口一番にこういいます。
「勉強をしろ。パパがいなくてもしっかりと勉強してたか?」
と。
私は家ではとても我儘です。本当に。
親のちょっとした挙動にすぐに怒鳴り散らかしたり。
勉強が関係なければ私の父は優しいんです。それこそ娘を溺愛しています。
しかし勉強が関係してくるとすぐに私に怒鳴ってきたり、殴ってきます。
はじめは手で殴るだけだったのに、私があまり痛がらなくなったから(本人はこっちのほうが痛くないからと言っています)と、ハンガーで殴ってきます。プラスチックのハンガーだと、よくしなるので鞭みたいな感じで体の肉に食い込むんです。
私は父に殴られていることを友達に隠すでもなく、よく愚痴っています。すると大抵の人はこうきいてくるんです。
「お母さんは?おかあさんにかばってもらえばいいじゃん」
友達には秘密にしているのですが、私は母がいません。数年前に死別しました。
はじめにお話しましたが、あくまで私の成績が悪いからなんです。私が勉強を頑張ればいいだけなんです。でも、何回も何回も何回も何回も何回も何回も勉強勉強、毎日のように言われてやる気がなくなりました。どうせ頑張ったって成績が変わるわけがないんです。地頭が阿呆で、どうしようもない馬鹿なんですから。父がよく酔った勢いで変な歌を歌います。でっちゃん(私のあだ名?です。太っていること(デブ)に由来しています。本人は否定していますが。)は〜悪い子〜。みたいな、頭の悪い歌です。しかし親の言う通り、私は悪い子だし、親の言う通り馬鹿で阿呆です。
親によく
「なんでお前はそんなに不真面目なんだ?」
と聞かれます。答えは簡単です。諦めたんです。どうせ今勉強を頑張ったとて、大人になるまでに死ぬ予定だからなぁ、と。
この馬鹿な頭で一生懸命に考えた結果は「諦める」でした。
勉強を頑張ったとて成績は伸びないだろう。どうせ死ぬのだから。しかしそれ以外に父に怒られるのを回避する方法はない。行き詰まりです。その結果諦めることにたどり着きました。でも親が悪いのもよくわかっている筈なんです。母がいる頃は母がよくかばってくれて、今よりも殴られる回数も力も全然少なかったです。だから、突然殴られる回数が増えた=親が悪い
でも私が成績を上げれば父は怒らない。父だって怒りたいわけではないのだ。
私と父、どちらが悪いのでしょう…。あるいはどちらも悪くないのかもしれません。どちらもこうなるのは必然で、仕方のないことだと割り切るしかないのかもしれません。

死にたいです。どうしようもなくつらいです。自分が大嫌いで、父も大嫌いで。頼れる人はほとんどいなくて。
生きててごめんなさい。
長文、乱文失礼しました。

感想1

はじめに「ごめんなさい」から始まったのが印象的でしたが、最後に生きていてごめんなさいとも書かれていて、あなたが自分を責めている言葉にも見えました。私とお父さんどっちが悪いのかという言葉もありましたね。ひとつ私が言えるのは、どんな理由であっても、育てる家族がこどもに暴力をふるうことは肯定されないことです。何かを伝えるとか、教える時に暴力は必要ありません。暴力で伝えられても人は頑張ろうとか改善しようとか良い方向に考えることはできず、こころが傷つくだけです。傷ついたこころでは頑張りたくても頑張れません。あなたの投稿を読んでいてもとても頑張る気にはなれない様子が伝わってきました。そしてその気持ちに自分で何とか折り合いをつけようと一生懸命考えているように思います(とても不真面目とは私は思えませんでした)
家の中で日常のバランスを取ったり、気持ちを受け止めてくれていたお母さんの存在が今はなくて、もしかしたらあなたもお父さんも何か言葉になりにくい感情を抱えていてお互いにぶつけているところもあるのかなと勝手な想像をしました。少なくともあなたがこども時代を安心して過ごせていないことだけは確かなようです。勉強だけが全てではないと私は思います。でもきっとあなたのお父さんは「勉強をさせないとこどもが将来困るんだ!」と思っているのかもしれません。だとしてもまずはあなたの意思が最初に尊重されるべきだと私は思います。勉強にしても遊びにしても「○○したい…○○してもいいかな…○○したいかも…」ってふわっと出てくる欲求がないとやってみようって私なら思えません。強い力に押さえつけられている時はそういう欲求って自然とは出にくいものです。
色々考えた結果「諦めた」というのもあなたの意思だから本来は尊重されるべきだと思うんです。きっといまはそういうことを学校の先生とか誰にも相談できずにお父さんとの二者関係で苦しんでいるからこそ死にトリにも来てくれたのかなって想像しました。最近は家族以外に頼れる大人がいなくて、こころが休まらないから、匿名のSNS相談などで話をするこどもや若者も増えている様です。あなたもそういったところも活用しながら、こうやって色んなひととつながってみるのもいいのかなと思います。
あなたが考えていること、家の状況を色々想像して感想を書きました。あなたのこころが休まる時間や方法が見つかることを願っています。

感想2

経験談の投稿ありがとうございます。
まず、私はわりと過激に「学校の勉強なんて人生でさして大事じゃない」と思っている派なので、あなたの父親の価値観には違和感を抱きました。どんな価値観であれ、個人的にもっているのは自由だと思いますが、それを押しつけて攻撃するのはNGだと私は思っています。
怒鳴られたりハンガーで殴られたり(「罰を与える」イメージが浮かびました)、成績や体型で否定的なことを言われるのは、私がされたら心がとても痛めつけられるだろうと感じました。でもそれが続いていくと、もうどうしようもないと諦めて、自分の感情を麻痺させるようになるかもしれないとも想像しました。
ただ、あなたは「諦めた」という表現で、勉強を頑張らない選択を語ってくれましたが、私には「そんなに勉強勉強言うなんて、なんだか変だし納得できないよ」と自分の意思を表明している側面もあるように感じました。
今のあなたの感じることを「私が悪いのかな…?」というタイトルで経験談に投稿してくれたことも、自分の意思を大事にしようとする行為に私には見えます。(あなたがそう意図してなくても、あなたのもつ力が勝手に発揮されている、みたいな…。意味わからなかったらごめんなさい)

殴られることを友達にオープンに愚痴る一方、母と死別したことを秘密にするのは、私には少し不思議に感じられました(自分の感覚では死別の方がオープンにしやすいです)。だから、どういう感覚なのだろう?と考えてみたのですが、父からの暴力にはもう気持ちが麻痺している一方、母と死別した痛みはまだ受け止めきれていない・・・ということなのかもしれないという考えが浮かびました。
母はかばってくれたとのことなので、あなたにとって信頼できたり好きな大人だったのかなと思いますし、父の態度から推測するに、母と死別したショックをあなたは受け止めてもらえる機会や吐き出せる機会が少なかったように想像しています。身近な人との死別は、十分に自立した大人にとってさえ、受け止めるのが難しいことだと私は思います。たくさんの感情が出てきますし、それを言える相手がいたとしても、自分の中で消化していくまでは随分と時間がかかる気がします。
だからあなたの中には悲しみや涙がたくさん溜まったままでいるのではないか?と勝手ながら感じましたし、あなたが我儘な振る舞いをするのも、心がピンチで余裕が全くないから起こっていることかも?と思ったりしました。

何が悪いのかの絶対的な正解はないのかもしれませんが、私は少なくとも「あなたは悪くない」と言いたいです。私には父が「勝手に期待して、勝手に怒っている」ように見えますし、それは控えめにいっても、幼稚な振る舞いだと感じてしまいます。(もっと正直に表現しようとすると、父への批判がヒートアップしすぎそうなのでやめておきます)
幼稚であること=悪いとなるかもわかりませんが、大人の幼稚さで子どもに負担をかける「行為」は「悪い」と言い切りたいですし、その悪い行為が行われないようにする世の中にしたいと私は思っています。

私が悪いのかな…?ともやもやしたときは、いつでも死にトリに来てもらえたらと思いますし、あなたが少しでも生きやすくなるような答えを一緒に見つけられたらいいなと思っています。

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