経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

毒親から逃れて早く来世へ

過干渉な毒親に苦しんでます。毒親だと気づいたのは2、3年前でした。
もともと厳しい家だと思ってはいました。小中高と学校の外で友達と遊ばせてもらったこともありません。登下校も常にGPSつきケータイを持たされていました。
なにか悪いことしたり我が家の“ルール”(これまた一般家庭にはなさそうなもの)を破るとビンタや長時間の正座を強いられたり、修学旅行を欠席させたりされました。
周りより厳しいなと思いつつ、自分でも悪いことしてしまったな、と思うこともあり、自分が間違った道に進まないようにしてくれていると信じてました。
大学生になって少しは自立させてもらえるかと思いきや、周りがどんどん自立して自分の意思で動いてるのに反してより一層過干渉になっていきました。
スマホはもたせてもらえず、GPSつきのケータイのまま。交友関係も制限され、お金の管理も親がしてました。
私にも自我はあります、意思もあります。でもそれが親の意にそぐわないと頭ごなしに否定され、怒鳴られさらに行動や考えに制限をかけてきます。親の操り人形です。
「お前のためだ」「お前がちゃんとしないからだ」「ここまで真っ当に生きてこれたのはだれのおかげだ」「お前をここまで育ててきてこっちも時間も金も消費してきたんだ」「こっちだって我慢してきたんだ」いつもこう言います。家の事情を知ってる友達には「おかしい」と言われ、私も異常さに気づきました。20代の子どもにここまで過干渉で価値観を押し付けるのはおかしいと。家を出た方がいいと。でも今年社会人になりましたが、家から通える職場以外は就活も許してもらえず、少なくともこれから2年間は一緒に暮らさないといけません。社会人になっても同じです。特にひどくなってます。気に食わないとすぐ怒鳴る、脅迫する、(おまえが職場にいづらくしてやる等)、職場の交友関係さえ管理しようとする。私がお世話になって尊敬している上司のことを会ったこともないのに罵倒して関係を断つよう強要してくる。お金もいまだに自由に使わせてくれない。なんなら“借金”という名で永遠にお金の自由を奪おうとしています。今まで散々金かけてきたから当たり前だそうです。
いつになったら自由になれるのか。正直ここ数週間で希死念慮が溜まりに溜まってます。この閉鎖的な空間。仕事は充実して楽しいんです、でも始まったばかりで不慣れなこともあり疲れは自然と溜まります、そんな疲れや弱音を吐けるのが家なはずなのに。家に帰っても、家に帰るとより一層疲れて、休める場所がありません。「お前が疲れたという資格はない」んだそうです。どこに居場所があるんだろう。仕事の同期も話聞いてくれます。でも頼りすぎるのも先方に迷惑ではないかと思い、結局1人で塞ぎ込んでしまいます。
もう親が死ぬか、自分が死ぬかしか幸せになれないと思ってます。今世に見切りつけて来世では普通のあったかい家庭で暮らしたいです。

感想1

育てることと引き換えに本当にたくさんのものを奪われてきたんだな…そう思いながら投稿を読ませてもらいました。意思、感情、お金、人間関係…これらは誰にも侵入されたり奪われたりしないはずの個人の領域にあるものだと思いますが、親が自分の所有物のようにあなたの境界を越えて思うようにしているような印象を持ちましたし、「なかなかこれはしんどいよ」…というのが率直な私の想いです。
ただ、その中でもあなたはなんとか自分の人間関係や仕事を保ち、何よりも親の関わりに対する強い違和感をもっています。もうとっくに大人になっているあなたに価値観を押し付けるのはおかしいと私も思いますし、こども時代でもそれをするのはやっぱりおかしいと思うんです。あなたが抱く強い違和感は、あなたが自分の意思を手離していない証拠でもあると私は思いました。
経験談を通して状況を分かりやすく説明して、感じていることをしっかりと書いていることであなたの意思を知ることができました。あなたが自由と安心の中で暮らしていく方法はあるのではないかと私は感じています。その上で、あなたにひとつサイトをご紹介したいです。「生きづLABO」というサイトです。「居場所のない家から出る権利」について解説されているものなのですが、これからのヒントになるかもしれません。

■Q&A.家に居場所がありません。https://ikidulabo.lifelink.or.jp/solveproblems/ieniibashogaarimasen/
■家族という特殊チームを解体しようhttps://ikidulabo.lifelink.or.jp/directorsroom/tokushuteam1/
まだ2年は一緒に暮す必要があると書いていましたし、いまの仕事は手放したくないものなのかもしれないですね。ここまでの行動制限から逃れることはひとりでは少し難しいかもしれません。少し時間はかかってでもあなたの領域を守っていく方法について、死にトリでも引き続き考えていきたいと思いますので、また良かったら活用してくださいね。
お待ちしています。

感想2

経験談の投稿ありがとうございます。
読み終わってまずは「私にも自我はあります、意思もあります。」の言葉に、「その通りだ…!それを応援したい…!」という気持ちが湧き出て止まらない私がいます。
だからその気持ちを押しつけすぎないように気をつけて、感想を書きたいと思います。(追記:結局暴走をうまく止められなかった気がしています…すみません)

過干渉な毒親、なんて言葉じゃ済ませられないほど、あなたは理不尽に自由を奪われてきたと私は感じました。
ただ、あなたもそれは頭でも心でも、十分に理解しているのだろうと思っています。経験談にも、親にされたことが具体的に、わかりやすく書かれていましたし、「こういうのはおかしい」といった主張もとても筋が通っていると私は感じました。
もし人権裁判のようなものを私が実施できるなら、「親が子の人権を奪っているのは明白であり、今後一切の接触は禁止する」とすぐに判決を下したいところです。

一応「理論上」は、(今の仕事を辞めることになってしまいますが…被害を受けている側が我慢をするなんて理不尽だ…)分籍をして夜逃げのように引っ越して、新しい土地で仕事に就いて・・・は不可能ではないと思います。
でもこれまでの年月、そこで重ねられてきた親からの言動で、その力をあなたは吸い取られてしまったのだろうな…とは、わかります。また、望みをもつ方が逆に苦しくなってしまうのかもな…とも感じています。
親の行動を見ると、逃げ切るのは現実的に簡単ではない、と私も感じてしまう部分はあるのは事実です。

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