風、風が私にまとわりつく とても、とても鬱陶しい でも、どんなに鬱陶しくても静まる気配はない そんな風を邪険に扱いながら私は歩いた すると、フッ と風が静かになった 私はハッ と辺りを見渡した そこには風はもういなかった なくなるのはいつだって突然だ 風 2022.03.06 ペンネーム : あき 詩・文