雨が降るこの街で聞こえた言葉は冷たく錆びた棘だった傘を忘れた私の心は傷の痛みに浸っていた今日もまた癒えなかった古傷が新しい傷になるもう要らないよあなたの偽りの愛はどうせまた傷が増えるだけなんだから私が私でいることがそんなに悪いことなんだでもあなたの手で消すのは怖いから中途半端に傷つけて苦しむ顔を見るだけ私はあなたのために生きているわけじゃないあなたが私を嫌うなら私から離れれば良い私だって笑いたい私は私のために私で在るんだよ 「私は」 2026.07.10 詩・文 感想1 2026.07.14 「あなた」に頼って生きてきたけれど、その愛を得るために自分を変容させたり、傷つかなければいけないことに気づいたのかな。誰かから無償の愛がほしいけれど、それが叶わないことに気づいたとき、そして、唯一私だけが私の存在そのものを受容することができると気づいたとき、一人であることと孤独であることが異なるものだと理解できるような気がします。 感想2 2026.07.14 「私であること」をたしかめて踏みしめていくような詩だと思った。日本語は主語が溶け込んでいるような言葉で、だから「私は」と示すことは、あなたでなく、私のことを言うと明示する強いちからになる感じがする。情景からはじまって、「私」の心にとどいて、「あなた」との関わりを見つめながら、「私」の決意のような言葉で締めくくられる流れは、カメラが遠景から主人公にぐっとせまっていくようだと思った。「私」が体を冷やさなくていいような、雨宿りできる場所が見つかってほしい、と思った。
感想1
「あなた」に頼って生きてきたけれど、その愛を得るために自分を変容させたり、傷つかなければいけないことに気づいたのかな。誰かから無償の愛がほしいけれど、それが叶わないことに気づいたとき、そして、唯一私だけが私の存在そのものを受容することができると気づいたとき、一人であることと孤独であることが異なるものだと理解できるような気がします。
感想2
「私であること」をたしかめて踏みしめていくような詩だと思った。日本語は主語が溶け込んでいるような言葉で、だから「私は」と示すことは、あなたでなく、私のことを言うと明示する強いちからになる感じがする。情景からはじまって、「私」の心にとどいて、「あなた」との関わりを見つめながら、「私」の決意のような言葉で締めくくられる流れは、カメラが遠景から主人公にぐっとせまっていくようだと思った。「私」が体を冷やさなくていいような、雨宿りできる場所が見つかってほしい、と思った。