今日も瞬きをして
澱みを吸って吐く
七転び七起き
あと一回だけなのに
時間をなぞって
体温を感じて
なんとなく分かったよ
「きっと」に嫌われて
「どうせ」にたかられる
私の笑顔を待っている人は
どこにいるのでしょうか?
風に乗る笑い声
午後5時のさえずり
横たわって動けない
私と理想像
限界を上書きして
零れ落ちていく
もう少し息をさせて
「嬉しい」が離れていく
「苦しい」が包んでいく
私が幸せを感じる日は
いつ訪れるのでしょうか?
「希望」が枯れていく
「孤独」が咲き乱れる
私が良い景色を見ることは
もうないのでしょうか?
私の傷は癒えない
ことを言えなくて
今日もまた
この夜を生きる
感想1
窓に映る空がだんだん暗くなっていくのをベッドに横たわって呆然と眺めている、そんな情景が浮かびました。身体が上手く動かずに物思いに耽ることしかできないときが私にはよくあるから、勝手に想起されたのだと思います。ぐったりした様子から出てきた問いかけは、確かに残っている幸福や生への諦めきれなさから発された言葉なのかもしれないと思いました。寂しくて悲しいけれど、とっぷり夜になってしまえば言葉にできないそれらが闇に紛れるような気がして、少し楽になったような気がする。
感想2
痛みをそのままに、迷いやとまどいの中を駆け抜ける疾走感のようなものを感じました。ところどころに対比の表現がちりばめられていて、「ひと時」の間にたくさんの葛藤が生まれては消えているのかなと、そんな時間の流れを想像しました。