ネットの居場所ポータルサイト「死にトリ」では、2021年10月27日〜2021年11月27日の期間に、こえサーチ第16弾として「自傷行為について(2)」のアンケート調査を実施しました。ここに寄せられたみなさんの声をまとめましたので、報告します。こちらは2020年に実施したこえサーチ第5弾「自傷行為について」の内容を改めて聞いたものです。
今回は318件の声が集まりました。今回もたくさんの方にご参加いただきまして、ありがとうございます!
なお、この結果を無断転載することは固く禁止いたします。
参加者について
性別
性別についての回答は、女性が76.7%と大多数でした。今回のアンケートでも前回までの傾向が続いています。
年代
年代で見ると、20代が37.7%、10代がついで多く35.8%でした。いつものアンケートよりも、若年層が多めになっている傾向が見られます。
自傷行為について
今回のテーマである自傷行為について、聞きました。
経験年数
まず、「自傷行為の経験年数を教えてください。」と聞きました。
これに対して、2~5年が31.8%、0~1年が30.2%と、5年以下の人が半数以上でした。この結果は、年代のアンケートでいつもよりも若年層が多く答えてくれていることがわかっていることも、関係しているかもしれません。
一方で、10年以上の経験がある人も20%以上いました。
自傷行為の頻度
次に「最近の自傷行為の頻度を教えてください。」と聞きました。
頻度は「週に数回」と答えた人が24.2%で一番多いようでした。ただ、どの選択肢も15%以上で、いろいろなパターンの人がいることがわかりました。
自傷行為をしていることを知っている身近な人の数
「自傷行為をしていることを知っている身近な人の数を教えてください。」と聞きました。
39.0%が「0人」と答えていて、誰も知らない状態だということがわかりました。次に多かったのは「2~4人」で35.5%でした。
自傷行為の種類
それから「自傷行為の種類を教えてください。(複数回答可)」という質問をしました。
「刃物で体を傷つける」と答えた人が約半数となる49.6%でした。「皮膚を焼く」という選択肢も用意していましたが、回答はありませんでした。また13.4%の人は「その他」と回答していて、さまざまな方法があることがわかります。
自傷行為の理由
自傷行為の理由についても聞きました。
この設問でもいくつかの理由を想定して選択肢を用意しましたが、「その他」という回答が44.1%ありました。また、「自分のつらさを分かってほしいから」という回答をした人は2.5%で多数派ではないことがわかりました。
あなたにとって自傷行為とは
最後に「あなたにとって自傷行為とは、一言で言うとどのようなものか教えてください(30文字以内でお答えください)。」という質問をしました。それぞれのとっての理由や意味、感じ方などを寄せてもらっています。みなさんからの回答を掲載しますので、生の声をぜひ読んでください。
- 自分が自分を許すために必要なもの
- 今日も生きてるっていう証拠
- 自分自身への嫌悪感や罪悪感を自分にぶつける為のもの
- 消したい過去です。傷が残り後悔しています。
- 自分への罰
- 何も考えたくない、現実から逃れたい時にとる手段。
- 希死念慮のパニックを抑えるためにやってる。
- 安心感を得るためのもの
- ストレス発散
- わからない
- 自分へ罰を与えるもの
- 他人よりも強く自分を罰する事で、他人から自分を守っている
- 特効薬
- 息するのと同じ
- 生きてきたしるし
- お守り
- まだ死んでないと確認するため
- 抑え込んでいる感情を表面化するもの
- ストレス発散
- ブレーキ
- 煙草を吸う、お酒を飲む。それと同じ
- 助けを求める最終手段
- 心の痛みを身体の痛みに変換することで心が楽になるもの
- やりばのない怒り
- 人に迷惑をかけないための応急処置
- 怒り悲しみ不安な気持ちをなくすもの
- 現実逃避
- イライラを和らげるもの
- もっと酷いこと(他害、自殺等)をしないために手放せないもの
- 生かされてる苦しみ
- 他者からの精神的攻撃を物理的攻撃に置き換えて自分を罰する行為
- 自死を防ぐ手段の一つ
- 自分という人間が生きている事への罪を償うため
- ストレス解消方法
- 方言、一般的だと思ってた行動が一般的で無かった。
- 楽になる
- 生きるために必要な手段
- 何とかならないけど何とかしている気になっている行為
- 生きるために必要
- 鎮痛剤。もう癖になってる。
- ムズムズをはたいてる
- 許されるための罰
- 全ての嫌な事を自分に当たって落ち着かせるための行為
- 楽になれること
- 生きるためのもの
- 生きていてもいいと思う為の行為
- 言葉にできない気持ちを形にする事
- 安定剤
- 無駄だと分かっていてもやってるときは衝動的で止められない
- 負の感情の消化と快楽
- その状況を耐えるためにするもの
- SOS
- つらい現実から逃れるために、意識を飛ばしたい。ODします
- 他人を傷つけないための手段
- 今すぐ死なない選択をするためにしていること
- 落ち着くため
- 辛さのレベルを表すもの
- 安定剤
- 自分が辛いのを目に見えるようにするため
- 自分の苦しさを痛みに変えることで嫌な気持ちを溜めない為。
- 逃げ道
- 生きる手段
- どれだけ辛いかがわかるもの
- 自分に罰を与えてコントロールできたような気分を味わえる
- 無意識
- 生きてるて実感できるもの
- 感情制御
- 心が苦しい時の一時しのぎ
- 1番手軽なおまじない
- 痛みを痛みで誤魔化す行為
- 破壊行為の最後の手段
- 生きるため
- 自罰行為
- ストレス解消法や生きてることを実感する方法
- 本当はやりたくないけど気持ちを伝えるために必要な行為
- 気持ちを安定させる
- 人を傷付けない為に自分にする
- 自罰
- 本当はやりたくないけれど、自分を確かめたい。
- 感情やストレスのはけ口。なんとなく仕方なくやってしまうもの。
- 自分の存在の確認
- 自死しない為の代用行為であり、心弱い己への罰。
- 気持ちをすっきりさせるもの
- 気持ちを切り替え、自分を社会生活に引き戻すための術
- 自分への罰
- 親切を受け取ることへの贖いや代金
- 助けてほしい
- 無意識
- 助けて
- 精神安定剤
- 身近にあるストレスの発散場所
- ストレス解消
- 発散
- 痛みどめ
- 罰を与えるかわりに生きていてもいいという証を得られるもの。
- わからない
- 周りに迷惑をかけずにその場でイライラを抑えるためのもの
- スッキリする、自分がいらない物だと思う。
- 今はしていない、痛いしさらに自分が嫌いになるけど綺麗だった
- 自分でも心の中の痛みを認めて、確かめる方法
- 自分への戒め
- 最後の手段。私にとっての自傷行為は自殺。
- 気を紛らわすための手段の一つ
- デトックス
- 自分への罰
- 精神安定剤みたいな感じ
- 気付いたらしているもの
- 生きていることを自覚する術
- ストレス解消
- 自分は傷つけられるべき人間だと刻み込む行為
- 生きるための薬
- この世の全ての苦しみから解放される事
- 自己表現?
- 生きるためにやること
- 自分なんかダメなやつ
- 生きる為。
- ストレス発散
- 快感、逃げ場、誰か助けて、
- 落ち着くためには仕方のないこと
- たまらなく好きな血の匂い、温度触感を得るための行為
- 精神安定剤
- 血を見ると安心する。辛さを身体的疼痛に変えることで軽減させる
- リラックスの一環
- リフレッシュ
- 安心するためのもの
- 命綱
- ここからいなくなりたい
- 緩衝材
- 行き場の無いストレスの解放行為
- おちつく
- 自分の存在否定
- 生活
- 楽になりたい
- 破壊衝動の一部
- しんどいときの支え
- 自罰、怒りの衝動
- 己を罰しているイメージ、つらくて。
- 痛みを感じるからこそ生きてる証拠
- 罰
- これ以上追い詰めたら自殺するというアピールと憂さ晴らし
- 救われるための行為
- 精神的な痛みを物理的なものにしてくれるもの。
- 生きるためのもの
- 精神的な痛みを外に出すこと
- 心の傷の可視化
- 無意識的な自罰行為(?)だと思う
- ストレス発散の最終手段
- 無意識にしちゃう
- 戒めです。私は傷つかなければいけない人間だから。
- 安定剤
- 人から遠ざかるための警戒色的なもの
- しにたい時にする事
- 自分の辛さの昇華と承認欲求を満たすもの
- 居場所
- 趣味
- ダメな自分に対しての苛立ちをぶつける方法。スッキリするもの。
- 自分を罰すためのもの
- 無の落ち着く時
- ガス抜き
- まず自傷とも思っていなかった。
- どうしようもない事へのアレルギー反応
- 死にたい私にとっての救い
- 蔑むべき自分への罰
- 辛い気持ちを吐き出したい。
- ストレス発散
- 落ち着くため
- 何も考えなくて良い時間
- コーヒーブレイクのように、手軽に自分を落ち着かせるもの
- 自分は自分を罰することのできる人間だと確認する行為。
- つらい思考を止めるための反射的行為
- 今を乗り越える為のもの、死ねない代わりに行うもの
- 言葉にできない、抱えきれない程のストレスを吐き出す最後の方法
- 不快感情から意識を逸らせるツール
- 自己表現
- 消えたいくらい辛いときの発散方法
- 生きるためのものでもある。傷があるのがしっくりくる
- 死ぬための準備
- 誰にも分からない私の複雑な気持ちの自己解決
- 生きてることの確認
- 意味のない行動かも・・・・・・・・・・・・・
- 生き抜くための手段でした。リスカは後悔してます。
- 一線を超えないためのガス抜き
- 逃げるとも言えるが、どーして良いか分からなくなった故
- 黒い気持ちを一瞬でも忘れる手段
- 自分への罰
- 昔はしにたくて。今は自殺が涙が出る為死へ近づく為再発
- 自分が生きているという罪への罰
- 周りへの言葉に出来ない苦しみ
- 罰
- らくになりたい
- 死にたい衝動を抑えるため・睡眠薬
- 精神安定剤
- 自分を痛めつけることで、生きていてもいいと思えるもの
- 楽になれるもの
- 自分が嫌いで痛めつけたい
- ブレーキ。周りとの関係を崩さないために自分を保つ手段。
- 心の痛みを可視化する行為
- 常にどこか痛いぐらいの方が、なんというか「丁度いい」。
- 生きる術
- 辛い気持ち、記憶から目を逸らすため
- 生きるために大事なもの
- 身体が求めて仕方がないもの
- 自爆装置
- 歯磨きや入浴と同じ日常の行為
- 相手に自分かわいそうでしょって見せつけるようなもの
- 生存確認
- 戒め
- ストレス発散方法
- 不安から気をそらす手段
- 延命処置
- 自分への制裁であり、SOSのサイン。
- 嫌なことを忘れるため傷ついたこと以上の衝撃を与えるもの
- 自分の辛さを可視化するもの
- 辛いことを忘れるための癒し悪い自分を罰さないとならない
- したくないけど、するしか方法がない。
- 自分の生きているという証
- 自殺行為をしないためのストッパー
- すっきりしたい
- 無意識でやっている。
- 自殺する勇気がない自殺
- 自分への他人への病への怒りの発露
- 日常
- 自分に罰を与えてくれるもの
- イライラの抑制剤
- 生きるのを頑張るためのもの
- 自分を律するもの
- 血や傷を見て満足する、自分を殴ってイライラを抑える行為。
- せずにはいられない
- 存在する許可を得るための交換条件
- 生きるための術
- よくわからない。今は破壊衝動が自分に向いてるのでは?と予想。
- 助けてほしいサイン
- SOS
- 生きるための行為
- 一瞬でも楽になる
- 自傷行為だと思ってなかった(アンケートをして気が付いた)
- 自殺できない。自分のガス抜き一定個人向けのあいさつ
- いつか死ぬ日まで生き延びる為の行為
- モヤモヤした感情を消すための清涼剤のようなもの
- 深呼吸みたいな、落ち着かせるもの
- ストレス発散
- 息抜き
- 死なないために必要なもの
- 自分に対する罰
- 辛さを痛みで中和させること
- 自殺の1歩手前の行動
- 普通に生活し、普通に生きる為に必要なこと。
- 生きるために嫌でもしないといけない。もはや義務
- 生きるための希望
- わからない
- 自分が生きていると実感できること
- 生きるため
- これがなくなったら、生きていけない。
- どんなに辛くても、死にたいと思っても私にはできないこと。
- 心を殺してちゃんとするため
- 感情を抑えるための最終手段
- 何か失敗した時に自分を懲らしめるて反省させるためのもの
- あると安心する。
- ストレス発散
- 痛みとつらさで考えすぎないように
- 心の傷の可視化
- 面倒くさい
- 癖。「自分はどんな味がするんだろう」という好奇心からきたもの
- 気分をスッキリさせるもの。周りにわかってもらうためのもの。
- 本当はしたくない
- 生き延びる術
- 隠してる誰にも言えない辛さや悩みをぶつけられる
- 癖
- 自分への罰
- 日常
- 楽な逃げ道
- 心のSOS
- 生きてる自分への罰
- 一時的な避難場所
- 楽になる
- 馬鹿(私)の感情の暴走
- 自傷行為をする人にとって必要な苦労