のびアート

期待には応えられないよ
僕はそんなに強くない
何度も怪我をしているの
頑張る力が残っているなら
この花は枯れていない

ずっと孤独と戯れていた
寂しがり屋の僕だけど
本当は大好きと出会って
愛と一緒に眠りたかった

このまま終わってほしいと
星を結んで空に描いた
本当は生きていたいと
涙を零して手に書き留めた

ヒビの入ったグラスに
枯れてきた花と僕
生かされているね
誰かの傷を癒せるほど
ごめん僕は強くない

ずっと恐怖と夜更かししていた
弱くて芯のある僕だけど
好きで脆くなっていないよ
僕も強く根を伸ばしたい

人生を終わらせてみたいと
紙に書いて破り投げ捨てて
これからどう生きていこうかと
30日分の予定を立てた

おはようが聞こえる日は
歩いても大丈夫な気がした
おやすみが言える夜には
愛を知ることができるんだ

「グラスにアネモネ」

作品にまつわる質問

この作品の好きなところを教えてください。

感情が伝わってくるところです。

感想1

どこからともなくメロディーが聴こえてくるような、歌詞を読んでいるような感覚を抱きました。孤独と親密さ、希望と絶望、相反する感情が、めくるめく目の前を通り過ぎていくような感じがするのは、投稿者さんの迷いや揺れ、そして小さくとも確かにある決意のようなものが伝わってきたからなのかもしれません。あてもなく走り続けることに疲弊しながらも、どこかで自分を信じようとしているような、そんな印象を受けました。

感想2

読んでいて、たくさんの怪我をしていておびえているようにも見えるやわらかいいきもを想像をした。だけど、さみしい気持ちもあるから言葉は内に滞留するだけでなく、外側にものびていっている感じがする。「愛」には100通りもの意味があるようで、だれにきいてもわからない。もしかしたら「僕」も知らないと感じているから、知ってみたいのかな。私は枯れる花も結構好きだけど、枯れるのはやっぱりさみしいと思う。だけど花もグラスも「僕」も、私も世界のいちぶだから、さみしいけれど、さみしくない気もする。

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