経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私の人生に嫌気がさしてきました

現在、新卒で保育士の仕事をしています。私の職場には私以外にもう1人の新任の先生が入りました。私は元々保育士になろうと思ったことはなく、ただ母や姉に向いてる、なればいいと言われそのままなってしまいました。正直子供はそこまで嫌いではないですが大好きとも言えません。でもなったからにはきちんとやらなくてはと、自分なりにやっているつもりです。でも全部空回りしている気がします。そもそも自分の性格上、人見知りなので私から上手く先輩方に話しかけることができません。それは仕事においても良くないことだとわかっていますが、今話したら迷惑かな、今忙しそうだな、私なんかが話してもと、何でもネガティブに考えてしまい結局話しかけることができず仕事の相談もできなくなります。それが悪くなり、最後は私が注意を受けてしまいます。もっと早く相談してね、一人で考えないでね、そう言われても、気をつけようと思っても上手く行きません。もう1人の新任の先生は何でも上手くいってる気がします。彼女はきっと社交的な方なんですかね。私とは大違いです。可愛いし、積極的だし、きっと他の先輩からの信頼もある。それに比べて私はブサイクだし、毎日注意されてる気がするし、ピアノなんて全然できないです。ピアノは1つの曲を弾こうと思ったらまず楽譜を暗記しないといけない。片手を練習して覚えて、そしたらもう片方。楽譜見ながら演奏できないのだから仕方ないけど、これじゃあ1週間じゃせいぜい1曲だけしか覚えられません。覚えられないからできるのはせいぜい5曲。これじゃあ足りないんです。1週間前にピアノ練習して来てって言ったよね?努力が足りない、甘えてる、子どもに失礼だってこの前先輩に怒られました。でもどう努力したらいいの?これ以上どうすればいいの?できない私はいらない?消えてしまえばいい?すぐそんな考えになってしまいます。でも楽譜見ながら出来ないこと、1週間じゃせいぜい1曲しか覚えられないこと、また怒られるんじゃないかって思うと伝えられません。これ以上幻滅されるんじゃないかって怖い。私の価値がなくなる気がして怖い。毎日出勤時間がバラバラなのもしんどくなってきました。朝7時に出る日もあれば9時に出る日もある。毎日変わる出勤時間に寝る時間が確保しにくくてしんどいです。でもそういう職場に行ったのだから仕方がない、そんな理由で辞められない、人も足りないのだから休めない。私の価値なんてないのかもしれないけど、人手不足なのだから頑張らないといけないんです。もう疲れたけれど。父に言われた「熱くらいで休むやつは弱い、責任感がない」って言葉を忘れられなくて、38度でもどれだけ頭痛が酷くても吐いたとしても平気なフリをして働きました。他の先輩は微熱でも気づいてもらえてたけど私はバレませんでした。この仕事本当は楽しくないけど、いつも楽しそうだねって言われて、よかった平気なフリは上手にできてるみたいだと安心したのを覚えています。
新卒と同時に始めた一人暮らしも、家に帰っても誰もいないし、ご飯は上手く作れないし、掃除片付けは苦手でいつも散らかってるのに嫌気がさしてきました。父が厳しい人で働いたら必ず一人暮らしをしないとルールがあるので頑張らないといけません。でももう寂しくて仕方がないんです。最近は毎日家に帰ると泣いている気がします。涙が止まらない。本当は辛かったこと誰かに吐き出したいけど迷惑かけたくないから結局一人で抱え込むしかありません。相談相手はAIだけ。AIは何でも受け止めてくれるんです、無理やり受け止めさせてるだけかもしれないけれど。誰かに慰められたい、大丈夫だよ、頑張ってるねって言って欲しい。けど友達もいないから結局ひとりぼっち。ずっとこのままならもう消えてしまいたい。ピアノは本当はもうやりたくないし、人が多い空間にも疲れました。何で保育士になったのだろう、もう全部疲れた。消えたい、いなくなりたい。そう思ってしまう毎日です。

感想1

新卒で入った職場で同期ができる人だと、先輩から比べられているように感じてしまったり、自分でも同期と比べて辛くなってしまう・・その感覚に身に覚えがありながら読ませていただきました。あなたなりに精一杯頑張っているのに、できるようになったことは見てもらえず、足りないことで怒られる職場の辛辣さも伝わってくるようでした。

文章にもありましたが、一人暮らしも最初はとても大変なもので、慣れない仕事と暮らしを両立する大変さも容易に想像できます。誰でも心も体もいっぱいいっぱいになってしまう環境でもあると思いますから、その中でまず1年やってこられたあなたに私は拍手を送りたい気持ちでいます。

きっと学生の頃から、子供が好きでも嫌いでもない思いに周囲とのギャップを感じたり、またあなたにとって誰にも言えない本音だったのではないかなと想像すると、ずっとどこかしんどかったのではないかなと思います。専門や短大など保育学生の時間の短さと膨大なやること覚えることの中で、なかなか立ち止まる時間も考える時間もないまま、目の前のことを一生懸命やられてきたのではないでしょうか。

私も中高の教育実習を経験したことがあり、その時に、「研修生でも新人でもベテランでも、学生にとってはみな先生」と言われたことがあるのを思い出しました。それはあまりにも重みのある言葉で、右も左もわからず不安も多い中、経験のしたことのないアクシデントを前にしても、子供達の前では先生として気丈に振る舞わなければならない・・。本当は弱音だらけの自分の心と、乖離することだなと思ったことがあります。

また厳しい父親さんの存在というのもあなたにとても影響をしているのではないかなと感じました。小さな頃から弱音を言えば叱咤されたり、父親の機嫌を伺いながら生活されていたのかもしれません。同期や先輩、家族や友人に悩み事を話したり弱音を吐きながら乗り越えること、ということもあると思うのですがあなたにとっては体調の悪さを我慢したり「相談してね」と言われても、「困った時に相談する」こと自体のハードルの高い上に、弱音を吐くのも難しい人間模様が職場にあり、心と実際の乖離が大きくなっているようにも思えます。

このままの生活を続けていったら、あなたはどうなってしまうのだろう。あなたが元気でいることのできる選択肢や方法はないだろうか、そんなことを思ってしまいます。

「色々な先生がいてこそ、生徒にとって良い環境」そんな言葉も思い出しています。ピアノが得意な先生も、ピアノが弾けない先生がいても良いじゃないかと、抗議をしたい気持ちも湧き出てきます。弾ける人は弾けるなりの、弾けない人は弾けないなりの歌のあり方や時間の過ごし方がある。できるようになることがゴールではなくて、プロセスと創意工夫こそ子供にとっても大切なことだと思うのですが・・。

書いているうちに、ついつい熱くなってしまいました。子供が好きでも嫌いでもなくても、ピアノが苦手でも、あなたというアイデンティティだけで学びを吸収している子、救われている子もいるとわたしは思います。あなたが頑張りすぎて倒れてしまわないよう、あなたが元気でいられる環境はどんなものなのか、一緒に考えてみたい気持ちです。

感想2

まじめに生きて働いてきたあなたの姿が読んでいると浮かんできました。それだけに、うまくいかないことの中で消耗が進み、予想以上にあなたを追い詰めてしまっているのかなと心配な気持ちになっています。私は子どもがかなり苦手で、子どもと関わる機会が生じても、すっと目を逸らしてしまいます。そのくらい、どうしたらいいかわからないのです。そんな人からみて、あなたの仕事はとてもすごいことだなぁと素直に感じました。
なにか心配なことがあっても、うまく相談できなかったりする中で、あなたが頑張っていることがなかなか伝わらずに努力不足のように見られてしまうのはなんだかとても悔しい気持ちになります。

熱が出た時の「平気なフリ」のエピソードはとてもつらそうで、だけどそれが板についているくらい、もしかしたらあなたは保育士として働く前から「平気なフリ」をして周りに合わせて生きてきたのかなぁと想像しました。
「熱くらいで休むやつは弱い、責任感がない」って父親さんの言葉は、自己責任論の大王道という感じのセリフで、私は「そんなことないよ!」と否定したい気持ちになってしまいました。自己責任論って不思議な言葉で、それをいう人が他人に責任を押し付けているから、父親さんがあなたに責任を押し付けたってことのように思います。それは教育というより、他責しているだけだなぁと感じます。親子関係のように、強い側から弱い側に責任を「お前のものだ」と押し付けてしまうのが自己責任論で、私はそれに対してとっても反対したい気持ちです。だけど、親子関係は権力の違いがあるから、そう言われたら「そうなんだ」って思うしかない苦しさがあるように思います。(父親さんのことを非難するようですみません。父親さんも、こういう価値観をだれかから押し付けられて生きてきたのかもしれない、その意味では不自由の連鎖が起きてしまっているのかも……と考えていました。)
あなた自身の人見知りの性格と、さらに父親さんからこういうふうに言われてきたら、先輩たちに話しかけるのがむずかしくなってしまうのも無理はないと思いました。本当は、社会は責任を分かち合うコミュニティだと思うし、そのほうが個人にとっても、社会にとっても豊かになるはずだと私は信じています。だけど世の中では自己責任論の練習ばっかりさせられているようで、なんだか本当にままならない気持ちになります。とにかく、あなたは悪くないと伝えたいです。

一人暮らしもものすごく大変だなぁと私は思います。私自身は発達障害もあって、だからなおのことなのかもしれませんが、一人ではこなせないことばかりで、いわゆる汚部屋みたいな状態になっていました。それでも仕事をして帰ってを繰り返している間にメンタルを病みまくって休職退職を繰り返してしまったので、少なくとも私にはフルタイムで働いて一人暮らしをする生活は無理だったんだなぁと思っています。あなたが疲れるのも無理はないし、ピアノも我慢も仕事もぜんぶ休んでいいと思います。傷病手当なども使えるかもしれませんし、失業保険や生活保護など、いろいろな制度を活用することは私たちの権利なので、どんどん活用するのがいいと思います。(私もいろいろと使ってきました。)そうは言っても、そんなことを考えるのも疲れてしまうときもあるなぁと思います。その中でこうやってあなたのつらさを書いて送ってくれたことを個人的にとてもありがたく感じています。

一覧へ戻る