経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

自業自得だけど被害者ヅラで休学してる話

しんどいときにお世話になった死にトリサイト。最近、流石に死にたすぎる。そういえば経験談送ったサイトあるな〜と思い出したので、3年半ぶりくらいに経験談投稿してみる。ちなみに当時は、母親との関係について悩んでいることを送った。今は掲載されてないけど、残ってたメール読み返したら今よりも文章が上手で感心した。
スタッフさんからは、めちゃくちゃ客観的に意見をもらえたので心が軽くなったし目から鱗が落ちたことを覚えてる。母親とは色々消化して結構良好な関係に落ち着けたと思う。これが大人になるってことですわ。
私の場合のしんどいことって乗り越えたら自信になるし、結構忘れられる。小学生の時いじめられてたことも忘れてたくらい。それが今の自分に繋がってると思う。
あ、今の自分なんて得意気に言ったけど、全然通ってる専門学校を現在進行形で休学してます。理由としては適応障害です。いやー、ご立派な名前ついちゃって…まいりますなぁ。ただ嫌なこと(主に課題)を考えたらポロポロ涙出て使い物にならなくなるよってだけなんですけどね。マンボウより弱くて草。ついに精神科受診の実績を解除してしまいました。
専門に入学してすぐ、クラスメイトとの関係に悩むという壁にぶち当たったので、待って!自信過剰だった!って内省&指導もらって色々自分を変えて適応できてきたと思う。基本的にルール大好きASD傾向人間だから、おえ〜と思っても柔軟に時と場合を学び、本音と建前を学び、ある程度人間社会に溶け込めはした。あと、ありがたいことにスクールカウンセリングを受けられる環境にあったので利用してどーにかこーにか頑張れていた。
いつの間にか忙しくなり、利用できない期間ができたり、課題のスケジュール管理の壁にぶち当たったりすると、全部のバランスが取れなくなった。追い詰められてから課題やテスト勉強に取り掛かり、ギリギリ間に合ったり合格したりしてきた成功体験にしがみついて努力をしない人間が完成。白紙提出したりもした。先生にガン詰めされたけど、繰り返したので救いようがありません。
そんな感じで自分で自分の首を絞めるという自業自得自傷行為を行うことにより、先生の信頼を失うRTAを完遂することができました。ありがとうございます。数年前は本当に自業自得人生なのか?と悩んでいたのに、本当に自業自得行為したのウケる。数年かけた伏線回収。
まともな精神だったら課題に取り掛かれなかった己が悪いからと反省して改善かけると思うんですが、私はまともでは無いので思考停止大パニック過呼吸涙ポロポロ人間と化してしまいました。涙ポロポロ人間は良く無いと自覚してるので、治すために休みたいと先生に伝えると何故しがみつかないのかと言われる始末。思考高速回転と思考停止を両立してしまい、その時は涙ポロポロしながら押し黙って帰りました。大敗北。もうこれコミュニケーションが難しいってレベルじゃねぇぞ!
頑張りたいから復帰予定立てたけどまあ〜自信ないね。でもみんな頑張ってるから私も頑張らなきゃだよね。できるかは知らないけど。涙ポロポロ人間でも生きていこうともがいているので、死にて〜気持ちは乗り越えるとかじゃなくて横に置いておこうと思う。正直一回乗り越えられた!と思ってたんだけど、結局小さくなってただけでずっといたから。大事に大事に抱えるもんでもないけど無いものとして扱うのはセルフケアとしては良く無い。

あー、でも。家族からも友達からも心配されてるしあと少しだから頑張ろうって言われてるけど頑張りたくないなぁ、自信がずっとないや。泣きながら書いちゃってるし。またあそこに行くのこわいよー、涙ポロポロしてても許される置物とかになりたい。

感想1

また死にトリに来てくれてありがとうございます。まず経験談を読みながら感じたのは、一緒に横に座って並び、お茶を飲みながら、たまにこちらが相槌をうってあなたの話を聞いているような、そんな感覚になりました。
『今の自分に繋がってると思う』というのは、そこには確信を得ている何かがあるんだろうなと思ったのと、これまでに沢山自己分析をした背景があることも感じました。
適応障害の診断を受けた時は、どんな気持ちが一番初めに出てきたのだろう…と気になっています。でも相当追い詰められていた様子も感じたので、もしかしたら少し安心したところもあったのかな、と想像しています。また、『精神科受診の実績を解除』は、「いつかは起こることなのかもなぁ」と過去のあなたが考えていたことでもあったのかなと思いました。『実績』と表現する所から、ほかにもこれまでいくつか実績を解除してきた感覚があったり、今後あり得そうだなと考えるものもあったりして、あなたの人生の中で、ゲームでいう"トロフィー"を、その度にポンっと獲得してきた、そんなイメージがあったのだろうかと考えているところです。
そして、対人関係で悩んだ際にすぐ立ち止まったのは、あなたがこれまで苦しんだ経験から掴んだセンサーでもあるのかなと思いました。今の自分にできることは何か・どうしたらいいか…自分の内側や他者からフィードバックをもらい、そしてそこに、つらさはありながらもあなたなりに丁寧に向き合った背景があることが伝わってきたように思いました。カウンセリングなど、受けられる支援があるなら(自分に合えばですが、)どんどん利用していいんじゃないかと私は考えてるので、その時のあなたにあってくれて良かった…と思ったのですが、忙しさなどからじわじわと、でも確実に苦しくなっていってしまったのですね…。「なんとかなった…!」と「どうにもできなかった」が短期間で複数起こり、あなたなりに『賭け』に出てしまうような体験があったりしたんじゃないだろうかと想像し、そんな所からも心身の疲労が蓄積されたり、最終的に「やってしまった…」の気持ちや不安だけが大きく自分に残る感覚があって、ストレスがかかってる状態をイメージしました。(あくまで全部私の想像ですが…)
そして、先生の信頼を失うRTAには私自身覚えがあり、思えばあの時相当な速さでトロフィーを得ていたかも…と振り返りつつ、「あぁ終わったな〜」の感情を思い出し、勝手ながら共感しています。
でも、自分の伏線回収にまず気付き、さらに自身の状態の客観視・そこからできるかもしれない行動の選択肢絞り…まで、あなたは割と無意識に行っている部分もあるのかなと感じました。『涙ポロポロ人間』の表現もその内の一つで、自分が今どんな状態かを「〇〇人間」と名付けて(枠にはめてみて)一旦、自分の心を落ち着かせようとしている行動・思考でもあるのだろうか…と、これも私の勝手な想像です。
頑張りたい気持ちはあっても、難しいことって本当にあるなぁと、自分の体験からも思います。誰かの頑張りに刺激を受けて励まされる時と、比較してしまいしんどくなることが私にはありますが、後者のことが多く、その時は不安も増すので、『死にたい気持ちは横に置いておく』を私もやってみようと思わせてもらいました。物体としてなんとなく好きにイメージしてみて、部屋の隅にでも置いてみようと思います。
どんな気持ちの時でも死にトリに来て、あなたの恐怖や不安など、また教えてもらえたらと思っています。

感想2

再度の経験談への投稿ありがとうございます。しんどい瞬間に、気持ちを吐き出す場所の一つとして死にトリを思い出してくれたことを嬉しく思っています。
「これが大人になるってことですわ」とどこかシニカルに悟ったような一言や、「マンボウより弱くて草」といったユーモアたっぷりの表現に、あなたの普段の人柄を感じながら、軽快なテンポで綴られた文章にはどこか悲しさもあり、なんだか複雑な思いを抱きながら読ませていただきました。

「しんどいことを乗り越えたら自信になるし、結構忘れられる」と書かれていましたが、今まさに「しんどい」の渦中にいること、今回は無理かもしれないという不安が、あなたを覆っているように感じました。
精神科を受診することを「ついに」と表現されていたのは、あなたの中では一線を越えるような、そんな感覚もあったのでしょうか。
周囲の助言を素直に受け止め実行していたことや、自分の傾向を理解した上で「人間社会」と関わってきた日々は、あなたなりに一生懸命考え、苦労しながらも何とか対処してきたことを感じました。

あなたが自分をうんと責めている描写には、なかなか胸が詰まるような思いでした。
家族や友達から心配されているといった言葉もありましたが、周囲が良かれと思って働きかけることや、「学校に通って卒業する」ことを前提にした先生の言葉などに、大きなプレッシャーを感じているのではないかと想像しています。
もしそうだとするならば、あなたの実情と周囲の理解はかけ離れていて、誰にも理解されない苦しさだけが残り、孤独の中でただただ自分を責めるしかやり過ごす方法がないようにも感じています。
(あなたの気持ちと違ったことを言っていたらすみません)
そんなことを思うと、あなたのしんどさは、自業自得だとは決して思えない私がいます。

少し自分のことを差し込んでしまいますが、お返事を書いている私も、あなたが言うところの「涙ポロポロ人間」として、長らく生きてきたように思います。
ある程度の年齢になって涙袋が枯渇してきたのか、以前より少しだけ耐性がついたようにも思いますが、今でも人前で涙が溢れてしまうことがあります。
「思考高速回転と思考停止を両立してしまい」との部分には、涙が溢れる手前のカウントダウンタイムを的確に表現してもらったような気がして、勝手ながら思わず共感してしまいました。

「頑張らなくてもいいんじゃない」と喉元まで言葉が出かかっていますが、そう簡単には言えない事情もあるように思うと、こちらも葛藤を感じてしまいます。
あなたの心の内で起こっていることを死にトリへ届けてくれたことに労いを寄せつつ、またよかったらお話を聞かせてほしいなと思っています。

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