経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

不安なことばかり考えてしまう

今年の春に出産をし娘を授かりました。産後鬱は落ち着いたのものの、毎日目にする社会のニュースに心を痛め、自分も同じ状況になったらどうしよう、娘がこんな事件に巻き込まれてしまったらどうしようと、起きてもいないことをニュースの事件と重ねて起きているかのように考えもの凄く恐怖や不安を感じています。

こんな恐ろしいことがたくさんある世界に産んでしまって申し訳ないし、一生かけて守りたいけれどそうもできないかもしれないこともとても怖いです。やっぱり自分は独身のまま結婚せずに子供なんて持たなければ良かった、こんな世の中を次世代になんて渡しては可哀想だと思ってもしまいます。

「起きてもいないことを想像しても仕方がない」「そこまで思えるのは子供を愛しているから素晴らしい」「楽しいことや明るい未来に視点を向けて赤ちゃんともっと毎日楽しんで」

そんな言葉は全く助けにならなくて、日本社会ないし各国が崩壊していく様子を目の当たりにしている恐怖がもう抱えきれないような思いでいます。もっと考えて子供を授かれば良かったなと何度も何度も思ってしまいます。もう早く生きることをやめたいとまで思ってしまうこともあります。

感想1

投稿ありがとうございます。私は子どもがいませんが、あなたが感じている不安や恐怖にとても共感した一人です。
ニュースって、あまりにも心身への影響が強いような体感が私はあります。「そうなんだ…」でどうしても済ませられず、そこから自分の中で更に恐怖な想像が膨らみ、「もしも…」まで加速してしまって、もう抱えきれなくなるので、あなたもこんな感覚なのだろうかと考えています。かと言ってニュースを見ないようにするのも物理的に・環境的に難しかったり、世間で何が起きてるか・情報を撮り逃してないか…と、またこれも不安に繋がるのではと思います。明るいニュースや出来事は存在するのに、恐ろしいことばかりに目が・意識がいってしまう自分への苦しさも抱えているあなたがいるように私は感じました。自分を責めてしまう様子も伝わってきていて、大切な存在に対して申し訳ない気持ちがある分、接する度に罪悪感や、今後の恐怖や不安が常に頭によぎったりして、そんな瞬間がまたあなたを追い込んでいるんじゃないだろうかと思いました。
確かに、想像しても仕方がないことかもしれないけれど、《自分の中で想像できてしまうこと》そのものがまず恐怖であると私は感じているのと、仮に明るい未来の想像をした時でも、想像の中で何かが必ず邪魔をしてきたり恐怖の想像に変わってしまったりするので、あなたにもそんな現象があるだろうかと勝手ながら気になっています。
あなたの感じる恐怖について死にトリで一緒に考えられるかもしれないと思ったので、もしもまた書けそうであればですが、お待ちしています。

感想2

不安や恐怖を感じてしまうことには何かきっかけや出来事があったのだろうかと思いを馳せながら、娘さんが生まれたことによってもう自分だけの人生を考えているわけにはいかず、今の世の中や世界の変化、それに伴う将来への不安をより強く感じるようになった現状に、投稿者さんの苦しみや葛藤があるのかなと想像しながら読ませて頂きました。

日々テレビから流れてくるニュースや情報に触れていると、今の社会や世界がどんどん不安定になっていることを突きつけられる気がしますし、自分一人で生きていくことも難しい世の中で「親を頼るしかない」子どもという存在と、新たに一緒に生きていくということを考えなければいけないことはとても不安に駆られるものだと思えます。

それほどに目や耳に入ってくる情報の洪水のようなものは心地の良いものになっていない気がしますし、「実感としても」多くのことやものが、「リスクとして」「負担として」私たちの日常にゆっくりとしかし確実に浸潤していってる気が私の体感としても感じられます。

それはもしかしたら「無事に産まれてきてくれた、それだけで十分」と本来思えることを、まるで闘うことを強いられるかの如く、これからの過酷さだけを突きつけてくるものとなって、より今を、これからを生きる人にのしかかっているように(同じく今を生きる私としても)思えます。

抱えきれない恐怖はすぐに消えたり、一個人で容易に変えられるものではないのかもしれません。ですが、冒頭でも書いたように(もちろんなにもないかもしれませんが)不安や恐怖に駆られることには、そこに投稿者さんのどんな理由や気持ちがあるのだろう?ということを一緒に考えてみたいなと思わず感じた私がいましたということをお伝えさせていただいて感想としたいと思います。投稿ありがとうございました。

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