経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私が私じゃない

私は現在中学2年生の13歳女です。
私が私じゃないというのは私は中1のときに不登校になったからです。これまでは、いじられキャラでしんどかったときも、クラスの空気が苦手で輪に入りづらかった時も、なんとか耐えながら、自分の感情を押し殺して、頑張ってきました。
 
ですがそれがもう耐えられなくなってしまいました。よく休みながらでも良いんだよとよく言うけど、うちの両親はそんなことどうせ甘えだと言うし、もうどうすれば良いのか分からなくなってしまいました。

不登校になって両親からも呆れられ、元々相談することや自分のことを話すことが苦手な私はSSWの方や担任の先生になにが辛いのか、これからどうしたら教室に入れるのかと聞かれても説明できず自分がどうしたいのか分からなくなってしまいました。

不登校になってからほぼ毎日吐くようになってしまったし、体重もだんだんと減ってくるし本当の自分が分からなくなってしまいました。

締め方が分からなくなってしまいました笑
読んでくださりありがとうございました。
長文失礼しました。

感想1

投稿ありがとうございます。

まずは「ほんとうにおつかれさま」と声をかけたい気持ちになりました。「自分の感情を押し殺すこと」は、言葉にする以上にきつくて、決して楽ではないと思います。「ちょっとひとやすみ」が難しい環境(親が許してくれると思えない)だと、「通い続けるか、休み続けるか」という究極の二択になってしまうのも無理はないようにイメージしています。だから頑張って我慢に我慢を重ねていたら、ある日プツンと糸が切れてしまった…そんな感じだったのかなと想像しました。
そう考えてみると、クラスメイトに対してだけではなく、家の中(両親の前)でも、あなたは自分の思いを伝えづらい・素が出せない緊張感を抱えて過ごしてきたように推測しています。

「自分のこと(気持ち)は自分が一番よくわかる」や「自分で自分を守る」と言ったりするのをたまに聞きますが、私は必ずしもそうではないと思っています。
たとえば自分が「悲しい」と思っていても、「自分は今悲しんでいるんだ」と気づかないほうが気持ちが楽だったり、悲しまないほうが周りの人にとって都合がいい(怒られずに済むなど)となれば、「自分は悲しくない」と、気持ちをごまかすことがあります。気づけばその「悲しい」はどこかにいってしまい(薄れたり、わかりにくくなる)ます。これを繰り返していると、「私はどう思っているのか?」が自分でもよく分からなくなっていくんじゃないかな…と私は考えています。

周りの先生やSSWの方は、きっとあなたの気持ちを聞こうとしているのだろうと思いますが、でもそれが上手く答えられない・よくわからない、というのは、あなたがあなた自身の気持ちを守るためだったり、いろんな要因で「見えづらく」なっているだけなのかもしれない、と感じて、伝えてみたくなりました。
これを書いている私も「本当の自分」はいまだにわからず、見つけるのは大人になっても難しいままなのですが、こういう場で「本当の自分って、私ってどんな人なんだろう」を一緒に考えていけたらいいのかなと感じています。よければまた、死にトリを訪れてみてくださいね。

感想2

タイトルが「私が私じゃない」ですが、読んで真っ先に思ったのはとても素直な気持ちを書いてくれたあなたらしい(と言っても、会ったこともないのですが…)人柄が伝わってくるなぁということでした。最後に締め方がわからなくなって「笑」が登場するあたりも、リアルな人がそこにいるように感じ、最初から読み返してみたら、「あれ?私が私じゃないのは、学校に行けない今ではなく、無理して行っていた時にことなのでは?」と私は思ってしまいました。それだけ、あなたがあなたらしくそのままの気持ちを伝えた文章に感じました。
あなたが思うように行動できないとか、自分の気持ちがわからないとか、言葉にできないというのはとても自然なことのように私は思いました。そもそも、そんなに簡単に自分の行動の理由を理解したり、説明したりすることはできないと思います。わかった気になったり、それっぽく説明することはできるかもしれませんが、あなたはちゃんと自分が混乱していること、よくわからないことをわかっています。どうしたいかわからなくても、どうしたいかわからない私をわかっていることの方が私は大切だと思いました(何だか、ややこしい説明になってしまって、すみません)。
だから、どんな私でも、そのままでいいと感じました。最初に学校に無理して行っていた私は私じゃないのでは?と書きましたが、どちらもあなたなのだろうと思っています。
また、必要になったらいつでも死にトリに来てください。待っています。

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