40歳代、男性です。もともと医療職で、精神科病院に計25年ほど勤めたあと、半年前に障害福祉サービス事業所に転職しました。サービスを提供する対象者が変わり、今までの自分のやり方が通用しないことが多く、上司や同僚から何度も同じ指摘を受けていますが修正できず、対象者からの苦情もあり、自分の適応力、努力の継続ができないなど能力の限界を感じてます。心療内科で診断も受け毎日の勤務が苦しく、繰り返し退職を申し出ていますが、職種上辞められたら利用者が困る、事業所運営ができなくなるからと言われ、出勤をかろうじてしてます。それを言われるとどう行動して良いのかさらに混乱し、相手の様子をうかがって確認や報告もしづらくミスも増え、サービスの質を指摘されるのに辞められない、悪循環になっています。死にたい、消えたい気持ちも増えています。アドバイスをおねがいします。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
何が正しい判断?
感想2
進むことも、引き返すことも難しい、そんな進退窮まった身動きが取れない狭間にいるようなつらさを文章を読ませていただいて想像していました。
なにか一つのことをやり続けるのは容易ではないと(私自身の性格や今の時代を鑑みても)ひしひしと感じますが、そんな中で同じ業界に25年携わり続けたことに私としては素直に尊敬の念しかありません。また、その業界を離れ、全くの異業種ではないにしても、今の職種に飛び込んだのにはどんな気持ちや理由などがあったのだろうとつい気になってしまった私がいます(話がそれてしまってすみません)。
同じ仕事でも環境や職場が変われば発揮できる出力が違ったり、やりやすさも劇的に変わってくる部分があるかと思いますが、広義では近しくても、異業種だとそれまでの仕事の仕方方や経験が通用しなくなるのはなおさら起こりうるのかなと想像していました。それは単純に個人の適応力や努力では測れない部分もある気がしますし、「通用しない」とあなたが感じるのは、25年という長い年月で実直にあなたが仕事と向き合い、「確かに築き上げてきた経験やスキルがある」ということの裏返しであるようにも私には思えました。
既に「繰り返し何度も退職を申し出ている」という状況の中で、事務所側から言われた「職種上辞められたら利用者が困る、事業所運営ができなくなる」という言葉はあなた自身の意思や気持ちを蔑ろにしている事務所都合のあなたを引き留める言葉のように私には思えます。同時に心労とストレスを重ねながら業務をし続ける悪循環は、あなたが背負わなければいけないことではないように思えますし、「辞める」という選択も決定権もあなた自身のものであっていいはずです。
私自身もいろいろな回り道をしながらなんとか今(昔よりは)働くことが出来ていますし(医療職などではないですが)、私の回りの医療・福祉職の人たちも何度も環境を変えながら今の形を作ってきた方が多いので、「正しい判断だった」と思えるのはまだ先のことかもしれませんが、これまでのあなたの経験やスキル・やり方が局所的にでも活かせる職場を時間をかけて探していく道があってもいいのかなと個人的には思いました。
投稿ありがとうございました。
感想1
まずは、投稿ありがとうございます。
精神科医療と障害福祉、多少なり通ずる所があるかと思っていたのですが、これは両者を経験した方にしか分からない、繊細で難しい苦難なのかもしれないと感じました。
私も、職種は違えど、過去に退職に関し似た経験をし、この投稿に強く共感したため、お返事させていただきたいと思います。
まず、約25年間の精神科病院での知識・経験がとても色濃いものであったんだろうなと感じました。「サービス対象者が変わり、それまでのやり方が上手くいかない」のは、25年という長い時間をかけて培ったものが体に染みつき、意識せずともそれが行動という形で発現しているのでは、と感じています。
ただそれは、非難するものではなく、むしろそれだけ前職に真摯に向き合い、真剣に、丁寧に打ち込んでいた証なのではないかと思います。
また、おそらく「続ける努力」が継続出来ていたからこそ、25年間もの長い期間仕事を続けていられたのだと感じました。「努力の継続」は、意外と自分の目に見えないところで、自分自身が行っているものもあるのかもしれないと、気付かされました。
解決策やアドバイスなど大それたものは出来ておりませんが、投稿者さんや、同じ境遇の方が少しでも良い方向に進めることを、心から願っています。