経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

ひとりでがんばれない

幸せな結婚生活ってなんだろう。

夫は精神疾患を抱えています。
結婚後すぐに発覚し、そこから3年間一生懸命支えてきたつもりです。
唐突に仕事を辞められてしまって、ダブルワークで支えたことも全く感謝もされず。
理不尽に怒られたことも沢山ありました。
子宝に恵まれたあとすぐに失踪、OD、詐欺被害、浮気、もありました。
もう、疲れました。

離婚を切り出しては泣きつかれ、環境を変える勇気のない私は惰性で一緒にいます。
良いところもあるんです。ただ爆弾を沢山抱えている人とこの先も一緒にいて、私は息子は幸せになれるのでしょうか。

実家の親は頼りにしないでくれと。
夫がODしたときには、あんたにも悪いところがあると。
救いがありません。

感想1

投稿ありがとうございます。
読ませていただきましたが、「ひとりでがんばれない」というより「ひとりでがんばりすぎてる」が正しいタイトルなのではないだろうか…と思わず言いたくなってしまいました(「もう」ひとりでがんばれないという意味かなとも思いましたが)。それほど、あなたが心底疲れ果てている様子が伝わってきたのだと思います。まずは労いの言葉をかけたい気持ちです。

あなたと夫さんの関係は、この文章を読む限りでは対等な関係とは言えないように私には感じられました。特に「離婚を切り出」すと「泣きつかれ」るところや、あなたが「良いところもある」と書いているところを見ると、私としてはあなたが夫さんにコントロールされてしまっているようにさえ思えたのが正直なところです。そうした関係では疲弊してしまうのは当然で、知らず知らずのうちに力を奪われてしまうこともあるので、「環境を変える勇気のない」とあなたは書いていますが、もしかしたら「環境を変える」力(意志)を奪われている可能性もあるのかも…などと私には思えました。
あなたの疲労感や「幸せになれるか」といった不安を思うと安易に勧められるものではないだろうと葛藤するばかりではありますが、、この状況が続く、ないし、対等な関係が見込めないとするならば、個人的には「離婚」も大いにありなのではないだろうかと感じます。もちろんそうした決断をするのはあなたですが、それはあなたひとりだけの力でなんとかするという意味では決してなくて、むしろ(たとえばですが)自治体の配偶者暴力相談センターなどの力を存分に借りて、一緒に考えてもらえたらいいなと感じたことをお伝えさせていただきます。最後に、夫さんのODはあなたに「悪いところ」があったかどうかとは関係ないと思うことと、夫さんの精神疾患やその苦しさは専門家などによる適切な対応が必要なのかなと思え、あなた(と子どもさん)がすべてを背負い、犠牲になる必要は全くないと私は思いました。またよかったら書きに来てください。

感想2

投稿者さんが、文字通り心身を削って、抑えて、家族や日々の暮らしを守ってこられた様子を想像しながら読ませていただきました。投稿者さんがこれ以上疲弊する必要は無いんじゃないかと伝えたくなる気持ちと、「今も夫さんと一緒に居ること」を受け止めたい気持ちで揺れながら、感想を書いています。

夫さんの精神疾患がどんな状況かわからないのでそこにはあまり言及できませんが、一緒に暮らしている人、パートナーであり子育てを共に乗り越えたいはずの人に対して、「自分が支えなければ」と意識し続ける生活は、それだけで十分すぎるくらいしんどいものではないかなと感じました。支える・支えられるというバランスの話は双方の認識があるものとも言えるかもしれませんが、少なくとも失踪や浮気といった形でパートナーに振り回されることは、投稿者さんが受け止める・耐えるべき範疇をとっくに超えているようにも思いました。
そうしたことを色々考えながら、改めて一文目の「幸せな結婚生活ってなんだろう」という言葉を読んでみると、投稿者さんの疲れや悲しさや、反面もう少し頑張ろうとしているような、そんな言葉に成りきらない葛藤だったり、徒労感がより伝わってくる気がしました。そして、勝手な想像かもしれませんが、投稿者さんの中には今の夫さんと、息子さんと共に、幸せになる道を探し続けているような感覚があるのかな…ともイメージしました。

自分は誰となら幸せになれるのか、そもそも「幸せ」がどういう形なのか、それに答えがないからこそ、どんな人といることを選ぶにせよ、そこに一元的な良し悪しの基準なんてないんだろうな…と考えたりもしました(状況的に、その割り切れなさは感情だけでなく、いろんな現実的な要因が絡み合ったりもして、尚更のことと思います)。
日々のせわしなさと疲れに取り立てられる中で、投稿者さんが自分自身の気持ちに少しでも耳を傾けられる時間だったり、ひとりにしずかになれる場が、死にトリにあったらいいなと、勝手にですがそう感じました。投稿ありがとうございます。

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