経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

できない自分にイライラ

 私は今高3受験生です。夏休みだというのに勉強に身が入りません。自分で理由はわかっているのかわかっていないのか微妙です。誰かに話を聞いてもらいたくて書きます。
 少し私の今までのことを話させてください。ギリギリであったとは思いますが県で一番の進学校に入り、周りの子達と同じ土俵に立てるよう頑張ろうと初めは思っていました。しかし高1から持たせてもらったスマホにコントロールを奪われてしまい夜から朝方まではずっとスマホスマホスマホ。気づけば3時でそこから予習や小テストの勉強をし、毎日4時ぐらいに寝るという生活。学校は近かったものの毎日2.3時間睡眠、。もちろん授業中は起きてる時間の方が短く、体調を崩し、鬱っぽくなり、、、入院までしました。今でも薬を沢山飲んでいます。
 このようなぐだぐだした自分に嫌気がさしてスマホを壊そうと思ったことは何回あったでしょうか。でも壊せない。壊そうと思ってもInstagramやLINEに気を取られてしまう。家族には注意されることも多く自分でも分かってるのに!と逆ギレしてしまうこともありました。お母さんからのあんたスマホ依存症だよという言葉が嫌すぎてだんだん隠れて触るようになりました。実を言うとお母さんもスマホについてお父さんに怒られている時が多く、なんで私は同じぐらい触っている人に怒られないといけないんだとか言い返したりしていました。(余談が長すぎました笑そろそろ本題に行きます)
 急にですが私の夢は医師になることです。至って真面目に言っています。この夢を周りの学歴厨に言ったらこんなかんじです。
 「こんな人が医師?医学部受験のつらさを知らないのか、医学部に入ってからの方が大変だぞ?医師という職業を舐めるな、自分のことすらできないのに人の命に関わる仕事を?、そもそも受からないだろう。」
 学歴厨め!いやでもそれが事実であることは分かっています。私は高1で全てが崩れてから勉強から逃げてきました。ましてや狭き門である医学部に突っ込むだなんて世の中を知らないにも程があるでしょう。

でも、なりたいんです。

はやく勉強しなさい。わかってる。スマホやめなさい。わかってる。みんな塾で自習してるよ?分かってる。夏休み頑張らなくてどうするの。分かってる。自分に甘すぎるよ。分かってる。分かってる。分かってる分かってる分かってる……

私は弱いんです。

変えたい。でも簡単には変われないんです。

こんな17年しか生きてないガキですがもう嫌になってしまいました。

たすけないでもうしにたい

感想1

医師になるという夢を持っているにも関わらず、夢を叶えるための努力がなかなかできない…今のままではよくないと頭ではわかっているからこそ、行動に移すことができないジレンマを自覚するのだと思いました。
自分の目標に対して、「相応しくない」と言われるのは辛いことだと思います。言われなくてもわかってる。自分が一番わかってる。でもできない。だからこそ周りの人に言われると、グサッと刺さるのだと思いました。
しかし極端なことを言ってしまえば、あなたが医師になれるかどうかを判断するのは、その”学歴厨”でも、親でもなく、医学部の入試と、国家試験です。皆が頑張っているときに頑張らなくても、どれだけ自分に甘くても、試験の結果さえ合格であれば、それでいいのです。王道・メジャーな道のりを歩む選択肢もありますが、自分の信じるやり方を、無理なく進めていけたらそれでよいのではないかと、私は思います。

しかし、スマホの影響というのはとても大きいものですね。私もよく、アプリを終了させた次の瞬間には、今終了させたはずのアプリを起動させているんです。恐ろしいのはスマホなのか自分なのか、わからなくなります。コンテンツのひとつひとつは小さくて、短時間で消費しきれるものなのに、(だからこそ?)あとこれだけ、あとこれだけ…とついつい区切りをつけることができなくなってしまうことがあります。
生産性があるのかないのか、時間を無駄に使ってしまっているような感覚もありますが、自分にとってこの時間は、精神を休める大切な時間だとも感じています。
生活に支障をきたすくらいスマホ漬けになっていたというと、日常生活で無意識に強いストレスを感じていたのではないかなと思いました。例えば、進学校に入学し、周りと同じ土俵に立とうとすることでプレッシャーを感じていたとか…。スマホのせいで睡眠時間や勉強時間を確保できず、成績が落ち、そのストレスでまたスマホを触る…という悪循環が生まれていた可能性も否定できませんが、スマホはあなたにとっての逃避先でもあったのではないかなと思いました。

自分自身でコントロールが効かないことに自己嫌悪だけが募っていくのなら、これ以上嫌な気持ちにならないために、周りにコントロールしてもらうのも手だとは思います。夜間、スマホを親に預かってもらうとか。(既に取り組まれているでしょうか)
人間は弱い存在だからこそ、誰かを頼ったり、逃げ道を探したり寄り道しながら、休み休み生きていくのだと思います。

感想2

投稿ありがとうございます。
県で一番の進学校に入ったのも、もしかしたらその頃からずっと医師の夢を叶えるために動いてきたのかなと思いました。毎日2、3時間睡眠で過ごすのは心身に相当なダメージがあると感じましたし、「周りの子と同じ土俵に立てるよう頑張ろう」と書いてあった所から、入院していた時は今後についてや、今自分が置かれている状況に対してとても不安な気持ちがあったんじゃないかと想像しました。
スマホって本当にあっという間に時間が奪われるし、あらゆるSNSで人と繋がれる・情報が溢れかえっている気がしています。私の場合、単純に楽しくてやめられない気持ちもあるけど、「何か必要な情報を逃してないだろうか」と調べたら止まらなかったり、「繋がっている人達の間では何が話題になってる?・置いていかれてない?」「やり取りがテンポよく続くとやめ時がわからない…(返さないとどう思われるか)」な、焦りや不安の気持ちからスマホに没頭してしまうことがあります。あなたはどんな気持ちからスマホに気を取られてしまうのか、何か思い当たる事はあるだろうかと考えています。

お母さんからの「スマホ依存症だよ」の言葉は、お母さんも同じなのに…の気持ちもあるけど、もしかしたら言い方も何か嫌な感じがあったりするのかなぁとも思いました。私は、ポケットに入れたスマホが、鳴ってないのにバイブレーションを感じてしまうことが多く、「あぁ自分依存してるな」と痛感することがあります。そんな時誰かに依存症だと言われると、相手にその気が無くても追い打ちをかけられているようでイラっとしてしまうと思いました。でもそのイライラは、確かに相手に対してもありつつ、"コントロールできていない自分"を強く自覚してしまうことからくる、自己嫌悪のイライラも多く含まれているのかも…と、今あなたの文章を読みながら考えさせてもらいました。そして同時に、「〇〇しなさい〇〇やめなさい」や医学部進学への否定的な言葉を浴びて、追い立てられていることが攻撃に感じてしまったり、あなたの心に大きな不安を与えている事実も感じました。

でも、医師の夢に対して、「なりたいんです」という一文からは夢への想いと決意も込められている気がして、なりたい気持ちが伝わってきたように思いました。この世界には、自分のことができなくても人のためなら何故かできる人もいるし、受験のつらさもやっていなければ知らないのは当然で、医学部に入ってからどう感じるかは人によって違うし、その時に仮に夢を変更しても、変わらず進んでいっても、何を選んでもいいんじゃないだろうかと私は思いました。また、なんとなく感じたことなのですが、勉強しなきゃいけないのにできない…の気持ちから不安定になっても、医師になりたい気持ちがあなたの中心軸でしっかりと構えていて、自分にあるこの気持ちを感じた時にふと動けたり、切り替えられたり、もしかしたらスマホのことを一瞬忘れてしまう時もあったりするんじゃないかなと、勝手ながらそう感じました。
現状を変えたい気持ちはあっても、本当にそんなに簡単には変えられないし、習慣付いてしまったものを変化させるには、なんだかどこか怖い気持ちもあるかもしれないなぁと思う私もいます。また、どうして医師になりたいのか、何があなたの心を動かすものなんだろうと、経験談を読ませてもらって気になりました。そこを振り返ると自分の中で何か見つかったりするかもしれない…?と思いつつ、私が知りたいだけなのもあります。もし良かったら、無理なく、またいつか書けそうな時に教えてもらえたらと思っています。

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