2020年5月20日~6月18日の期間で行ったこえサーチ第4弾「自立・自立の土台 ニーズ調査」について、報告いたします(大変お待たせいたしました……)。
この調査では、約1か月間で490もの声が集まりました。
たくさんの方にご参加いただきまして、ありがとうございます!
なお、この結果を無断転載することは固く禁止いたします。
参加者について
こえサーチに参加してくれた方の年代を見ると、20代が最も多く、全体を見ても若年層が多くなっていました。40代・50代以上の方を合わせると全体の1割ほどとなっています。
性別を見ると、女性が77%です。これまでと同様に女性が多くなっています。
今回のテーマについて
今回のこえサーチは、社会の中でどんな人も権利が守られて、自立の道が保障されるよう新しい制度や支援策を検討するために、「生きていても仕方ない」「将来は見えない」「生きることがつらい」と思う人たちのリアルな状況やニーズを事前にリサーチするために行いました。
皆さんから集まった率直な声を集めることで、今後の有効なサポート体制につなげていこうと考えています。
なお、回答に際しては、「子ども、若者(30代ぐらいまでが目安)の時期に何らかの逆境があり、自立することが阻まれてしまった、今も困難がある人(対象年齢問わず)」を対象としました。
前提の考え方
私たちは「自立」とは人が生活していくうえで必要な以下の4つの状態が権利としてある程度保障された土台の上に成立すると考えています。
⑴衣食住に困らない状態(ある程度の経済的な安定性)
お金のことで著しく困ったり、苦しんだり、我慢したりすることがなく、ある程度の経済的な安定がある。衣食住が脅かされていない。
⑵こころとからだが脅かされない状態(心身の健康)
こころやからだの健康が保たれているか、多少の病気があっても適切な医療や支援を受けて日常生活で必要以上に苦しんでいない
⑶居場所があり、社会貢献ができる状態(居場所と出番)
自分のことを理解し、受け入れてくれる人がいて(またはいなくても困らない)、必要な教育を受け、潜在能力を発揮し、役割をもって社会生活を送っている。
⑷自分のことを自分で決められる状態(自己決定と自由)
自分の生きる道を自分で決めることができ、ある程度の選択肢を想像することができる。必要以上に自分の人生を犠牲にしたり、他の人によって侵害されたりしていない。
それでは、寄せられた声を見ていこうと思います。
現在の自立について
現在の自分自身の自立についてです(複数回答ありとなっています)。
「自立していない」「どちらかと言えば自立していない」と感じている人を合わせると約3割となっていました。「それなりに自立している」と回答した人は8%となっています。
「自立は遠い」「自立したくてもできない」人を合わせると約2割となっています。また、「何とか自立したい」と感じている人も16%いました。
衣食住の状態(ある程度の経済の安定性)についてです。
困っていない状態(「まったく困っていない」「あまり困っていない」)にあるのは、約6割で、困っている状態(「少し困っている」「困っている」「とても困っている」)にあるのは約4割となっていました。
衣食住については困っていない人のほうが多くなっていました。
こころとからだの健康状態について、困っていない状態の人は7%、困っている状態の人は93%となっていました。「とても困っている」と回答した人が43%となっていて、健康状態で困難を抱えている人が多いことがわかりました。
居場所や社会貢献(仕事も含む)について、困っている状態の人は90%、困っていない状態の人は10%となっていました。こちらも「とても困っている」と回答した人が最も多く37%となっていました。
自己決定(自分事を自分で考えたり、決めたりする)について、困っている状態の人は全体の79%、困っていない状態の人は21%となっています。こちらも、困っている人の割合が大きくなっています。
コラム:「自立」その前に…
7年前に『「自立」その前に…』という冊子を厳しい子ども時代を過ごした若者たちと一緒に作りました。
「自立しなさい」「自立すべき」などといった言葉は一定の年齢になると当たり前に言われてしまいますが、言われている側の現状やそれまでの人生を理解すればするほど、「そう言われても…」「そんなに簡単に言う?」「それ言う前に、大人としてやることあるでしょう」と思うことがたくさんあったからです。簡単に「自立しなさい」と言える人がいるとしたら、おそらく自立のための土台についてあまり意識することがなかったのではないかと思います。ある人たちにとって当たり前の自立には、そのための「土台」があり、土台があればいろいろな選択肢がありますが、土台がなければ自立は途方もなく難しい問題なのではないかというのが私の仮説です。
そして、その土台は本人や親などの特定の個人の責任ではなく、子ども時代に「子どもの権利」という形で誰にでも保障されるもので、その保障は社会全体や国などの公的な役割だと思っています。完璧に誰に対しても等しく権利を保障することは難しいでしょう。でも、現状はあまりにも保障されなさすぎるし、年々その過酷さは深刻化(二極化)するように感じていたので、今回の「自立」のこえサーチを企画しました。
仮説として4つの土台を想定しましたが、回答を見ると「こころとからだの健康」「居場所と社会貢献」は9割以上が困っていると感じていて、「自己決定」も8割の人たちが困っていました。一番少なかったのは衣食住の問題ですが、それでも4割の人が困っていると感じています。今回の回答結果を見て深めた仮説は以下のことです。
①単純にお金では解決できない深刻な問題がありそう。でも、実はお金が保障されることで解決する側面もたくさんあるのではないか?
②大多数の人たちが困っている「こころとからだの健康」は一般的には医療の問題と思えるかもしれないけれど、みんなが必要としているのは従来の医療ではなさそう。多くの人が病院にかかっているが、困っていることは解決していないのでは?「こころとからだの健康」について従来の医療とは異なる有効なサポートの仕組みが必要だろう。
③「居場所と社会貢献」の保障となると、制度ではほぼ想定されていない。この領域はプライベートの問題として、家庭や学校、職場などの自助努力に委ねられてきている。たまたま所属したところ(家、学校、会社など)が権利の保障ができないところであった場合、子どもは自らの力で抜け出したり、環境を変えたりすることは極めて困難。何かしらの仕組みがないと死にたいほどつらい人は増え続けるしかないだろう。
④「自己決定」については目に見えないし、こうしたアンケートでもピンとこない人も多くいそう。そもそも、子どもの頃から何かを決める経験をしていなければ、「自己決定」の感覚について答えにくいだろう。自立するためには自己決定が必要なのにそれを保障する仕組みや育む教育の機会が乏しいのは本当に問題。
それらいくつか深めた仮説について深めるために、第4弾のこえサーチでは後半で、具体的な解決方法についても声を集めています。今回の報告ではその中から、経済的な支援についてベーシックインカムと生活保護について紹介しようと思います。
自立の土台づくりのための支援についてのアイディア 経済的な支援について
①ベーシックインカムについて
1人月8万円程度のベーシックインカム(条件なしに一定のお金が支給される給付制度)について、「使いたいし、有効だと思う」が40%、「場合によっては使いたいし、一つの方法だと思う」が44%となっており、多くの人が使いたいと感じていることがわかりました。
また、ベーシックインカムについて、使いたい、使わない理由について自由に記述してもらったところ、以下のような意見がありました。
- お金をもらえるのはよいですが、そんなにお金があるのか心配です。また、みんな働かなくなるのでは?
- 条件なしに全ての人が手に入れられるものなので当然の権利だし、周りからどうこう言われることもないから。
- 不公平感が少ないから。一人一人に支給されるから、自分が生きてるだけで認められてるように思えそうな気がする。
- 病気で働けずお金がなく趣味もできず親に迷惑をかけて最低限の生活で病気が悪化…悪循環です。抜け出し生活を立て直し、社会復帰したいです。
- 利用することで偏見に会う
- 心身がついていかない、保証されない社会は不自由です。使いたい。
- 奨学金の返済と生活費で困窮している
- 条件無しにっていう、その基準がよくわかりません。
- いじめやパワハラがあった時、一時的にもその場から離れると収入がなくなる。生活費の足しとして使いたい。
- 生活保護みたいに規則が多いと働けないし、外出出来ない。周囲が生保警察ばかりだと安心して暮らせない。また障害者雇用の給料や工賃では生活が難しいからです。
- 夫の扶養に入っているが、自動車保険や住民税等自分に関することは全て自分で払っており、料理の食材等は私が持っている。病気療養するには夫の給料だけでは足りない。手当金がなくなればまた働かざるをえない
- 使い道が明確であれば有効に使えると思う
- お金があっても苦しみから解放されるわけではないから
- 国や自治体の財政を圧迫しないか
- 生きられることが保証されれば、安心して働いたり楽しんだりできると思う。
- 相対的に給与水準が下がらないか心配
- そんなうまい話があるわけないと思うけれどもしあるのなら使って精神的に楽になりたい。
- 生きていける保証が欲しい
- 使いたい 住む場所の選択肢が広がる
- 最低限の補償があると心に余裕を持てるので仕事も自分が頑張れる範囲で自分がやりたいことに集中できる。
- 人に迷惑かけたくないし乞食にはなりたくない
- 使いたい気持ちはあるが、そのために他の国民が重い病気や障がい者になった際に生きたいのに健康保険がなくなって治療やサポートが受けられず死ぬのは大変なことだと思うので微妙
- 使いたい。お金があれば時間に猶予が出来て考えて次の行動ができると思ったからです
- 自己投資で使いたい
- 生活費を他の事に回せる
- お金はどこから出ますか?
- 生活費になればとは思う
- 自分の場合、欲しいのは時間なので、お金はあれば使いたいけど使う道がわからない。
- お金を支給することは支援の手法で最も簡単だが、お金だと安心感ができ次に繋がらない。
- 自分の歩みが止まってしまうのではないか、と躊躇しました
- 現状を一人0円のベーシックインカムがある状態だとして、これが8万円になっても物価が上がるだけだと思う
- 自立のためにできることならなんでもやりたいから。
- 鬱により収入減
- 生活できない
- 給与が低すぎてまともな生活ができないので、光熱費や家賃に当てて一人立ちしたい。
- 8万だとたかが知れてるけど使えるならありがたく使う
- 収入がなく失業しているときや借金があるときに、精神的に不安定になったので、あったら使いたい
- いつか使う時が来るかもしれないから
- わからない
- 生活していくためにはある程度の経済的基盤がないと難しいため
- 生活にもし困ったら、その時はとても役に立つと思う。
- 楽になれる感じがする。
- 制度がよくわからない
- 人と交流するのは恐怖だが興味のある事やりたい事はあるので精神的余裕のために使いたい
- お金を何もしていないで貰うことに抵抗があるため
- 子供がいるのでお金があればあるだけ助かります。
- やはりまずはお金がないと暮らしが立ちいかない
- これが自立につながるとはとても思えない、むしろ依存につながるのではないか。
- 金銭的余裕が気持ちにもゆとりを少なからずもたらすと思う
- ギャンブルなど、自己の欲望を満たすために使いそうなので、使い道が決まっていれば使いたいと思います。
- 病気などによって収入がない場合など、頼りになるから有効と思う。
- 心身の自由を確保するための拠り所として使いたい。最低限の経済的な保障があることで、不当な労働や人間関係を生活のために我慢する必要性を減らせると思う。
- 条件なしの給付は本当に必要としている人以外にも使われてしまいそう。
- 使いたいが夫の収入があるので難しいかも
- 仕事をしたいが、フルタイムは難しそうなので、ベーシックインカムがあれば安心できそう。ただ、医療費なども自己負担となるのであれば反対
- 条件なしの給付だと、ただ単に怠けているだけの人が得をして、本当に困っている人が損をしてしまうようが気がして、あまり良い制度ではないように思う。
- 生きる上ではどうしてもお金が必要になってしまう
- 実現可能かわからないが、失業しても死なずに済むので、多少将来の不安が減る
- 8万円もらえると生活が助かる
- 誰かのために使ったら褒められると思ったから
- それがあるだけで我慢ばかりの生活から抜け出せる可能性が見える。例えば、転職しやすい
- 衣食住のいずれかが満たされるため、心の安定が得られるから
- 役に立つと思うから
- 本当に限界まで困ったら使うかもしれないが、罪悪感からは逃れられないと思う
- 何だかよくわからなくて怖い
- 国債の増加が心配だから。
- そのお金で助かる命があると思う。
- 好きなことに使えるお金が増えるとQOLが上がるから
- 生きるための労働は辛いので働く時間は少なくしたい
- 働きたくても働かなかった時に収入の不安があって病状がよくならなかったり、両親から離れられないなど制限があったから
- 今の生活を少し変えられるかも知れないので、使いたい。
- 少しは楽になる
- コロナ禍なので、すぐにでも導入した方がみんな平和に暮らせると思います
- 経済的なお金が少ないから
- 少しだけでも心にゆとりができるのであれば使いたい
- 一人暮らししたい
- 経済的な事を考えずに療養入院したいけど、子供たちの学費を考えたら、現在は療養入院できないし、無理してでも働かなくてはならない状態だから。
- 障害年金と同じく8万だと副業がない限り経済的に自立するのは困難だと思う。今の所就労の目処がたっていないので利用する機会はないと思う。
- 人と関わりを持ちたい
- 月8万程度では健康保険・年金が全て自費になった場合到底足りない。
- 使いたいが月8万では少ないかも。働かざるを得ない
- 精神科以外に婦人科や内科、皮膚科、整体?ジム?にもお金がかかる位体調管理が悪い
- 条件なしに月8万円ももらえる程社会に貢献できていないから使えない
- 例えば金銭的な理由で親の扶養に入っているけれど、親元を離れて生活したいなどの実現がしやすくなるからです。(個人的に金銭的な自立を経て、精神的な自立へ繋げられると思うからです)
- 世の中が「与えられなければ与え方がわからない」状態になっているため、まずは人々に「与えられる」経験が必要だと感じているから
- 税金を投入することになり、行政や医療のサービスが落ちるのでは。
- 最低限の安心によって常にある悩みの一つが和らぐと思われるから
- 条件なしに支給されるのが魅力的なので使いたいと思った。
- お金がお貰えても職に就けるわけではないから
- 自立をする際、精神疾患や引きこもり等で中々職に就けない場合、身内による金銭援助がない場合にとても助かると思います。シングル家庭も居るため。
- 生きていく上での不安が少しでも軽減されそう
- どんな状況であれお金が入ってくれば多少のリスクを負っても挑戦ができると思うから。それが自立しているかというとそうではないと思うので、社会に対する適応能力が下がる危険もあると思った。
- 無条件にもらえるのにもらわない理由がない。経済が回っていいと思う。物価がベーシックインカムありきになりそうでもあるが。
- 労働が向いていないと感じるから。
- 使い方が分からない
- 労働の対価としてお金をもらう、という価値観があり、何もしてないように思う自分がもらっていいのかと思う。でもあったら嬉しい。気が楽になる。
- 生きる為に働く意味が分からないし、働くことを強制される意味が分からないから使いたい。
- とりあえず生きていける可能性が広がる
- 非常勤でしか働けないと、少しのアクシデントで収入が無くなってしまうから。
- 働くことが自由にできないので欲しい。もらったとしても仕事には出ると思う。
- 当たり前に頼りきる人がいる、もしくは自分がそうなるのではないか、という不安や不服と、それに頼らなければならないのか、という惨めさを感じそう。
- あったら経済的理由で家を出れない理由がなくなる
- 想定外の妨害をかわす保険的な意味であったほうがいい
- 自立するための環境にまずお金がかかるから(支援施設利用料、精神科への通院など)
- 自立にふさわしい給付だと思うから。自分で生活できるならぜひ使いたいから。
- 最低限の生活が保証されているという安心感がないとできないことがたくさんある。私は音楽家なので、できれば生活のことを考えずに創作を没頭したいと思う。
- 経済的な最低限のラインだと思うので必要な方には良いと思った。
- 常々、それがあれば、考え方が変わるとら思っている。鬼気迫った感が、なくなる。自分のために将来考える時間ができる。
- 心身の調子によって全く働けない期間があるため。社会生活に消耗することが多いが、自立したいという思いが強く、経済的な支えがあると助かる。
- 財政破綻の懸念
- あればひどい満員電車で毎日痴漢されなくても働けるかもしれない
- あったほうがいいけど、使う事で個人同士比べられてギスギスするのは嫌だ。
- 制度としてなりたたないと思う。
- お金が無いから
- 家賃や食費を常に心配しなければいけない状況が1番辛いから。
- 現在一人暮らしをするには不安がある収入なので、8万円が補助されるなら心理的負担が減ると思います。
- うつ状態だが、今の仕事を辞めたら高額な奨学金の返済だけが残るというプレッシャーから辞職することもできず、苦しんでいるため。
- 経済的な安心感があった方が意欲や向上心が湧くから
- 精神面での社会的ストレスを治療する為の資金的余力が乏しい。
- 先立つものはお金だし、あればとれる選択肢が増えるから
- 自信が労働によって収入を得ることに不安があるため
- 追い込まれたとき何もできずに恐怖に駆られるより少しでもお金があると助かる気がする
- 気持ちや体調に波があり、一週間かそれ以上休んでしまうことがあり、収入が著しく減ることもあるため
- 8万円を貰わなければ生活ができない訳ではないが、3月に仕事を辞めて現在無職なので就活が長引けば利用してみたい。
- 現在は親族からの仕送りに完全に依存しているが、それでも生きていくのは辛い。いずれここに労働が追加されると考えただけで死にたくなる。働かなくても社会が回るなら、みんな仕事なんかやめればいい。
- 今の給料で高齢の両親を見ていくのが不安なので、支援があるなら利用したい。
- 今、失業していてお金が無く困っている為
- 平等に支給される金銭なら罪悪感無く受け取れるから。
- 親から離れることが回復に必須であるのに、経済的理由で同居しか選択肢がない方が、短時間労働から始めて徐々に自立を目指す場合に、非常に有効だと思います。
- 正規雇用はむつかしいし、フリーランスの準備もできるし、非正規でも無理なく健康に生活できそうだから。あと、精神的にすぐにはたらけないから。発達障害あり
- 無条件でひとまずの衣食住が確保されるのは歓迎。明日住むところがなくなるかもしれない状況で、自立のための通院や求職活動なんてできない。
- 物や経験を買って心が満たされることもあるかもしれない
- 求めているのは金銭ではなく私の様な者でも社会に貢献出来るようになる道を見つけることが出来る社会制度。金銭では最低限の精神生活は保障されない。心を満たすのは社会参加。
- 本当に自立を目指したい人への支援はあったほうがいいと思う。
- それに依存してしまいそうだから。
- 経済的状況によって心身に無理のある就労ベースを選択しなくてよくなるため
- 生保に頼らない最低限の保証なのかもだが、不労報酬には抵抗がある
- 利息がいくらかかかってしまいそう
- 今の環境を離れる資金になりそうだから。
- 学費を自分で払っているため少しでも足しにしたい
- 体調面や長時間仕事ができない人には良い制度だと思う。
- よく分からないが、条件なしで給付してもらえるなら、使えるものは使いたい
- 私の場合、そのお金で家賃やその後の生活が少しは保障されそうだから。
- お金に関する焦燥感がほんの少し緩和できる気がするから
- 条件がないのがいい
- 働けない人には有効だが、お金の出どころは?結局税金が高くなりそう。
- 家族が喧嘩ばかりで精神的にきついので、早く親から家族から自立したい。バイトなどと共に貯金したい。
- 自分よりももっと辛い人の為に使ってほしい、今は自分はそこまで酷くはない、でも使うと最低辺のイメージ
- 休んで気持ちを落ち着けたくても収入に不安がある。使えれば、休息をとることができると
- 自分で働いてこそ自立なので有効ではあると思いますが、使いたくはない。申し訳ない。
- 今の仕事が精神的にキツく、直ぐに辞めたいが次の職が決まるまで暮らしていけるか不安なので。
- 障害年金だけだと厳しい。他の障害者の方もそういっている
- お金がないとそれだけで何かをするスタートに立てない。面接に必要な物も清潔もなければ仕事なんて話にならないから。
- 生活に余裕ができる
- これをもらう代わりになにかしないといけないのでは、と思う。
- 審査や手続きが難しくなければぜひ利用したい
- 詳細がわからないのでなんとも言えないが、助けを必要な人にメリットがあるのであれば良いと思う。
- 早く家から出て、自立したい。
- 何もしていない自分が使ってもいいのかと感じてしまい使いづらいと思う
- ひとによって、まずは家を出る(家で虐待など)ことが必要な人には1度で良いので数十万円だとか、鬱であまり働けない人は月々少しずつとか、その人の困り方によって必要な額とタイミングは違う
- お金がもらえるなら焦らず治療や転職が出来る。
- 頼ってしまったら、甘えが出ると思う。
- 8万円あれば家族に気兼ねなく使える
- 制度のことをよく理解していない
- 8万円あれば十分生活ができるし、衣食住の保証がされるのは心強い。生活保護や障害年金のように、身内や知り合いに気兼ねしなくて良いので実現すれば非常に暮らしやすくなると思う。
- 家族から離れて暮らした方が心身の健康も良くなると思うが、現時点で就労不可、元凶の親の支配下から逃げられる、命を守れるのならばお金は必要であると思うから。
- 無償でお金が貰えるのは甘えだ。
- 学びたい環境を整える1部になる。
- 日常生活に必要
- 経済的な余裕によって開ける道があると思うから
- 貨幣価値が下がり物価上昇につながるため、結果的に真面目に働いてる人を含めて損をする事になる未来が予想できるから。
- 精神的に不調な時が多いが、仕事を減らしても、最低限の仕事ができるため。休暇をとって精神を回復できる可能性があるため。
- ネット環境(スマホ、PC)がなければ就労は難しいけれど、お金を渡されるだけだと、遊びに使ってしまいそうなので、自立のための使い方を指導してくれればありがたいです。
- 現在の生活保護受給者に向けられる社会の目と同じく、不正が起こり、差別と偏見に晒され必要な人は利用しない矛盾が生じるのを懸念している。
- 月8万円プラスされることで月々発生する様々な支払いの心配が解消される上、シェアハウスでなら実家を出ることも出来るだろうから。
- 本人に自衣食住のことを毎日考えて精神状況が逼迫せずにいられるのなら、どれだけ生きやすくなるか。必然的に、社会に見捨てられていないというふうにも感じられて、それは生きる気力にもつながると思う。
- 努力しなくなる
- 精神科に行ったことがないのでそう言うのに使いたい
- 結局税収で取られる
- 「働かざるもの食うべからず」は椅子を空けてもらえない若者にとって障壁。椅子を守りたい年配にとって執着
- 使って周りの目が白くならないか、不安。
- もらえるものはもらいたい
- 財源確保ができるなら。税金がこれ以上重くなるのは苦しい
- 根治的であるかはさておき、お金がなければ選択肢は狭まると思う
- 学費に使いたい。小学生から大学や専門に行くなら自分でお金出してと言われている。
- 生活費と医療費、税金(特に年金)に使いたい。余ったら趣味に使いたい
- 現在の給与形態だと、正社員でも貯蓄をする余裕もなく、節約に節約を重ねて何とか生きていけている状態なので、心に余裕ができると思う。
- 生きていようと思わないのに、頑張って働かないと生きていけないのはおかしいと思うので、働かなくても生きていられるように保障されるべきだと思う
- ある程度の生活が保証されるというのは誰にとってもありがたく親から離れてのひとり立ち(自立)にも繋がると思う
- 生まれの環境や体調で必要な額は変わるため一律でいいかは疑問
- 絶え間なく働いていないと衣食住が確保出来ない場合に、少しでも支給していただければ、支給額の分だけ仕事を減らして転職のための資格獲得に使ったり、通信制大学などの授業料などにあてられるから。
- 自身の諦めていたことが出来るから(勉学、趣味等)
- 大きな病気をいくつも抱えているので、ほかの福祉制度が減らされるのであればベーシックインカムだけではとても生きていけない。
- それに頼って生きていては、いつまでも自分がきちんとならないように思える。
- 該当額を受ける資格があるような人物ではないため。
- その金額があれば、十分一人暮らしするために家賃代として払える。家から出られる!!!
- 生きる気力になればいい。
- 現在の収入では生活費に不足が発生したり、貯蓄が出来ずに体を壊したら収入を無くし、仕事を辞めたくなくても保護して貰わなければならない場合もあると思うため。
- 精神的な問題等で無職になり金銭的余裕がなくなると、心はなかなか休まらず、かえって追い込まれることもある。しかし少しでも金銭的余裕を持つことができれば、そのぶん他のことについて心を使うことができるから。
- 経済的な不安は四六時中漠然と心にのしかかるので、何らかの保証があると精神・思考の面で支援になると思う
- はたらかない人が出てきそう
- 全ての国民に必要と思わないが、生活困窮者は生活保護があるが、難病患者や障害年金受給者は生活保護以外の選択で自立できない為必要と思います。
- 心身の健康が害されて十分に働けない時に大いに役立つと思うから。
- 収入が少なく標準的な生活が送れない場合は助かる。医療機関も受信することができ、継続的に通院することができ、心の病などが改善される。またその日その日、1日の生活を不安に思うことがなくなる。
- 学費に使いたい
- 問題を根本的に解決できるかと言われると微妙だし、条件なしに支給される事に罪悪感がある
- お金に余裕があると、頭に余裕ができる。今の環境を変えたいけど、そのための資金がない、環境を変えたあと収入がなくなるからそのために貯蓄から始めないと、などがなくなる
- PTSDの治療で経済的な負担が大きいため。また、非正規雇用での収入と年金だけでは将来設計ができないから。
- 生活ができない
- 8万円で何ができるのか、さらにその財源を確保し続けられるのか?
- それで何かが変われるなら挑戦したいが、有効活用できる方法が思い浮かばず、無駄金になる気がする(結果的に駄目な自分に嫌悪しそう)
- 生活に困った際に使いたい
- バイトが受からなくて、働けないから。
- 俺の趣味や推しに使いたいから。
- 経済的余裕はそのまま心の余裕に繋がるので
- どうせもらえないので
- 8万だけじゃ何も出来ないと思うから
- 生活保護を他人とは違い特別に受けていると言う罪悪感を無くしたい
- 純粋に今の給料が少ないので、生活費の足しや金銭的な余裕を作る意味で欲しいと感じる。また、金銭的な余裕が生まれれば何かを学ぶ余裕もできてキャリアをあげる助けになると思う。
- まず健康な身心を保つためにはお金が必要だし、健康な人材でなければ社会への奉仕(仕事など)に取り組めないため
- お金にそれほど困ったことがなくあまりぴんとこない
- 一律という給付条件だと、日本の場合、それを加味して仕事の待遇を悪くする国民性があると思う
- 収入的には問題ないとされ支給されないラインにいたが進学の際にとても困ったから。
- 働きたくないので使いたいが、これを適用すると働かない人が増えると思うので、社会には不要だと思う。
- 本当に生活ができない、犯罪に手を出してでもいいから生き延びたいと思った時に使いたい。
- 自立するのに生活保護や障害年金が使えないのでもし利用できるのであれば使いたい。
- 就職活動やそれに類する買い物などをするための移動・物品資金として使いたい
- 現状、大学生で一人暮らししたいがお金が無いと言われできていない状態。もしそれがあったら自立出来るかもしれない。助かる。
- 自由にできる可能性のあるお金があるだけで安心できるから欲しいけれど、きっと親の財布に入るだけなので
- 家事や育児など、お金にならない仕事しかしていないと、稼ぎがないので自分が価値に感じられるから。
- 使うとしても返さないといけないイメージが強いので必要になったとしてもすぐ使う気がしない
- もっと困っている人がいるのに、申し訳ないと思ってしまうから。
- 働けない事情がある場合は使いたいと思う
- 使いたい理由としては、どうしても心身の健康から働けない時があるだろうから。使うかどうかについてやや懐疑的なのは、その分のお金をどこから持ってくるのか。
- 学費にあてたり、病院に行きたい
- 家賃が高すぎる。家賃だけでも誰かに頼れれば自立できると思うから。
コラム:ベーシックインカムについて
私がベーシックインカムについて初めて聞いたのは今から15年ほど前だったと思います。地元の公立大学の先生が勉強会を開くとのことで耳にしたのですが、正直言って、その時には全くピンと来ていませんでしたし、違和感が大きくありました。「そんなお金はどこにあるのか?」「どんな人にも等しくお金を支給するのはおかしいのでは」など、今回の自由記述に書いてくれた皆さんの声に近い感覚がありました。ところが、ここ数年、この死にトリの活動を始めたり、若者たちの自立支援に関わっていると、自立しようにもなかなかできない、いつも経済的な不安を抱えていて、その不安が心の安定を妨げたり、経済的な保障がないために住むところを失ったり、自分を削られるような環境(家庭や職場など)から抜けることができずに、とどまることしかできないなどの現状が多く、その状況を解決するためにはベーシックインカムの仕組みが有効なのではないかと強く感じるようになりました。今回の声を見て、改めて同じように思っている人たちがたくさんいることを実感しています。
おそらく問題は財源の確保だと思います。みなさんも心配している通り、現状でそれだけの巨額な財源の確保は難しいかもしれませんが、考え方を変えれば不可能ではないのでは?と思っています。例えば、経済的にも困っていない人たちも支給されるにしても、その人たち向けに寄付制度や権利の移譲する仕組み、目的税として還元するなどを設ければ、国民一人ひとりが単に使い道を選べない税として「取られる」という感覚ではなく、自分の意思や意向で公共的な財源を目的をもって使う機会になるかもしれません。それは、社会について目を向けたり、社会参加する機会の保障、拡大にもなります。そうした財源が回る仕組みがうまくできれば、財源は循環して地域経済や地域に必要な活動が活性化する可能性もあります。
今回コロナの影響で全国民に給付された10万円はある意味一時的なベーシックインカムと言えるものだったので、少し身近になったかなと思いますが、これからの社会の在り方を考えるときにもっと議論したり、知りたいテーマだと思っています。
②生活保護について
次に、現在の経済的な保障制度である生活保護制度についてです。
「使いたい(使っている)し、有効だと思う」と答えた人は全体の8%、「必要な時には使うだろうし、有効な制度だと思う 」と答えた人は54%と合わせて約6割となっていました。
「使いたくないし、有効ではないと思う」とした人は16%でした。
「わからない・その他」の人は22%いました。
生活保護制度について、使いたい、使わないなどの理由について自由に書いてもらったところ、以下のような記述がありました(こちらについても、原文のまま載せます)。
- いろいろ煩く言われるし、自尊心が傷つく。
- 条件や偏見、差別などが多すぎる。
- 本当に必要としている人には行き渡らないことが多い。そのせいで、誤解や偏見も多い。
- 生活保護は、いちどなってしまったら抜け出せない制度だと思うからです。
- 必要になれば使いたい。
- 親の扶養に入っていたりするとそちらからの援助を優先されると思う。これ以上親に経済的負担はかけられない。
- 生活保護には抵抗がある。
- 生きていく為には、当座のお金が必要
- 周囲に生活保護と知られると搾取されるし、生保バッシングがきつそうだから。
- 生活保護までのハードルが高すぎる。私が生活保護を受けたいと言ったところで夫の扶養に入っているから対象外。また少額でいいので食うに困らない程度であれば使いたい。
- 生活はしなきゃいけないから
- 使わないために自立しようと頑張れる、
- 使わざるを得なければ使いたいが、0か1かの制度はよくないと思う
- 社会的偏見がある
- 判断基準がわからない。不正受給は実際あるし、世間の目が怖い。窓口申請が苦痛。
- 田舎なので、自家用車がないと生活できない
- 使う事が情けなく感じる。
- 何かあったら頼らせてほしい
- 今すぐは不要で最後の手段だと思っている
- 世の中の目が痛いから、使いたくない。その前に恐らく親族に頼るべし、と判断されるであろう自分にとってはあてにならないシステム。親族に頼らなければいけなくなったら、私は死を選びます。
- 人に迷惑かけたくないし乞食にはなりたくない
- 飢え死にする程どうしようもなく困窮したら使いたいが、実家が裕福なのでおそらく使えない。実家に帰るくらいなら自殺するので、飢え死にか自殺かの違いしかない。
- 使いたい、考えるのに時間が欲しいけど払わなきゃいけないお金は待ってくれないお金があれば自分の事を考えて次の仕事探す気持ちの余裕が出来るからです。
- 一生懸命働いていても生活保護受給額よりも低い収入の人は沢山いる。能力の低い人がヒエラルキーの底辺にいるため、お金を渡しても無駄。現物支給にするべき。
- 働こうという意思はあるが、巡り会えない
- 上記の続き お金は嗜好品やギャンブルなど、依存症の方はそれに消えてしまう可能性がある。
- それで助かっている人が実際にいるであろうことは否定しない。しかし私にその権利はない。
- 生活保護制度に頼りたくないから。
- 生きていくのには最低限の生活出来る保障が必要な場合が多い
- 結果的に、親から離れて良い面が多々あった。
- 使いたいと思っても、なかなか受けられないのが現実で、あっても機能していないことが多いと思う
- 使わないと生きて行けなくなる
- 自分が使っていいのかわからない
- 有れば直ぐにでも使いたい
- もし経済的な危機に陥った場合は、使えるものなら使いたい
- 最低限度の生活さえ出来なくなりそうなときは有効だと思われる。
- 生きていける力がほしい、自分の願いに役に立つなら使いたいかも。保護されたくない。
- 収入や身元引き取りがあるので受けられな
- よくわからない。親元にいるので受給できないと思う。
- 何もしていないのにお金を貰うことに抵抗があるため、また、社会がそれを赦さないため
- 生活保護があるから救われる人が沢山いると思うのでいい制度だと思う。
- 手続きをはじめどうしたらいいかわからない
- この制度は極力使わないように心がけたい。基本的には堕落した人が利用することが多いイメージがある。
- 有効な制度だとは思うが、受給すると孤立したり、労働意欲が削がれるのではないかという懸念がある。抜け出せなくなるのではないか。
- 自分の命や生活を守るために、今ある制度は有効に活用したいと思うから。
- あるべき制度で、使う権利は誰もがあるが、自分は使いたくない
- 本当にお金に困ったときに最低限の生活の保障を受けられるのは良いと思う。
- どうしても収入がなければ…
- 詳しく調べたことがない
- 必要としているのに利用できない人が身近にいたから
- 差別や偏見があるから
- 日本の福祉制度は、受ける人間に対して屈辱感を抱かせるものだと思うため。
- ズルしているような印象があるのであまり使いたくはない。不当にもらっている人がいなくなれば、困ったときにも貰いやすい。
- 親族に連絡が行くのが嫌で使っていない為
- 死にたくないけどお金の問題で生きていけないと思っている人の助けになる
- ありがたいセーフティーネットだと思うが、皆が皆使ってしまっては、支える側の負担が大きいと思う
- 本当に切羽詰まる状況の時には有効だと思うので、使いたい
- 本当に必要な人が利用できているのか疑問に思う制度だから
- 本当に大変な人より不正利用してる人が多すぎる為自分ももし利用した場合このような人達と同じように不正利用してるのではないかと考えてしまう
- 本当に必要な状況になったら使いたい
- 子供の頃、母子家庭で育ち、生活保護を受けていたが、子供心にも、経済的に楽にはならなかった思い出がある。
- 無意味に罪を犯して刑務所で暮らすよりは(誰にとっても)良い。
- 田舎では自家用車が必須だが自家用車(場合によるが)や土地家屋全て売り払った後でないと認められない。無一文状態に近くないと受給できない。無意味。
- 周囲が反対する。情けないとか、そんな簡単に出来るものじゃないと。私は仕組みすら知らないからネットの知識で分かるところだけ。
- 本当に必要な人間のもとに行き届かない制度だと思う。生活保護を貰ってギャンブルする人になぜ税金が使われないといけないのか甚だ疑問。
- 現在の生活保護は、何かコネや斡旋がないと使えない。女性なら(体を売るなどすれば)職に困らないでしょうと門前払いでした。
- 生活保護の制度についてあまり詳しくないですが、シングルで子育てするなどの事情を抱えた人には必要な制度だと思います。
- 偏見がありそう
- 誰を頼ればよいのかわからなくて、途中にまでも辿り着きづらい。たどり着いたとしてもサポートしてくれる方に巡り会えることは稀です。プライバシーもトラウマも向き合わなければならなくなるので苦しい。
- 親に支援できるか確認されたり、生活を監視されるので使いたくないと思った。
- できるだけ使わず(=自立と思っている)生きていきたいけれどどうしても必要な人に手を差し伸べる手段であると思うから、自分ももし必要になった時なければ途方にくれると思うので。
- 今、無職の状態で、生活保護という選択があったことに気づいたから。
- 受給したら負けのような雰囲気がある。そこまで困ってはいない。
- 労働が精神的につらいため。
- 困ってないから
- 隠れ貧困女子のため、受給対象に当てはまらない。何とか生活できるけど働けなくなったら終わり。働けなくなったら生活保護を使うかもしれないけど、防犯設備がある安全な家から引越しなければならないのは困る。
- 働けない健康状態で貯金が底をついたため利用しているが、ベーシックインカムを全員に導入して生活保護制度をなくし、差別やレッテル貼りを解消してほしい。
- 金銭的に余裕はないが、世帯収入で対象外になってしまう
- 実家に身を寄せているから
- 使いたいが、車のローンや車があるので使えないかなと思っている
- 地方でも車を持ちにくい等現状に即さない制度と思う。
- 生保の無い社会は怖い
- 家族に頼れるから使わないで済んでいる。頼れなかったら死んでしまう。
- 他人のお金を当てにしたくない。
- 生活できるだけの保護があり、そこから頑張れると思うから
- 保護が必要な人はかならずいると思う。そのような人をできる範囲で守るのは当然必要なことだと思う。
- 一応働けているしその状態で保護を受けるには気が引けるし実際に生活面保護を受けれる条件は満たしてないと思うので
- 一度生活保護対象となると自立への意識が薄れるように思うから。
- まだ、自分は、頑張りたい
- 常識的には使うべきではないと思う
- イメージがあまり良くない。生活保護に頼るのは甘え、人生終わり、というような考えが自分の中にある。(この考え方はおかしいとも思う)
- 偏見が多すぎる
- 最終的に頼れるところでもあるし、抜け出す可能性もあるなら好ましいと思う。
- 理由がきちんとしているなら助けてもらえるといい。
- お金が無いから
- 悪いイメージがある。
- 前述の理由と同じ。
- 本当に必要な人ですら利用させないようにしている感じる。これでは安心して使えない
- 精神的な事柄は他者に理解されないものも多い為、制度によって救われてる人はいると思う。
- 最低限のセーフティとしてこの制度があるのは少し安心感がある
- 制度自体は必要だと思うが、不正利用の問題も少なくないと思う。
- 認められる基準が厳しくて使いたいけれど使いづらい
- 甘えてはいけないが追い込まれたときに必要
- 弱者への支援策すら存在しないような殺伐とした空気の社会で、自分が生きていける気がしないしそんなところに住みたくない。自分がだめになっても助けてくれる人や制度がある、と思える場所で暮らしたい。
- 生活保護を受けると社会的に自立してない、社会的不適合者だと自分を責めるだろういうと思と、生活が苦しければ利用したいという気持ちがごちゃごちゃしている。
- 最悪の場合やむを得ず使う
- 使ってまで生きるべき人間だと自分の事を思わない。
- プライド
- 働くことができず頼れる人もいないとき、路上で暮らすしか選択肢がないよりは、不十分かもしれませんが必要な制度だと思います。
- いろいろ制限があるし、でもいざとなったらたよることになるとおもう
- あらゆる資産(家や車、職種によっては仕事道具も)を手放してからでなければ利用できないから。一度受給要件を満たすところまで行ってしまうと社会復帰は困難。
- 一般的には有効だが、私は利用したくない。現状から抜け出す手助けにはならないから。生活保護は人間の尊厳を奪う。私の望みは現状から抜け出すこと。生活保護の利用は現状に留まること。
- 現在生活保護を受けている
- 自分の状況を踏まえると使わなくてよい環境にあるが、心身の状態や家庭環境によっては必要なサポートだと思う。
- 生活を立て直すための手段として使うのならば頼るかもしれないが精度に甘えたくはない
- 偏見がありそう
- ほんとに生活できないときはありがたい制度だと思う。
- 今は使わなくてもいいが、いざというときには利用したい。困っている時には助けてほしい。
- 家内から、「生活保護受けてる奴は国にとって邪魔だ」とずっと言い聞かされてきたため。
- 生活保護を受けている人を敵として見ている人(職員)がいることをニュースなどで見聞きするから
- 条件が厳しい
- 貰うのは良いが、その後の自立ができなくなりそうで怖い。
- 使うと世間の最低辺のイメージがある
- そこまで困ってはいない
- 本当にどうしようもない状況のみしか使いたくない。
- 国の世話になりたくない。
- 何かあったら頼りたいと思う。頼るようにはなりたくないとは思う。
- 使い方が分からないし、審査基準が不透明、聞いてる話だと役所職員の好みや思考の割合が強く感じる。
- どうしようもなくなったら使いたいけど、今はなんとかやっています。
- 無職で頼れる人もいなければ利用するしかないと思う
- 生活保護を受給していることに対する世間の視線が怖いから使いたいとしても使いにくい。
- まだ子供だからわからない。
- 本当に必要な人には支給してほしいし、必要のない人には支給しないでほしい
- 必要に応じて使うだろうし、でも世間体が気になる。
- 使うような状況にはなりたくないが、有効ではないとは言いきれない。
- 生活保護を知恵で不正受給している人が許せない
- 生活保護を使うほど追い詰められても生活保護を受けていることにマイナスイメージがあり、引け目を感じると思う。
- 生活保護を意識するほど追い詰められた事はあるが、身内への連絡が入る事が怖くて利用できなかった。本人のみの確認で良ければもっと利用ハードルが下がるのに…と思う。
- うつになり、働けず、ストレスの元から離れて心身の健康を取り戻し、また人生を歩めるならば、プライドなんて置いといて、利用してもいい時もあると思います。
- 使って育ち、最近まで使っていた。
- 申請の仕方がわからない、調べたり行動に移すエネルギーがない。
- 老後の生活保護の金額が低すぎて不安
- 様々な事情によって頼る事ができない人もいるから
- 本当に必要な人とそうでない人の棲み分けが出来ていないから。制度を悪用する人達で溢れかえってしまっている。
- 世間的にはあまりいい印象がない。生活保護に頼るのは最終手段という印象。どのような基準で使えるものなのか、あまり理解がない。
- 不公平だと感じるので、死ぬこともできず命の危険に晒され続ける状況にならない限りは利用は考えたくない。
- 偏りを感じる
- 働かなくなったら使いたいと思う
- 利用して他の人に迷惑かけるなら自害します。
- 保護課の担当さんが「経済的にケガしたときの病院だと思ってください」と言ってくれた。広めるべき視点だと思う
- 周りの反応も怖いし使えない。
- 使うべき人が状況に応じて使うべき
- 餓死するくらいなら使うべきであるし、それを許される社会であって欲しい
- 使ったことが無い身としては、何を目的とした制度なのか(最低限の生存なのか、貧困からの脱出なのかなど)分からなくて、本当に切羽詰まるまで使いたいと思わない
- 使いたいけれど、障害年金を受給しているため使えない。また役所に相談へ行ったら追い返された
- 地方になればなるほど、世間の目、風当たりが強くなり、なかなか使用しようという決断は遠のいていると思う。
- セイフティネットとしての生活保護機能は必要不可欠だが、現在日本で運用されている生活保護制度が十分その役目を果たせているとは思えない
- 使っていると訳もなく差別されることがある。少し使うのが怖い
- 働くとその分給付が減るため働く意味がなくなる点は問題
- 昔使わせていただいて、使い込みなどをしなければ衣食住がほぼ絶対に保証されて、金銭的な悩みが減って生きやすくなった。
- 今はまだ貯金があるので使ってないけど、近い将来お世話になると思う。
- 自分は対象にはならないと思うため。
- 社会からの目
- あまりいいイメージはない。
- いざという時に使いたい。
- 実家暮らしの場合は世帯主の関係で受け取れないと窓口でいわれたことがあります、私自身、制度についてよく分かっていなかったからと思います。こういう事情もありますよというだけの話です。
- 大勢の人のお金なので有益な事に使ってもらいたいので、あまり使いたくないが必要なものだと思う。ただ、地方の田舎だと車が無いと働けず自立できないのに車の所有を認めないので矛盾していると強く思っている。
- 勤労等の義務も果たせれていない自分が使ってはいけないと思うから。
- 情報が乏しく、メリット・デメリットがわからない 他人から生活への干渉を受けるのではないかという不安がある
- 過去に医療費で生活が破綻した為、2年半ほど受給していましたが、障害年金の金額も全て収入に扱われる為、遡って支払われた分は全て没収されました。
- 使いたいと思うが周りに知られたら偏見や差別がひどいと思う。周囲の人達のただしい理解を得るのが難しいと感じる
- 使いたいが、体が健康なのに心が疲れているから仕事をせずに生活保護を受給するというのは許されるのだろうか、という気持ちがある。
- 有効で必要な制度ではあると思うが、生活保護バッシングが怖い
- まわりにバレると陰口を叩かれそうで不安定
- 働けなくなった場合などに使いたい
- 生活保護制度ってよくわかってない。ホームレスの方などが使用しているイメージ。
- 現時点では経済的に困らなすぎて、超絶ありがたいし恵まれているし、運と環境が良すぎて生活保障を受けることのできる状況ではないが、いつ何時でも転落する可能性があるため。
- 結婚しているので使えない
- どうせもらえないので
- 使いたいけど使い方が分からない
- 使わざるを得ないが、使えるようになるまでの圧力や精査の目が怖い
- 貰う基準がわからないので何とも言えない
- 使い方がよく分からない反面、生活に困窮したときには頼れるものであろうというイメージがうろ覚えながらあるため
- あまりよく知らないのでなんとも言えない
- どうしても働けない人はいるので必要。だが自分は使わざるを得ないという状況ではないので使えない。
- 使いたいが、身内が一定以上の収入があるためできない。
- 生活保護制度について自分自身が知らない・理解していないことが多い
- 使いたいと考えているけれど偏見が強すぎて怖い とても難しく窓口で罵られることもあると聞いている 申請後も監視されるみたいな生活が続くと聞いた
- 今現在必要ではない。アルバイトしてる人と生活保護を受けている人で収入がほぼ同じなのはなんだかやりきれない気持ちになる。(生活保護でも頑張っている人もいるんだろうけど…)
- 生活保護があるとはいえ働く際にマイナスイメージとして働きそう
- どうしようもなくなったら、使わざるを得ない
コラム:生活保護について
日本の生活保護は1950年に制定された生活保護法に基づいて保障されている制度です。生活保護法の第1条には『この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。』と書いてあり、経済的な支援とともに「自立を助長する」ことも目的としています。生活保護法の理念やその仕組みについて、それほど専門的に学んだわけではないですが、支援の手段として活用のお手伝いをする立場としては、とても優れていて完成度の高い制度だと思っています。一方で、その理念の理解や運用が現場の自治体によってかなり違うという実態や、正しく制度が理解されていないことから来る偏見や誤解、それに伴う受給者への差別や当事者の後ろめたさなどがあることは残念だと思っています。
生活保護制度については、ソーシャルワーカーとしての経験上、いろいろとお伝えしたいことはあるのですが、わかりやすい資料としては日弁連が出している、パンフレットが個人的にはおススメで、専門学校の社会福祉に関する講義でも活用していますので、紹介します。
パンフレット「あなたも使える生活保護」 (nichibenren.or.jp)
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。