経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

恵まれているからこそ辛いんだ

私の周りの環境は恵まれてる。毎日食べるものに苦労せず、3食あって、暴力も振るわれてないし、いじめを受けている訳でもない。親は私のことを愛してくれてるし、想っているからこそ「きちんと、しっかりとした子」に育てようとしてくれている。でも、その親の理想が苦しい。「自分が高校生の時は共働きの両親に変わって家事全部やって、食事まで作ってた。今は私がやっているんだから恵まれてるよ。」とか、「俺は親父に引かれたレールの上を行くことが強制されてたから、好きな学校にも行けず、選択肢もなかった。」そう言って、私に両親自身の後悔と、できなかったことを押し付けてくる。自分が出来なかったから、私には中学受験をさせて、県内で1番頭がいい高校を受けさせた。今も、大学を受けるのは私なのに、「あの大学行くんだからこれは必要ないよね。」とかって親の理想と欲望を振りかざしてくる。私は親の人形じゃないとわかっているけど、今の状況変えたくてもどうしようもできない。親は間違ってない。いい大学行って、いいところに就職して、結婚して、子供産んで、育てて、、、そんな幸せの形も確かにあるけど、私がしたい訳では無い。親はどちらかと言えば正しいから、間違ってるのは、悪いのは全て私。理想に応えられなくて、努力も苦手で、逃げてばかりで、勉強も出来なくて、すぐ言われたことを忘れる。おまけに頑固で、期限を守れなくて、のろまで、、、このような理由で何度怒られたことか。怒られて、怒られて、失望させて、親泣かせて、怒られて、怒られて、、、今までの怒られてる時の親の顔、言われたこと、自分が感じた心臓の痛み(本当にぎゅうーーーって締め付けられるような感じになる)を思い出せるぐらいトラウマになってる、怒られることに対して。結局は私が悪い、親が正しいから私だけが悪い。恵まれて愛されてるからこその贅沢な悩みに見えるけど、辛いことに変わりは無い。死にたいなんて今まで何度思ったことか。毎日どうやって死んだら苦しくなくて、楽に死ねるだろうなどと考えてたこともある。いっその事私じゃなくて別の子供が2人の元に生まれてたら良かったのに。ごめん、ごめんね、お母さん、お父さん。こんな私でごめんね。こんな思いを、また、ある期限を守れなかった今日も両親に隠して、謝って、自分を否定して、寝るときには泣いて、自分への不甲斐なさと両親への申し訳なさを飲み込んで明日も生きてく。だらだら生きるしか選択する勇気がないから。あぁ、楽に死ねるなら死にたいな。

感想1

タイトルの「恵まれているからこそ辛いんだ」という言葉から、“恵まれている”って何なのだろうと考えていました。傍からは一見恵まれているように思われても、当の本人は苦しみを抱えていることが多いですし、恵まれているかそうではないかというだけで、その人の辛さや苦しさの度合いなど抱えているものを本人以外が勝手に判断し量るのは違うよなと私は感じています。文章を読んで、恵まれているから「“こそ”」という部分にあなたの苦しみが凝縮して内包されているような印象で、親から期待される自分像を守るために必死に振る舞ってきた(いる)自分と、そこに息苦しさや違和感を抱き自分らしく生きたいと思う自分…相反する気持ちに葛藤しているように感じました。両親から感じる期待や理想は、あなたを想う気持ちからくるものだとは思いますし正しいように思えてしまうかもしれませんが、あくまでそれは親のエゴで、それが重く感じてしまいあなたにとって無理を強いられる状況なのであれば、無理に応えようとしなくてもいいということを伝えたくなりました。(そうはいっても…というところで行き詰ってしまっているのだとは思うのですが…)
プレッシャーを常に感じ、両親の目には見えない圧も感じながら日々過ごすのは精神的に消耗してしまうでしょうし、死に気持ちが傾いてしまうのも無理はないと思います。けれどそのような中でも、自分の意思はハッキリ持っている(特に“押し付けられている”感覚や、「私がしたい訳では無い。」という言葉から)と感じ、その感覚は真っ当だと私は思いますしあなたの意思を支持したい気持ちです。幸せの形は人それぞれで、それは例え親であっても干渉されるべきではないですし、そう容易なことではないとは思うのですが、この先少しずつでもあなたはあなたの人生を取り戻せるようになれるといいな…と勝手ながら願っています。(私の思いを一方的に押し付けてしまう感じですみません…)
自己否定感や抱えるしんどさが消えるというのは難しくても、こうして本当の思いや考えを言葉にすることで多少でもあなたにとって何か役に立つようであればいつでも死にトリに繋がってほしいです。またあなたのお話を聞いて一緒に考えたいと私は思いましたし、「きちんと、しっかりとした子」のあなたでも、そうではないあなたでも、どんなあなたでもいられる場所の一つとして死にトリが存在できたらいいなと思いました。
投稿ありがとうございました。

感想2

経験談の投稿、ありがとうございました。
「恵まれている」ということを何度も書いておられたので、それがいかにあなたを縛りつけているのか想像しながら読ませていただきました。
まず、あなたの置かれている環境について読ませてもらうなかで、私が感じたことを率直に書こうと思います。確かに、書いてくださっているような、衣食住が整った環境・親が想ってくれる環境も、見方によっては恵まれた環境と言える気がしますし、そういった環境も求めている方もいらっしゃるだろうなと思います。しかし、あなたが今の環境に対して居づらさを感じているようにも私には見えていて(というか、私ならそう感じるだろう、ということなのかもしれません)、、そのように感じ得る環境を、恵まれていると呼べるのか、大雑把に恵まれていると括っていいものなのか、考えさせられました。
私が、あなたが居づらさを感じていそうだなと感じた一番の要因は、努力が可能である(選べる)のではなく、努力を迫られる(選択肢のない)状況に追い込まれている気がしたことです。加えて、親の後悔や理想などをあなたが背負わされるような形で努力を求められているように見えたので、それはものすごいプレッシャーじゃないかと思いましたし、私としては”親のため”をモチベーションに努力を続けるのは相当な困難だったこともあり、あなた自身の気持ちを押し込めることにもつながっていないか、気にかかりました。あなたが繰り返し謝る部分を読み、尚のことそう感じています…。
日々を過ごす中で、どこからともなくやってくる辛さに苛まれることがありますが、、私としては、それを表に出すことってまだまだ難しいことだなと思います。恵まれているか否かに関わらず、さまざまな方が、各々抱えている辛さを気軽に表明できたらいいのになぁと、あなたの経験談を読んで感じたということを伝えて、感想とさせてください。
改めて、経験談の投稿、ありがとうございました。

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