経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

男性依存症と性依存症。

私は23歳のフリーターです。初体験は16歳でした。初めてした時は、全然気持ち良くもなかったですが、男の人が夢中で自分のことを求める姿に自分の満たされていない心がなぜか埋まった気がしました。その後、彼氏はできず、ワンナイトやセフレと毎日のように関係を持ちました。自分は愛されたい気持ちが強いけど、相手としては性行為をするだけの軽い関係を求めている、その理想と現実のギャップが辛い日もありました。付き合っても別の女の子と浮気してたり、またしたいから付き合おうって言ってるだけだったり、自分の中では裏切られたように感じました。出会い系のアプリを使っていたので、殴られたり、盗撮されかけたり色々と怖い思いもしました。
今私は元ホストの9歳上の男性と付き合っています。もう1年半ぐらい続いています。自分の気持ちがコントロールできず、彼を束縛してしまったり、自分が全て把握しようとしてしまったりします。彼もできる限り受け入れようとはしてくれますが、私のメンヘラがかなり激しいので、多々喧嘩してしまいます。女の子と話しているのはもちろん、携帯で彼がアイドルを見てるのも嫌です。過去のことを引きずってしまって、彼のことを信じられず、一年半続いた今も裏切られる、捨てられると思っています。そもそも、彼は好き?とか聞かれるのがあまり好きではないんです。好きだから一緒にいるんだから聞く必要ないと言う考えみたいで。私は好き、私のことしか好きじゃないよと言われないと不安になります。毎日愛されてるか、他の人を見てないかずっと不安です。性行為をしたら愛されている気がして安心できます。彼もできる限り答えてはくれますが、疲れていたりで答えてくれない時もあります。答えてくれない日はずっと不安で眠れません。彼を毎日振り回してしまっていて、もう別れるのが正解だと思っています。別れてしまったら、彼氏は自由で、携帯でアイドルのことも気軽に見れるし、きつい束縛からも解放されます。希死念慮も自分の中にありましたが、今はその気持ちがかなり強く彼氏と別れてけりをつけるのもありかなと思っています。もしけりをつけられなければ、付き合う前のように不特定多数と関係をもって毎日寂しさを埋めて生きるのだと思います。彼のことは大好きでこの一年半色々ありましたが、幸せだったと強く思います。別れるのは辛いですが、彼の為にも別れるのが正解でしょうか?

感想1

経験談への投稿いただき、ありがとうございます。
あなた自身が思っていることを読んでいて、嫌なものは嫌なんだよな~と自分の経験と重ね合わせて、率直に思いました。加えて、嫌だと感じたり、不安に感じたりする感度が他の人よりも高いとすると、彼氏さんを初め、他者があなたの感覚を理解することが難しかったり、あまりに感じられてしまうからこそ、あなた自身が疲れてしまう、感情に振り回されてしまったりする部分はあるかもしれないと思いながら読みました。
そして、感情って、出そうと思って出すというか、「出ちゃってた」みたいなものだと思うので、そこを感じないようにしたり、出した感情をなかったことにするというのは、あなたにとってさらにパワーや苦痛を伴うのではないかと想像したところでした。そして感度が高いのも何かしらの要因があるのかもしれないと勝手ながら考えました。

あなた自身、自分が男性や性的行為に依存的なのではないかと困っているように思えましたが、私から見て、何かしらで傷を負った、もしくは、満たされない感覚を、自分自身で試行錯誤しながら、対処しているように見えました。
きっと、初体験の時も、相手から求められることがあなたのぽっかり空いた穴にカチッっとフィットするような感覚が得られたからこそ、「これで自分の傷(穴)をふさぐことができるのかもしれない」と自分を保つうえでの術として会得したのではないかと思いました。
だけど、それは相手がいてのことだと思うので、あなたが求めるからといって、その方法で満たせないことはあるかもしれない、その時はまた傷が開いて、引き戻されるみたいな感覚になることも多かったのではないかと思いました。

そんな中、今は1年半もお付き合いしている彼氏さんがいるとのこと。そして、別れたほうがいいのか悩んでいるとのこと。正直、これは色々相手が不安にさせているのか、そもそも相手がどうあれ自分が不安になってしまうのかでも回答が変わってきそうなので、簡単に答えられないなと私自身は思いました。ですが、後者であるならば、今後、今の彼であれ、他の人であれ、感じ方は変わることなく、苦しくなる場面は多いのかもしれないなと私自身は思いました。とはいえ…、自分でどうにかできたら、きっと自分でどうにかしていただろうし、そんな簡単に言葉では言えるけれども、それが難しいんだよな~というような気持ちに私はさせられました。

個人的にはまずはあなたの傷(穴)がどんな要因でできて、どんな傷(穴)なのか考えてみたくなりましたが、1人でこれに立ち向かっていくって結構ヘビーなことなのではないかと感じました。そして、こういったことをまだまだ相談しづらい世の中に思えるので、だからこそ、あなたが男性や性的なことで命をつなぎとめるということをせざる負えないみたいなことはあるのかもなとふと感じました。

感想2

自分の中にある不安な気持ちや、人から求められ大切にされたいという気持ちと必死に向き合ってきた経験談だと感じました。「向き合う」というとその原因を取り除いたり、気持ちを抑えたりするようなイメージもありますが、私にとっては、自分だけで対処するのが難しい感情について自覚して、試行錯誤して、そのうえで何とか日々を暮らしていることも、1つの向き合い方だと感じています。

あなたが彼氏さんに対して抱く感情を読みながら、目に見えない不確かなものを信じること、その存在を都度確認しなくても「そこに在り続けている」と信じることが、なかなか難しくて苦しんでいるのかなと想像しました。相手の気持ちが目に見えないことに苦しんでいる時に、目に見える形で彼が別のものに気を取られていたり、自分のほうを向いていない瞬間がある(アイドルを見たり行為を断ったりなど)と、きっとそこに頭や心が強く反応して一気に思考が不安に引っ張られてしまうのかなと感じました。変えられない人間性のようなものというより、その反応が癖づき、そして彼とのかかわりの中で触発される機会が多くなっているようなイメージを持ちました。だからといって別れた方がいいと言うつもりはない(その判断に私が言及する意図は無い)のですが、あなたが自分自身に振り回されて苦しんでいるとしたら、彼のためというより、あなた自身のために環境を変える選択肢を手に持っておくことは大事なことのように思いました。

確かなもの・目に見えるものを求めること自体は悪い感情ではないと思うのですが、そこに何らかの線を引かないと人間関係が難しくなることが多いから、きっと人は少しずつ我慢をしたり、別のものに気を向けたりしているのかもしれないと考えました。でも、読む限りあなたはもうすでにたくさん我慢をしたり、耐えたりしてきているようにも思えるので、それをしたほうがいいとは言いたくないわたしもいます…。これを書く私自身も、どれだけ付き合いが長い相手でも、身内でも、相手がどれだけ「善い人」でも、自分に自信がなく相手のことを信じられないので、一緒に頭をひねるような気持ちでこの感想を書かせてもらいました。1人で抱え込むのがしんどくなったときには、また死にトリを訪れてみてください。

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