経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

申し訳なさ

自分は中途半端で、ちゃんとしている人や社会に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私は無職です。今年の春までアルバイトで働いていましたが、人間関係がうまくいかず、職場を辞めてから、無職の状態です。今月から職業訓練に通い始めましたが、今年度中に就職できる気がしません。
実家暮らしで、家族仲も悪くありません。それだけに、私はその状況に甘えている気がします。
一応、無職とはいえ社会人の立場なので、色々と支払わなければならないものもあり、お金への不安もあります。
今は失業保険が出ていますが、じき給付が終わります。
精神科の主治医には「就職は焦らなくてもいい」と言われましたが、年金や奨学金の返済等、支払わなければならないものもあるので、焦ってしまいます。
まわりを見れば、友人たちは仕事を頑張っていて、なんだか自分は置いていかれたような気がしています。
大学にまで行かせながら、無職の娘のいる両親にも申し訳ないです。
長々と失礼しました。

感想1

経験談の投稿ありがとうございます。「申し訳なさ」というタイトルから、社会やご家族に対して抱えている苦しさや居心地の悪さを、私なりにイメージしながらじっくりと読ませていただきました。
精神科の先生からは「焦らなくてもいい」と伝えられたのですね。頭では分かっていても、どうしても現実の課題を頭の中で考えてしまうこと、私は自然な気持ちのように感じていました。「早く就職しなきゃ」と感じるのは、それだけ生活と向き合っているからこそ出てくる思いのように私は思いましたし、 ご友人が働いている姿を見て「置いていかれた」と感じたり、実家暮らしを「甘え」と感じるのは、今の状態を許せない気持ちや、周囲への申し訳なさからくる苦しみもあるのかも…と勝手ながら想像していました。
ただ、そうした思いを抱えながらも今月から職業訓練に通い始めたことは、不安や焦りの気持ちがある中で、あなたが踏み出した確かな一歩なのではないか…とも、私は感じていました。 お金の不安や、ご両親への申し訳なさ、そして何より「早くなんとかしなきゃ」というご自身への焦燥感…、色々なしんどさがある中だと思いますが、ゆっくり、あなたのペースで大丈夫だよと、勝手ながらお伝えしたくなりました。(あくまで私の気持ちにはなってしまうんですけどね)
気持ちの整理としてでも、吐き出し口としてでも、またこうして書きに来てくださったらなと思っています。

感想2

就職を決めれず大学を卒業し無職になった時の自分自身を思い出し、申し訳なさで世の中が見える感覚に勝手ながら共感を覚えました。漠然とした、世の中の「ちゃんとしている」ほど見えないけど何か大きな存在で自分を惑わせるものは無いと、窮地に追いやられながらいつも釈然としない気持ちになっています。「焦らなくていい」という言葉も理解しつつ、奨学金や社会保険類の支払い用紙を見るたびにそのプレッシャーに襲われていた自分にも重なりました。ティッシュ配りの日払いのバイトをしつつ、フレッシュなスーツ姿の人たちを見ては胸がギュっとなっていたことも、「置いていかれた」まさに同じ気持ちだったと声を出さずにはいられません。保育園や幼稚園、そして小学校から中学校、さらには高校と大学など、私たちは与えられた所属に慣れています。そして、教科書もかけっこも、みんな同じ場所からスタートするということも「当たり前」と疑ったことも無かったように思います。人間と言う所属は同じですが、一人一人が違うということを日常の中ですっかりと忘れてしまうような仕掛けが世の中には多いように感じます。「自分のペース」を踏ん張らないと保てないということが癪に障る気もしますが、自分にちょうどよい何かを恐る恐る探っていっているあなたの行動が数年後の自分を助けることになるかもしれないと思ったりもしました。投稿いただき、ありがとうございました。

一覧へ戻る