経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

居心地の良い団体や会社はないと思った

会社や団体に入る時には良い言葉や態度で接してくれるのですが、いざ気に入ってその中に入ったら全員が良い人ではなく陰湿だったり仲間意識が強くてそこに入り込めないと辛い思いをさせられたりあることないことを言われて責められたりする。

それでも気にはしていけない、味方はいるんだと思って耐えていたら誤解されて悪者扱いされて精神を病み退職、脱退・・・。

もちろん良いイメージがつくわけもなく悪者のレッテルを貼られる。

気がついたらこういうことばかりだった。使い捨てされたり雑用でも人間性というか持ちつ持たれつだから気にしていなかったし入ったからには一生懸命やりたかった。

それからは「自分の人間性や性格にも問題があるからこういうことになるんだ」と自分を責めるようになり「自分が消えてなくなればどんなにいいか」と思うようになった。

本当に自分に寄り添ってくれる人はいないものと思ってはいるものの、誰かに縋りたい気持ちもあるからこの複雑さが問題なんだと今でも思う。

感想1

実体験を伴って感じたことはどこか悟りのような、諦念のような言葉としてタイトルに記されつつも、その全てを他責的に見ず、じっくりと自身をも振り返った内省的に書かれている文章のように読ませていただいて感じていました。

「入ってみなければわからない」、学校やそれこそ会社など大きな集団や組織に入るときにはよく耳にする言葉ではありますが、それは頭ではわかっていたとしても実際に入ってみたら合わない・馴染まないなどと感じたときに「一体どうすれば?」と感じたことがあるのは私だけではないような気がします。

「気がついたらこういうことばかりだった」という言葉で語られるまでには、きっと投稿者さんが様々な職場や集団でそういったことを経験されてきたことを想像しています。しかしながら、どんなに合わない、理不尽を被るような場所や人間関係でも、決して折れずに、めげずに、「今の自分に出来ることをしよう」と投稿者さんが真摯に実直に会社や仕事に向き合ってきたことを強く感じた私がいますし、それをしんどさを感じながらやることは容易ではないようにも思いました。

もしかしたらそういったことが自分を追い込み、今の自責の念に繋がっている部分もあるのかもしれません。ですが、自他を含めた取り巻く全てを俯瞰的に見て、今の自分に出来ることをしようとする気持ちは誰に否定されるものでもないと私には思えるので、現状では実現できていなくても何らかの形でその意思が尊重される場や集団に投稿者さんが出会ってほしいなと勝手ながらに思いました。

感想2

自分が所属する場所に対して、周囲に目を配り、責任をもってやろうとするあなたの姿を感じ取りました。働く人として、他者と自分とを混在させずにその場に誠実に向きあうことは、本来一番重視されるといってもいいくらい大切なことだと私は思います。
一方で、仲間意識で他者をはじいたり、誰かを悪者扱いして成り立つような職場が少なくないのも事実で、そういう場所で重視されていることは本質的な働きよりも、「全体としての空気・バランス」なのかもしれないとも思います。個人的にはそういう話を聞くと「いやいや、仕事をしに集まっているんだからさ…」とツッコミを入れたくなってしまいますが、職場に対する距離感は人それぞれなので、だからこそ難しいのだろうなと思います。とはいえ、いくら仕事の本筋や働いて生きる事そのものとは関係なくとも、人から責められたり理不尽なことをされたら傷つくのは真っ当で、助け合えるならそのほうがいいな、と思うのも自然なことだと感じました。いつでも居心地の良い場所を見つけるのはなかなか難しそうですが、「働く」ことに対する価値観が近い場所でなら、もしかすると極端に居心地が悪くなることはなかったりするんだろうか…と、そんなことを考えました。

一覧へ戻る