読ませていただきました。大好きなことを専門的に学ぶというのは、自分の思う以上に苦しさの連続だなあと思ったことを思い出します。専門的に学べるところや、あるいはその業界みたいなところへ行くと、自分よりも「上手い人、できる人」を目の当たりにします。あなたが嫉妬心や劣等感で泣いていたのはそういったところもあったのだろうかと想像しました。

学校へ行けなくなった辛さの他に、あなたの両親が「学校へ行けないこと」を理解してくれないこともあなたの辛さに強く関係しているように思います。ご両親の選択は「１、学校へ行く」「２、学校へ行けないなら退学」この二つしかないように感じました。例えば「回復するための一時的な休息を取ること」それでも難しければ「保健室登校」それも難しければ「学校へ行かなくても単位を取得できる方法」それからやっと「退学や転校」などという選択肢も出てくるのかな・・と考えます。選択肢が二つしかないのは、ご両親が「行けないなら退学」を提示することで、無理矢理あなたを学校に行かせようとしているのかもしれないな・・と思いました。（違っていたらすみません。）

自分の自信を失ったり、プライドを傷つけられる経験は誰にでも訪れると思います。その経験は本当は誰でも寝込みたくなるほどショックなことだと思うのですが、身近な人に励ましてもらったり、休んだり、違うことを考えたり、ありとあらゆる方法で傷を癒しながら、また歩き出したり、違くても歩ける道を選んだりしているのかもしれません。あなたの場合、学校へ行けないことに加え、ご両親の「退学」の言葉で悩みが更に増えているわけですから、キャパオーバーしてしまっても無理のない気がします。

一歩外へ出たら、絵を好きで描いている人というのはそんなに多くありません。きっと絵が好きで描けるあなたの才能というのも真実だと思います。あなたに合った「絵が好きで描ける」状態は一体どういうことなのだろう。絵を学校や教室で習うのが向いている人もいれば、独学が向いている人というのもいます。学校を続けても、続けなくても、誰に何を言われても、どこにいても、どんな仕事をしてても、いつかあなたの絵で、周りの人を驚かせて欲しいなと思います。

経験談の投稿ありがとうございます。読んでいて学校に行けない理由が自分でもよく分からないまま、気がついたら身動きが取れなくなっていたという、言葉にしがたい感覚があなたの中に折り重なっているような印象を抱きました。
外側から見ると“問題がないように見える状況”であっても、内側では漠然とした不安や嫌悪感が強まり、いつのまにか足が前に出なくなるような…そういう心の状態は、怠けとも甘えともまったく別のものなのに、身近な人ほど「原因が分からないなら気合いが足りない」と扱ってしまいがちだなと感じます。あなたの苦しさは、まさにその板挟みの中でどんどん孤立していったのかなと想像しています。
イラストを学ぶ場所にたどり着いたのに、そこで湧いてくるのは創作に対する喜びや楽しさではなく、嫉妬や劣等感に押しつぶされそうになる感覚で、好きを選んだからこそ生じる痛みに対して日本の学校や家庭では“努力が足りない”“向いてない”という短絡的な方向に押し込められがちだなぁと…。あなたがそこで泣きたくなったのは、適応できなかった弱さではなく、自分にとって大切な場所だからこそ感情が揺れ、その場を自分を守るための方法が分からなくなったからというのもあるのかもしれないなと私は考えたりしていました。（全然違っていたらすみません）
両親からの「お金の無駄」「見捨てている」という言葉も、あなたの心にさらに傷として刻まれたように感じますし、本当は相談したいのに、相手の言葉が刺さり続ける環境で心を開くのは難しいし、「辞めるか続けるか」という二択しかないように扱われると、ますます追い込まれてしまうのは無理もないことだと私は思います。進路選択を一人で背負わざるを得ない状況はしんどい状態ではあまりに酷なことで、せめて身近に支えとなってくれる人がいたらな…と思わずにはいられませんでした。
こんな生きづらい社会で適合できるわけないじゃんと半ば開き直っている部分が自分にはあるのですが、それでも周囲と比べてしまったり世の中の価値観に翻弄されてしまう苦しさはどうしても消えないので、折り合いをつける難しさを痛感させられています。ただ、あなたが「本当はやりたいことがいっぱいある」と書いてくれた部分は、とても大切な核心に私は思えました。この先のことが真っ暗闇で何も見えないような状態でも、心のどこかには消えずにその思いが残っていること、諦めてはいない気持ちが確かに存在しているように私は捉えました。どう生きていくか、答えはそう簡単に見つからないかもしれませんが、どういった形であってもあなたが大事にしたいと思っていることが尊重されたり、安心して内にある思いを表現できたり、そんな状況や環境に身を置けることを勝手ながら願っています。また死にトリが必要に感じられた時はいつでも訪れてください。お待ちしています。