経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

社会人2年目、早く辞めさせてください

文章がめちゃくちゃでごめんなさい。

私は今社会人2年目。
初めて身体の不調を感じたのは今年の4月。
数週間前までできていたPCの操作方法が分からなくなりました。どうやってログインしていたのか、決裁伝票をどうやって作っていたのかが分からなくなりました。
それから、出勤中何度か電車で気を失いそうになったり、このまま乗り過ごしてしまいたいと思うことが増えて、このまま失踪してしまいたいと感じています。
誰かが死なないとこの職場は気づかないのではないかと思いました。
実際8人入職して、5人辞めた代があったり、心の病気で辞めた人が多い職場です。私の課にも心の病気で辞めた人がいます。

2年目になって、引き継いだ業務と他の人に引き継いだ業務がありました。
でも私の業務を引き継いだ人は育休明けの時短職員かつ元は他の部署の方なので、私の課で行っている業務については全く知らない人。引き継ぎ書の作り方もよく分からない、さらに適当な引き継ぎを私が受けていたため説明もなかなかできないという状況。
強い言葉で詰められて(多い時は3人に詰められます)、言葉にすることに時間がかかる私は、返事をする前に圧倒されて、何も言えません。
それに対してため息を疲れたり、小声でなにか話しているのを目の前で見るのがほんとうに辛い。
他の部署の人に対しても「あいつは要領が悪い」と言って影で笑っているような人が上司です。

悪いのは私です。
容量が悪くて、覚えが悪くて、どうしようもない人間なんです。
私みたいな人間、存在していることが間違っています。
早く死んで、私が職場からいなくなった方が業務がスムーズに進むのではないかと思っています。

私が担っている業務は、防火防災、職員宿舎の管理、手数料処理、廃棄物処理、光熱水燃料費処理、医療法など保健所手続き関係……
前任者が誰もいないため頼ることも出来ない。
引き継ぎもしっかり受けていない。
この状態で働かされて、強い言葉で叱責されて、どうしたらいいのかわかりません。

私が悪いんです。
私が要領良くて、仕事の覚えが早かったらこんなことになってないと思います。
全部私のせいです。私が悪いんです。
私が早く辞めて居なくなれば解決なんです。

でも辞めたら私のこと笑いながら悪い話をされるんだと思うと怖いです。
辞めるか、死ぬかの二択。

私みたいな人間は早く死ぬべきだと思っています。

感想1

投稿読みました。「自分が悪い」と何度も自分の中で繰り返されているのだろうな…と想像し、仕事をこなす上で十分な環境やサポートが整っていないにもかかわらず、責任の全てを自分に引き受けざるを得ない状況があることが切実に伝わってきました。業務の引き継ぎや職場体制の不具合は組織側の問題であるはずなのに、働く一人ひとりが「能力不足」として背負い込んでしまう構図が、この社会にはきっと様々なところでそういったことが起こっているのだろうな…と改めて考えさせられています。
タイトルにある「早く辞めさせてください」という言葉に、自分でも辞めたほうがいいことは分かっていても、なかなかその一歩を踏み出せない葛藤も滲んでいるように私は感じました。他にも心の病気で辞めた方が職場には一定数いるようですし、状況からも残念ながら安心して働ける職場ではないのかなと私は思います。業務上のことだけではなく、会社の雰囲気もそうですし、強い言葉で詰められたり、小声やため息といった態度を目の前で受けることが日常化されていることで、自分の存在そのものを否定されているように感じてしまうのも無理はないことだとも感じます。そういった人間関係の歪は業務上のミスとは別の次元で心を消耗させるものですから、上から言われているように聞こえてしまったら申し訳ないですが、「あなたはもう十分頑張っているし、全て自分が悪いと背負わなくていいよ」と伝えたくなりました。
過労や心の病で命を落とす人がニュースで取り上げられるたびに改善の必要性が叫ばれるにもかかわらず、実際には同じような状況があらゆるところで繰り返されている現実があって、その中で働く人が「死ななければ変わらない」とまで思わされていることは、この社会全体が抱える労働環境の問題であり、見過ごしてはならないことだと強く思ってしまいます。
「私が辞めて早く居なくなれば解決」とまで思い詰める気持ちは、あなたの力不足でもなんでもなく、過度に個人へ責任を押しつける文化の中で生きているからこそ芽生えるものではないでしょうか…。今の職場環境では、どんなに優秀な人でも心をすり減らしてしまうはずだと私は思ってしまいます。
私の身内にも、たまたま職場環境が劣悪なところに勤めることになってしまい、周りが変化に気づくくらいには精神的にだいぶ追い詰められていたことがあります。明らかにしんどそうなのにそれでも辞めることは絶対許されないことだと自分を追い込んで、最終的にはいよいよ限界がきて、いわゆる飛んだ形で辞めました。当時はそんな自分を責めていたりもしましたが、実際会社から直接咎められることはなかったですし、その後も色々なところを転々として今は自分に合った職場に落ち着き、安定して長いこと勤められています。その環境にいると、どうしても視野が狭まってしまうものですし、自分にはここしかないとか辞めた後のことを考えると身動きが取れなくなってしまうものだとは思いますが、自分を壊してまで、すり減らしてまで働き続けなきゃいけない会社なんてないと私は思っています。あなたには自分を守る権利も、働く場所を選ぶ権利もあります。今すぐにではなくても、どうかあなたが少しでも安心できる環境に身を置いてほしいな…と強く思います。(あくまで私が感じたまでなので、決して無理強いするものではないのですが…)
これからもしんどい状況は続くかもしれませんし、そこから抜け出すことは容易なことではないと思いますが、気持ちをこうして外に出すことでほんの少しでも心が軽くなるようでしたら、いつでも死にトリに背負っているものを下ろしにきてほしいです。お待ちしています。投稿、ありがとうございました。

感想2

あなたの切実な叫びのような経験談だと思いました。たくさんの負荷がかかって、それでもなんとか踏ん張るようにして立ち続けて、それがもうむずかしいような、それでも座り込むことも許されないような、そんなあなたの状況をイメージしています。今年の4月からのあなたの変化、そしてそれ以前から起きていた職場での出来事、周囲の環境を端的に書いてくれているので、現実として思い描きながら読むことができました。あなたもそんなことは重々承知のこととは思いますが、とてもシビアな労働環境にいるということなのだと思います。たくさんの人が離職しながらも、その職場が抱える構造に「気づかない」ままの上司たち、あるいは気づかないふりをしたまま労働しなければいけないと感じている人も他にもいるのかもしれません。

そうやって、職場の中に蔓延する思考に合わせ続けて、心身がこれ以上できないというくらいに、無理をしてきたのだと思います。「数週間前までできていたPCの操作方法が分からなくなりました」という一文も、すごく実感としてわかるなぁと思いました。私も通勤中に歩けなくなってしまったり、パソコンの前で思考が止まってなにも動けなくなってしまったことがあります。

「悪いのは私」というわけはないと私は思いました。ただ、「要領が悪い」と笑われるような感覚の中では、「そうではないはず」という思いを消して、自分の責任と思い込み続けなければその場所にいることすらままならないのかもしれない、と考えています。
「このまま乗り過ごしてしまいたい」という気持ちになるのももっともだし、そうしてもいいよ!と勝手ながら言いたくなりました。ちなみに私はかつて本当にそうしたことがあります。だからというわけでもないのですが、逃げていいし、辞めていいし、それでなにか言う人たちのために、あなたが犠牲になり続ける必要はないと思いました。
本来であれば、その職場環境自体がかわっていくべきなのだと思います。選択し、変革すべきなのは職場の方だし、社会の方だと思います。ただ、それが簡単に、大きく変わるものではないのなら、私にはあなたの安全を優先してほしいと願ってしまう気持ちがあります。
これも、私が勝手にいだいた思いでしかありませんし、思いを押し付けたいわけでもないのですが……あなたの心身が安心して過ごせてほしい、あなたに報われてほしいと思っています。
あなたの声をここに届けてくれて、ありがとうございます。あなたの言葉を受け取りました。また、ここで待っています。

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