経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

できないというレッテル

診断はしていないけれど多分私は発達障害だ
作業の同時進行が苦手、次々と仕事を言い渡されるとどこから手を付ければいいのか混乱する、順序を組み立てられない、話を端的にまとめられず結局何を伝えたいのか相手に伝わらない
普通の大人ができる事を50歳を目前にしているいい大人な私はできない
要領が悪く他人を不快にさせる事ばかりしてしまう
他人の顔色を伺って先回りして仕事をするなんて事はかなり難易度が高い
そういう空気は読めないくせに嫌われてるとか怒らせてるとか他人の自分への態度にはすごく敏感で他人と話すのが怖くなる時がある
他人の目を見て話せない
「あの人は仕事できないからいらない」と言われてるのが苦痛で職場に居づらい
はっきり言われた日から色々考え不眠気味になり出勤するのもつらくなり退職を考えてるけど生活が難しくなるから退職に踏み出せない
年齢的にも新しい就職先が見つからないだろう
いっその事死ねたら自殺する勇気があればどれだけ楽だろう
こうやって文章を書いていてもまとまりなく支離滅裂な文章になっているのが「できない」という事を自覚せざるを得ない
タイトルとも一致しているのか何か違う気がする

感想1

経験談を読みました。私も同時進行でいろいろなことをやったり、言われたりすると頭の中がバグって余計に焦ってわからなくなるタイプなので、勝手ながらすごくわかるなぁと思って読みました。私の場合は短期記憶が弱めで、情報を置いておけるテーブルが小さいから、すぐに情報でいっぱいになっちゃう…って感じです。自分でしゃべってる間に、何を言いたかったのかも忘れちゃったりします。「話を端的にまとめられず結局何を伝えたいのか相手に伝わらない」と書いてあったので、ちょっと似たところがあるのかなぁと思ったりしました。
私の場合は、スマホにメモをしても大丈夫な職場にいるときは、スマホにメモしていくのが一番マシって思ってやってます。でもスマホいじるの禁止みたいな職場だったりすると、それもむずかしいし、そもそもどういう情報がとらえやすいか…とかも人それぞれかなり違うと思います。
あなたにとってやりやすいこと、できることと、できないことや苦手なことを職場でちゃんとわけて考えてくれるのではなく「できない」とひとくくりにされてしまったら、苦しくなるのも無理はないと思いました。
死にたいと頭をよぎるくらいつらくなっている状況で、孤立無援の中なんとか日々出勤しているのかなと想像しました。私は怒られていると感じると機能停止みたいな感じになってしまって、悪循環に陥ることがあります。
個人的には仕事を休んでいいと思うし、病院に言って相談してみるのも一手だと思いますが、それをするにも勇気や気力や体力が必要、というジレンマがあるなぁと思います。ちなみに私は長く精神科に通院をしていますが、どうしたらいいのかわからないときに、タスクや状況を整理してもらえて助かったことがあるなぁと思っているので、合う病院が見つかったらいいのかなとも思うのですが……。
投稿してくれてありがとうございます。私は支離滅裂ではなく、あなたのつらさの一端を教えてもらっている真剣な経験談だと感じました。死にトリにあなたの感じていることを送ってくれてうれしいです。またよかったらきてください。

感想2

苦手としていることや、かといって器用に立ち回ってみようにも中々難しいこと、その上他人への態度には敏感など、私自身にオーバーラップする感覚がとてもあり、勝手ながらに近しい気持ちを抱きながら読ませて頂きました。

「できる」「できない」はおそらく多くの人に何かしらある一方で、それが、こと「社会」や「仕事」となると、個々人の適性や練度の差などが全く配慮されずに「皆一様に」「ある程度」を求められる風潮になったり、社会側の圧として押し付けられるものになっているように私の体感としてはとても強く感じます。

そもそもが「できる」「できない」というよりは、「これは向いている」「これは向いていない」というだけのことのように個人的には思いますが、どこか拡大解釈をされて「できない」とされがちで、ともすればそれがその人という人間の評価とまでされいてることに私は甚だ疑問に感じてしまいます。

そういった「できる」「できない」がこなすべきタスクを処理できるかどうかという話を飛び越えて、その人自身のことにまで言及されてしまうような社会や職場や仕事しての在り方になってしまっていると、居心地が悪くって当然な気がしますし、モチベーションやバイタリティまで奪われて個人にとっても周囲にとっても悪循環となってしまうように感じます。

ただ、そんな状況の中でも(頭の中では退職や転職がよぎっているのかもしれませんが)なんとかして投稿者さんが食らいついていることは、自分の中にある「できない」を決してそのままにしておこうとせずに、誠実に向き合い続けていることに他ならないことに私には思えました。

生活のことを考えると退職や転職は確かに容易にとれる選択肢ではないかもしれませんし、リスクを伴った行動かもしれません。しかしながら、生活はできたとしても心身を削られながら続けることもまた苦痛を伴ったものになると思えるので、すぐには何かを選択、決断はできないにしても、一時的にでも現状から離れて「これからの自分」を考える時間を持ってみてもいいのかなと思いました。投稿ありがとうございました。

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