経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

苦しむ娘の母として

20代の娘が、ここ10年ほど、死にたい死にたいと言います。
普段は、よく働く明るく楽しい人好きのする娘です。
でも、それは表面上の事で、長く生きづらさを抱えてきたようです。
ついに未遂をし、措置入院となりました。
そこまで悩んでいたのかと、かわいそうでなりません。
私は、普通の母親だったつもりです。
DVがある訳でもなく、アルコールに溺れる親でもなく、経済的にも普通の、いわゆる口うるさい母親と不在がちな父親と、兄弟のいる、特に立派ではないけれど、標準的な家庭だと思います。
普段は普通の母娘関係なのですが、不穏になると娘は私を攻撃し、私の事を、暴言や暴力で虐待を繰り返してきた母親だと言い、自分を産んだ事を一生恨むと言います。
暴言や暴力をふるって育ててなどいないので、愕然として青ざめます。
でも、それは私の独りよがりで、ひょっとしたら娘は本気で虐待されて育ってきたと思っていて、私は娘に本当に心の底から憎まれているのかもしれません。
娘に「死にたい」と言われても、私はどうすれば良いのかわからず、慰めるような事を言えば「なに上から目線でもの言ってんだよ」とからまれ、泣けば「泣いてんじゃないだろうな」と髪をつかまれ、一緒に泣いてやる事すらできずにここまできました。
せめて心の痛みを共有してあげられたらと思いますが、拒絶されるばかりです。
傾聴しようにも、残念ながら私には話しませんし。
娘は、いわゆる天然なところがありましたから、それが特性で、生きづらさの原因になってきたのではないかと感じます。
娘の特性に目を向けてもっと娘に合った育て方をすれば良かったと今になっては思いますが、未熟な母親で、そこまでの配慮ができませんでした。
娘が「死にたい」と言うようになってからは、オロオロして、必死になって解決策を探し、一生懸命立ち向かって、でも娘からしたら見当違いな対応をしてきた、典型的な愚かな母親です。
夫からは、結果的にこうなったのは、私の対応が全部間違っていたからだと言われます。
今後の事も不安しかありません。
一番辛いのは娘なのに、こうして書いていると、自分の事ばかり心配しているようで、情けない母親です。
こんなところを娘は見抜いているのかもしれませんね。
一生懸命にやってきたつもりが、虐待…恨み…私自身がもう消えてしまいたい。もう生きて対応していくのが辛いです。
迷惑をかけない方法があって、色々なしがらみもなく、娘以外の子供に影響がないのなら、消えてなくなりたいです。
でも、そんな事はできません。
こうして生きて対応していかなければいけない事が、とても辛くて、絶望しています。
娘の辛さに目を向けなければいけませんが、私に気力がありません。
自死では家族を傷つけるので、大きな地震や事故にでもあって即死できたら本望だと、まぁ本気ではないですが、思います。
どうか、娘の生きづらさがなくなり、これからの人生を楽しめますように。それだけが願いです。

感想1

 経験談の投稿、ありがとうございました。娘さんのことを心配しつつも、娘さんとのことでご自身が辛さを感じることに罪悪感があるような…そんな風に私からは投稿者さんが見えました。それは、「私と娘どっちの方が辛いのだろうか。娘の方が辛い。」とどこか比較されているのかなとも私は想像しました。(違っていたらすみません。)私は、辛さは比較できないものだと思っていて、娘さんには娘さんの「辛さ」があって、投稿者さんは投稿者さんの「辛さ」があるのだと思いましたし、この経験談でその投稿者さんの「辛さ」を受け止めたいと勝手ながら思いました。
 「自分の事ばかり心配しているようで、情けない母親です。」とあったのですが、自分のことを心配することは本当に情けないことなのでしょうか。私は、そうは思いませんでした。母親としてという前に、投稿者さんはひとりの人間です。
 そして気力がない状態では、娘さんと向き合うことにしんどさがあると思うので….まずはご自身が今辛いこと、絶望していること、気力がないことに目を向けて欲しい、ご自身を大事にして欲しいと私は思いました。
 また辛い気持ちをここに吐き出して欲しいなと思います、いつでも待っています。

感想2

経験談の投稿、ありがとうございます。
あなたが自分と真摯に向き合っていると感じられる文章でした。「一番辛いのは娘なのに、こうして書いていると、自分の事ばかり心配しているようで、情けない母親です。こんなところを娘は見抜いているのかもしれませんね。」との言葉がありましたが、そこまで突き詰めて考えるのは簡単なことじゃないとわたしは思います。(その考えが合っているのかは経験談を読んだだけのわたしにはわからないですが、実は自分の感情を優先してしまっているのでは?という内省は、いつ誰にとっても大事でありながら、なかなか気づくのが難しいものだと感じています)

わたしは死にたい側の人間で、「死にたい」と言って周りを不安にさせたり、時に振り回したりもしてきたと思います。
今は死にたい気持ちとの付き合いに慣れて、おおむね自分の力で自分の気持ちをコントロールできるようになりました。そして、「死にたいと言われる側にもサポートがないとしんどいよな」と最近思うようになりました。
死にたいと言われれば、多くの場合人は動揺したり不安になりますし、時に解決策を焦って探して、逆に傷つけてしまうこともあります。それは「死にたいと言われる側にサポートがない」から起こってしまう、誰が悪いわけでもない、悲しい出来事なのだと思っています。
ただ、あなたの夫さんの発言については、わたしはとても腹立たしく思いました。子育ての役割も責任も、一緒に背負うものなはずです。だから「対応が全部間違っていた」とあなたのことを責めるのは、責任放棄で責任転嫁だと思います。

わたしは今、死にたい人が適切な理解とサポートを受けられ、身近な人が死にたい人とよりよい関係性を築くためのヒントを見つけられるよう、「生きづLABO」というサイトを運営しています。(自分一人ではなく、勿論いろんな人と協力しながらですが)
「死にます」「死にたい」と言われたらどうすればいい?という、死にたい当事者同士の対談の記事があるので、よかったら読んでみてください。
https://ikidulabo.lifelink.or.jp/solvesupporter/shinitaishinimasuto/
※当事者同士の対談なので、部分的にはきつく感じられるかもしれませんが、本筋では周りの人たちへの理解と応援があります。

一人で抱えていくのはつらいと思いますし、気持ちが一杯いっぱいになってしまうと、いろいろと対処するのも難しくなって当然だと思います。
死にトリのとりコミュ(https://shinitori.net/bbs/)という掲示板ならいつでも気持ちを書けるので、使ってみるのもいいかもしれません。

お返事1

感想をいただき、心から御礼申し訳上げます。
うっかり電車の中で読んでしまい、涙が出て困りました。
こんなに真剣に向き合ってくださって、本当に感謝します。

娘の感情に取り込まれるばかりでなく、切り離して自分の事も大事にしなければ!と、あらためて気づかせてもらえました。
それから、「死にたい気持ちに慣れてコントロールできるようになってきた」というのは、目から鱗でした。
また、「死にたい」サイドの方のお気持ちは私が一番知りたいところで、対談もじっくり読ませていただきます。
娘は発達や心理にかなり凸凹があるようで、対談の皆さんに通じるところがあるのではと思いますし、私が気になっている娘が母親を拒絶したり攻撃したりする心理についても、何かヒントがあればと思います。

少し上向きな気持ちで返信を書いている途中で、また娘から心をえぐるメッセージがきて、延々と責められ、結局私はまた泣いています。
力になりたいと思っているのに、どんどん溝は深まるばかりで、途方に暮れます。
未来はないと感じます。

夫、ひどいですよね!
「死にたい」を受けとめる側へのサポート、絶対に必要だと思います。藁にもすがる気持ちです。
この素晴らしい活動に、多くの方が助けられていると思います。
スタッフの皆さんもご自愛ください。
また来ます。つら過ぎます。
本当にありがとうございました。

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