経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

生きづらい

生きづらい。
自分がメンタル弱いのかなと思い始めたのは中学生の時。部活を通してメンタル弱い、強くならなきゃと思ってた。
高校生の時にドラマのコウノトリを見て助産師に憧れて看護学部に入った、結局看護師になった。
今は精神科病棟の看護師。精神科は第一希望ではなかったけど、やりがいもある。
看護学を学んだり、精神科で働いてるうちに、自分のこの気持ちはメンタルが弱いというよりかは生きづらさなんだなと思った。楽しいことがあるとそのあと涙が出てくる、他の人を気遣いすぎて疲れる。完璧主義、白黒思考で力の抜き方がわからない。考えすぎてしまう。自分の感情のコントロールに疲れて、漠然と死にたいというか生きていたくない気持ちがあった。これはもう中学生の時からずっと。

看護師一年目の時は適応障害にもなって少し休職した。ああ、私のこの生きづらさは確かにいつも環境が変わる4〜6月に強くなってたな、と思って納得した。職場の外来の精神科にもつなげてもらえて、精神科も通院させてもらった。
今では夜勤も日勤も普通に勤務してる、だけど夜勤の入りと明けは情緒が乱れてすごく辛い。

初めてちゃんと付き合った彼氏に5月末に振られた。1年半付き合った。振られた理由は重いから。2年目になって夜勤が増えて、業務量が増えて、一杯一杯で、彼氏に相談した。彼氏は年下で、彼氏も新社会人になりたてて大変なのに、話を聞いてくれて。「頑張れ」って言われて、たくさん励ましてくれた。でも頑張れが辛くなって、「頑張れって言われるのが辛い」って泣いてしまって。その後謝ったけど、だめだった。「気遣い上手で優しいし、家庭的だしすごく良い子だと思う、人としては好き。でもどう接したら良いかわからなくなった、俺が辛くなった、好きかわからなくなった、気持ちが冷めてきた」って言われて振られた。
そこからが悲惨だった。自分の重さ、生きづらさ、失恋のショック、全部がごちゃごちゃで毎日泣いて過ごした。
それまではほとんど喧嘩もなくうまくいってたのに。たった一回自分のエゴを押し付けちゃっただけで振られるの?
振られた後、死にたくなって。毎日母親に泣きながら電話してしまった。こういうのが重いんだろうなと思った。

振られてから必死に自己分析して、変わろうと思った。メンタルコントロールは技術、自分の感受性が強すぎるところは受け入れて、辛くならないようにしよう、白黒思考しないように考え方を変えてみよう。一人旅もしたし、友達ともたくさん遊んだ。必死に別れを受け入れる努力をした。でも自分を責めるのがやめられない。あの時、なんであんなエゴを押し付けちゃったんだろう。一杯一杯でほんとに辛かったけど、それでも相手に求めすぎるのは違う、私は自己中すぎた。
すごくすごく好きだった、その分感情のコントールが難しくて疲れた。
1年半付き合って、最後の1ヶ月以外ずっと楽しかったし、相手も理想の相手だったから、何度も楽しかったことを思い出しては泣いて。後悔して、反省して。

精神科の患者さんと接したり、話を聞いてたりするといつも特大ブーメランで、ああ私にも当てはまるなといつも思う。
考え方を変えること、生きづらさを変えることは難しいことを突きつけられて、毎日絶望してる。

感想1

投稿ありがとうございます。自分自身の感情がコントロールできず、途方にくれているような状況を想像しながら読みました。文中には「他の人を気遣いすぎて疲れる。完璧主義、白黒思考で力の抜き方がわからない。考えすぎてしまう。」とも書いてあり、それは実際は感情の問題というよりも、その背景に普段から力を抜くことができない状態が続いていて、何事もないとはしていられないくらい疲れているということなのではないかと思いました。だからといって、じゃあどう力を抜けばいいのかわからないから困っているのかなとも思います。投稿者さんにとって、たとえば「気遣い上手で優しいし、家庭的だしすごく良い子」でいることや、日々周囲を気にかけ続けることは、これまでの投稿者さんが生きてきた人生の中で、培ってきた生活の切り抜け方、対処法なのかもしれないと考えています。それにどんな背景があるかは具体的には私にはわかっていないですが、逆にいうと、そういうふうに気を張っていないと困る状況がたくさんあったのではないかと想像しました。(私も以前感情コントロールがめちゃくちゃになって大変だった時期が長くあり、今になって振り返ると日々すごく無理をしていたなと思います。そしてそうせざるを得なかったのは、家庭環境と自分自身の性格や特性の両方が関係していたと思います。これは私自身のことでしかないので、違う部分も色々あるとは思うのですが…)
また、普段の生活について「今では夜勤も日勤も普通に勤務してる、だけど夜勤の入りと明けは情緒が乱れてすごく辛い。」と書いてありましたが、それは変なことではないように思いました。夜勤は普通寝る時間に働くというだけでダメージがあってもおかしくないですし、人手が昼間より少なかったり、相対的に負担が大きい場合もあるかもしれません。感じ方や体力などはそれぞれ違うので、問題なくできる人もいると思いますが、負担でしんどいと感じる人も少なくないのではないかと思います。
一つ一つのことはとりあえずなんとかなることだとしても、それをたくさん積み重ねて掛け算していくと、気づかないうちに無理せざるを得ない状況になっていることもあるのかも…と思いました。
私は感情コントロールができないことが悪いとは思いません。つらいときにつらいと感じることは(自分にとって大変で、困ってしまうことではあっても)悪いことではないし、そうである本人が悪い人でもないと思います。もちろんだめでもないです。
ただ世の中にはなにかトラブルがあったときに反省して自分の問題として対処すべきだという自己責任論のメッセージもとても多いですし、実際に後悔したときに自分が悪かったと思うことも無理のない状況だと思います。
遊んだり楽しい面を共有する友達はいるのだろうと思いますが、この経験談に書いてあるようなことをあまり構えずに話せる場所はあるでしょうか。できれば、まったく同じ経験をしているわけではなくても共感しながら話せる相手がいたら「自己分析」が違う角度からできることもあるかもしれないと思いました。死にトリでもまたお待ちしていますので、よかったらきてください。

感想2

自身の生きづらさについて苦しさを感じながらも分析し、受け入れようとしている一方で突き付けられる現実につい気持ちが引っ張られて、揺れ動いてしまっている姿が読んでいて浮かんできました。自分の弱さに気づくことや向き合うことは痛みを伴うことでもあり、それでも投稿者さんが自己分析をしようと思うのはどうしてなのだろうと気になりました。詳しい背景は書かれていませんでしたが、これまで過ごしてきた環境がそうせざるを得ない状況にさせたのかもしれないなと私は想像していました。
「他の人を気遣いすぎて疲れる。完璧主義、白黒思考で力の抜き方がわからない。考えすぎてしまう。」と自分のことを書いてあって、元々の性質もあるのだろうとは感じるのですがどこか自分の中で「そうあるべき」と課している部分もあるのではないかなと感じました。(違っていたらすみません)
また、お付き合いしていた方との出来事は他者優先で過ごしてきた投稿者さんにとって、ようやく自分の気持ちを優先して伝えられたタイミングだったのにな・・・と、より辛い結果となってしまったことに何だか悔しい気持ちを抱いてしまいました。ただ、相手から言われた言葉を考えると投稿者さんの一部分(良い人として見えていた部分)しか見えていなかったのだろうと感じますし、違う側面を知った時にそれを受け止められる器が相手にはなかった(または容量が足りなかった)のかなと私は感じています。恋愛に限らずですが人との関わりは一方の感情だけでどうにかなるものではないと私は思うので、どっちが悪いとか良いとかではなく、それぞれの感じ取り方の相性が合わなかったことが大きいのかなと感じました。「それまではほとんど喧嘩もなくうまくいっていたのに。」とありましたが、それは投稿者さんが自分の抱いている感情を無意識にでも抑え込み、どちらかというと自分を犠牲にした上で成り立っていたところもあったのではないだろうかと私は考えてしまいました。
自分を責めてしまうことも感情のコントロールが難しくなってしまうのも無理はない状況だとも思います。考えること、コントロールすることに疲れてしまった時は気休めでもちょっと無理してでも、何か気の紛れることをして一旦休憩することも必要なのかもしれません。容易なことではないことは承知の上ですが、この先少しでも投稿者さんが自分を優先してもいいんだと思える経験ができることを願っています。また良ければ自分について気づいたことなどを死にトリに教えてほしいですし、そのことについて一緒に考えたいなと私は思いました。経験談の投稿ありがとうございました。

一覧へ戻る