経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私の存在意義

高校2年の息子を持つ母です。
息子は学校生活でつらい思いをしリストカットしたことがあります。
心のきつさが体調に出てきてしまったり、私や他家族への当たりが激しくなってきました。
息子を刺激しすぎないように…と見守っているつもりですが、内心心配で仕方なくついつい口出しもしてしまいます。
普段は自分から学校のことや部活のことを話してくれるのですが…一度荒れるとまともに話が出来ません。

シングルマザーで小さいときからまわりには私の家族である両親や姉妹の大人しかおらずたくさん我慢もさせてきました…
近頃は勝手にゲームの課金もしてしまい…本人はつらい思い等から気を紛らわしているのだとは思います。

家族への当たりが激しくなって親としてとめることが出来ず、息子をつらい状態から救ってやることも出来ず…
私は何のために存在しているのだろうと自問自答しているうちに涙が出てきてしまいます。

感想1

経験談の投稿をありがとうございます。
息子さんの状況や心境を客観的に理解されようとしている姿勢に、頭が上がらない思いで読ませていただきました。そのような思いを抱えつつ、感想を書かせていただいております。
身内、しかも我が子だからこそ、期待してしまうところや許せなくなってしまうところがあるのではないかな…と感じますが、投稿者さんは、そのような〝親と子〟の関係に囚われずに、息子さんの今の状況を捉えようとされているように感じました。とてもすごいことだな…と…。簡単にできることではないな…と思います。
そのように捉えることができてしまうからこそ、「親なのに何もできない」、「無力さ」を感じてしまうこともあるのではないかな…と思います。〝親と子〟といえど、別の人格で、別の人生を生きる人間同士です。やり切れないことがあって当然と思いますし、どこまで〝親〟として〝子〟に接していけばよいのか…、決まっていないからこその苦しさがあるように思います。
シングルマザーさんとしてのご苦労も、きっとあったのではないでしょうか…。ここまで息子さんのたった1人の〝お母さん〟として、精一杯〝子育て〟をし、息子さんに対応されてきたのではないかな…と感じています。
〝親と子〟の関係はこれからも続いていくことと思いますが、「子どもを育てる関係性」、「子どものために尽くさねばならない関係性」は、どこかで少しずつゴールが見えてきたら…と感じました。
投稿者さんに、〝お母さんとして〟ではなく、〝あなたの人生の主役として〟生きる時間が訪れてほしいと感じています…。

感想2

息子さんのことを心配し、ご自身の子育てを振り返り、苦しい思いを抱えている様子が伝わってきました。今の苦しさの中には、今までシングルマザーで子育てして感じてきたことを振り返ってみて、あれが悪かったかもしれない、あの時こうしていたら…などといった後悔の念も湧いてくるのかもしれません。
あなた自身はこんな時に親として何もできないという無力感があるかもしれませんが、私はあなたの経験談を見て、十分にあなたなりにできることをやっているように感じました。なぜなら、息子さんの発信やつらさを否定せずに、理解しようとしている様子が伝わってきたからです。また、ついつい口を出してしまう自分にも気付いています。それだけでもう十分なのではないかと思いました。親子のような近い関係だと、しんどい時だからこそ上手く対処できないこともあるように思います。もう一つできることがあるとしたら、息子さんによりそい、一緒に考えてくれる人を見つけて、任せて、必要があれば一緒に考えることぐらいかと思いました。すでにそうしたこともやっているのかもしれませんので、余計なお世話だったらすみません。
そして、息子さんも自分のつらさをリストカットや周囲に当たるという形で表現できていることは悪いことではないように思いました。とはいえ、当たられるのはしんどいことだと思いますので、一人で抱えずに周囲の人たちをうまく頼ってもらいたいと願っています。

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