経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

家族と離れたい

色々拗れている我が家の話をさせて下さい

まず、父は私が小学生の頃に不倫や借金が原因で母と離婚し、その数年後に亡くなっています
私が小学生、兄が思春期にさしかかる辺りでの出来事でした
兄はそれだけが原因ではありませんが、不登校になり性格も少しひねくれてました(厨二病を拗らせた感じです)

そして次に母の事です
母は心配性で、自分が良しとしない物は与えない人でした(口が悪い漫画等)

母は医療系の国家資格を持っていますが、過酷な労働環境は私たちを育てていくのは不向きだと思ったのか、病院に勤めることはありませんでした
その後は祖母(母方)の援助(恐らくこれが大部分)や、自営の仕事で生計を立てていたのだと思います
そして宗教色が少し強い人でもありました
父の不倫、借金、自身の乳がんで心折れそうな時な心の支えだった様です
世間で言われるカルト宗教ではないのが救いですが、兄は不信感を持っていたようです

そして祖母は、昔はバリバリ働いており、言い方があれですがしっかりと貯えていました
が、かなり神経質で、昔から母とぶつかる事が多かったようです

といった構成になっております

私は現在実家で母と祖母の3人暮らしです
元々、今年の夏頃にはお金を貯めて一人暮らしをしようとしていました

しかし、昨年に母のがんの転移が見つかり、余命1年と宣告されました
我が家には認知症が出始めた高齢の犬もおり、普段の犬の面倒や病院へ連れて行けるのは私しかおらず、
一人暮らしを断念し、仕事も何かあった時のために家の近くの職場に転職しました

母もがんの治療をしていますが、入院はせず、訪問看護等の自宅療養や食事療法を主に行っており
保険診療ではなく自費で治療を行っているため高額の治療費となっています
今は貯金で何とかしているようですが、そろそろ厳しいかもしれないと話していました

私も家にお金を入れていますが、片手で数えられるほどの微々たる金額で、
主な生活費は祖母の援助があり何とかなっている状態です
兄もいますが、兄が母を嫌っているため、犬の事以外にはお金は出さないと言っています
連絡も私を挟んで色々言ってきます

そして私もあまり母が得意ではありません
母は心配性かつやや過干渉で、自分の正義感で動いてしまう所があり、過去にもやらなくていいと伝えても母は納得いかず自分の意思で勝手に動くと言ったことがありました

学生時代、不登校だった兄にかかりきりだった母は私に「○○はいい子だねぇ…」とことある事に言われ、何言ってるんだこの人はと思っていました

そして前述した通り、私も社会人になり家にお金を入れるようになりましたが、それも全て生活費で使用されています
友人にその事を話したら、普通貯金をしてくれて家を出ていく時にもらうとかじゃない?と言われ、我が家の状況に愕然としました

昔から、スマホを持ちたいのであれば、アルバイトをして自分で支払ってね、そうでなければガラケーでというスタンスで、
私もアルバイトをしようにも月の物の症状が重く、学校も毎回休むほどで来る度に怯えていた身としてはアルバイトは難しかったのです
そんな状況でも痛み止めをもらえることはなく(痛み止めはいつか効かなくなる、体に良くない等で)、吐き気、貧血、下痢、腹痛、月経痛に毎回苦しめられていました

周りの子はスマホの中、色々制限がかかったガラケー(LINEでノートが見れない、電話が出来ない等)で日々を過ごしていました

母にそれを伝えても一般的な世間を理解して貰えず、苦しかったのを今でも思い出します

母は兄との和解難しいからせめて私とは仲良く暮らしたいと思っているようですが私は母との会話をあまりしたくないため、家にいても口を開かないことがほとんどです

我が家の金銭状況、母への苦手意識、兄も含め拗れた親子関係に疲弊しています

ですが、今後相続などを含めたお金の話をしていかねばなりません

幼少期には父が亡くなり、学生時代は不登校の兄に振り回され、今は母に振り回されている…
いつまで私は家族に振り回され、苦しめられればいいのでしょうか

ずっと胸が苦しい、悲しい、助けて、でも誰に話せばいいの?といった感情が渦巻き壊れてしまいそうです

取り留めのない文になりましたが、こんな人間もいるという事を記させていただきます

感想1

家族のことを丁寧に書いてくれたので、置かれている状況がよくわかりました。最初に「拗れた」という表現を使っていることが納得できる内容でした。ただ、幼少期から拗れた状況にいて苦しいはずなのに、前半は比較的、淡々と事実を中心に書かれているのが印象的でもあり、ちょっと心配な気持ちで読みましたが、最後の方で「ずっと胸が苦しい、悲しい、助けて、でも誰に話せばいいの?といった感情が渦巻き壊れてしまいそうです」という一文を見て、少しホッとしました。ずっと一人で抱えていた気持ちを、この経験談で思い切って書いてみたのかもしれませんね。きっと、もっともっと溢れてくる気持ちや抑えてきたものがあると思いますが、急に出すと確かに何かが壊れてしまいそうになるので、今回は控えめに出してくれたのでしょうか。でも、その一文には気持ちがぎゅっと込められていました。読んだ時にものすごいパワーを感じる文でした。でも、最後の締めはまた冷静なあなたの姿に戻っているので、ちょっと笑ってしまいました。それが、とてもあなたらしいと感じたからです。冷静な心でこれまで自分を保ってきたのだろうと思います。その冷静さはあなたを助けてきたのだろうと思います。でも、冷静だからこそ周囲に気持ちを打ち明けず、自分で何とか切り抜けたり、どこか達観したような受け止めもできてきたのかもしれません。ただ、一人で抱えるのは苦しいことだと思います。
そう想像すると、今回こうして経験談を書いて送ってくれたことをありがたく思います。なぜなら、こうした状況は一人で我慢すると世の中にはないことになってしまうからです。家族は温かく、仲良くすべきという一部の意見がすべてであるかのようになってしまいます。拗れた家族も確かにあり、そこで育つことは子どもにとって過酷で苦しく、孤独で心細く、そしてそこから抜け出すことがどれだけ難しいか分からないままになってしまいます。
タイトルが「家族と離れたい」とあります。心からその気持ちを応援したいと思います。
死にトリの関連サイトである生きづLABOの生きのび知恵袋には家から出る方法について説明しているので、よかったら読んでみてください。
家に居場所がありません。これ以上、家にいるのは辛すぎます。家を出たいのですが、無理ですよね。 | 生きづLABO
https://ikidulabo.lifelink.or.jp/solveproblems/ieniibashogaarimasen/
そして、家から出ても出なくても、これからも苦しい気持ちを伝えてもらいたいと思いました。死にトリは受け止めるためにあるので、いつでも待っています。

感想2

投稿ありがとうございます。
これまであなたが育ってくる過程で、自分自身の人生をあなたが希望して生きてきたというよりは、ご家族のそれぞれの人生に翻弄されてきたこれまでだったことがよくわかりました。経験談の半分以上がご家族の生活状況のお話で占められていて、あなたの本当の気持ちは最後の数行だけだったことがとても印象的でした。それほどまでにご自分のことは二の次だったのではないですか。ご家族のことをあなたが大体把握していて、ご家族もまたあなたに頼ってくる…そんな状況を想像しました。母親さんのご病気もあって、今年計画していたひとり暮らしを断念して、仕事も近場で選んだとということ…さぁ自分のペースで暮らそうと思った矢先でしたね。もう仕事も決めたという事ですからすぐには離れられないと思いますが、私はあなたがこの先ずっとご家族のことをすべて請け負う必要はないと思っています。言うのは簡単だって思うかも知れませんし、私が家族を見捨てるとどうなるの?無理だと思うかもしれません。でも一度本当に自分が離れたらどうなるのかイメージしてみることをおすすめしたいです。(もう何度も考えてきたかもしれませんね)どこかを区切りにしてご家族と距離を取りながらあなたの人生を生きて欲しいって思います。
助けて欲しいというSOSのメッセージも書いてくれましたね。
今回の投稿をきっかけにして死にトリとつながりを保ちつつ、機会があれば一緒に今後のことについて考えてみたいと思いました。

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