経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

私は、生きていてはいけない人

私が何の屈託もなく、笑っていられたのは6歳まで。6歳の運動会の日に母が自死。
よほど、私の運動会に行きたくなかったのでしょう。父は、気が短くて気難しいうえに酒を飲むと暴れる酒乱でした。日常的に母も私もことあるごとに暴言や暴力を受けていました。父から「お前がいなければ、お前が生まれてこなければ良かった。お前が生まれたから、俺の人生は狂った」と言われてきました。それから、親戚に預けられ祖母と暮らすも「おまえが何にもできなくて、バカだからお母ちゃんは死んだんだ」と言われてきました。父は、数年で再婚を目指していた相手ができ、内縁関係のまま私も同居することに。この内縁関係の継母からも「あんたは、何をやってもだめ。見た目も悪いし可愛くない❗️」と言われ、おもちゃぬいぐるみすべて捨てられました。中には亡き母と思い出の品も。父と内縁関係の継母には前の夫との間に実子がいまして、なんとその子達と同じ学校に通うことに。実子の授業参観や面談には行きますが、私のことは学校で会っても外でバッタリ会っても完全無視の継母。そのうち、父との関係性も悪化し、継母が家を出ると父から「お前のせいだ。お前がいたら、うまくいかなかった。お前さえいなかったら」と言われて散々暴言や暴力をうけました。その後も進学しようとする度に父は「女がまして、できの悪いお前が学校にいく必要なんかない。金の無駄」なんとか高校は卒業して、就職しましたが
学生時代も酒乱の父が夜中にガラスを割ったり、延々と終わらない話に付き合わされて、学生時代からいつも寝不足でした。休みの日も父の機嫌しだいで、昼間から酒を飲むと暴れて手がつけられませんで、ゆっくり休んでもいられずにいました。境遇のせいにしたくないと、就職してからはいくつか働き者ながら資格を取ってみたりもしましたが、自分がこの世に存在する意義が見いだせないでいます。いつ死んでもいいとすら思います。正確には、母が亡くなったときから『どうしたら死ねるか』と考えて生きてきました。いっそ、一瞬にあの世があるなら連れてって欲しかった。
どんなに頑張ってみても幸せになれる人は、生まれたときから決まっていて、私は幸せからは程遠い人で生きていてはいけない人なんだなと。縁あって結婚し、子どもにも恵まれましたが義母から散々嫌がらせを受けて、精神疾患に。そんな義母を介護することになると、夫からは気にいらないことがあると「お前は、アホか?バカ?くそやろうだな!」と罵られるように。義母が泣きながら夫にありもしない作り話を丁稚上げて、夫は真に受けるのでそれは作り話だよと否定すると「お袋がそんなことするわけない。お前が頭がおかしい」と言われます。そんな義母、認知症だったのです。私は、生きていていけない人なんです。

感想1

経験談を読ませていただきました。
“生きていてはいけない人なんていない”とか“自分が生きていいかどうかは誰かが決めるのではなくて自分が決めていい”そんな言葉を聞くことがありますが、あなたが経験してきたことはそれらの言葉が空虚で軽々しく聞こえてしまうほど理不尽で壮絶なものだと感じました。あなたがこどもでいられたのは6歳まで。その後は暴力や否定の中で生きる土台を傷つけられながらどんな想いを重ねて生きてきたのか想像しきれません。私はふと自分の記憶が思い出されました。6歳で両親が離婚して兄とは違う土地で離れて暮らすことになりました。私は自動的に母に付いていき、兄は父に付いていきました。約3年後に1度兄に再開した際、兄から父と再婚した継母の祖母から差別や区別を受けてとてもつらいという話を聞かされたことを鮮明に覚えています。9歳の頃なのにそれから長い月日が経った今でも兄の表情を時々思い出すのです。あなたの経験に話を戻すと、それがあなた自身に起こったことですから、どんなにその記憶や感覚に刷り込まれているかと思うと計り知れません。そして何よりも幼少期からの父親の暴力や人格を否定するような数々の言動は、あなたが生きるために必要な価値観や思考、気力に大きく影響して不安定なものにさせてきたのだと思います。それはいまの生活でも日々続いているように推察します。生きる意義を見つけられない今日を過ごしているのかなと思うと、家族以外でひとりでもいいからあなたがこころの中を話せる存在がいて欲しいと思います。もしもあなたの周りを見渡してもそのつながりが見つからない時は、死にトリにまた参加してください。つながったり、知ったり、考えたりするコンテンツをこれからも続けていきますのでお待ちしています。
投稿してくださりありがとうございました。

感想2

読ませていただきました。
あなたが負わなくてよい困難、言われのない批判、奪われた自尊心…そういった印象を抱くとともに、そのすべてに、とてつもないやるせなさを覚えました。あなたの周りにいた人は、自分たちの都合のためだけに、あなたを傷つけただろうに、そんな身勝手な言葉や態度だとしても、幼い心には深く深く刷り込まれて、力を奪っていく。「家族」「親子」って、途方もない仕組みだよなあと、私は思ってしまいました。
そして、私はタイトルと、文末の言葉が気になりました。あなた自身は、自分のことを、心から「生きていてはいけない」と思っているのでしょうか…私は、もう少し違うニュアンスなんじゃないかなと感じました。フィットする言葉が中々出てこないのですが…少なくとも、あなたが心から自分の存在を否定しているというよりは、否定する言葉を唱え続けることで、「自分は良くない存在なのだ」と言い聞かせることで、自分の心を守ってきたんじゃないかなと私は思いました。できることなら、そういった言葉で自分を守ることは多くない方が平和だとは思うのですが…(責めたり、否定するような意図はないのですが、そう聞こえてしまったら本当に申し訳ないです。でも、どうしても問いかけてみたくなってしまって…)。
自分の話をするという機会は、あなたにとってそう多くないことなのではないでしょうか。死にトリはどんな気持ちでも、あなたの言葉を受け止めます(可か不可かは断言できないけれど、そういう気持ちでこの感想を書いているつもりです)。またいらしてみてくださいね。投稿ありがとうございました。

一覧へ戻る