経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

心臓のドキドキと自分の体について

私は凄く痩せていて、それが私の大きなコンプレックスです。
腕や足が細かったり、浮き出た肋骨の隙間から自分の心臓がはっきりと動いているのが見えたり、腕から手の甲にかけて血管が浮き出ていたりするのがとっても気になっています。
たまに友人から「お前足細っそwww」などと言われることがあります。その時私はいつも笑ってごまかしますが、いつも裏では傷ついている自分がいます。
3食食べていても変わらない体型。
私は自分の体型が嫌いです。

次に私はすぐに緊張してしまいます。
初めてのコロナワクチンの日。私はとても緊張していました。前の人が呼ばれるたびに「ドクン」と心臓が高鳴っていました。ついに私の順番が来ました。
お医者さんからワクチンの説明をされ、いよいよ注射を打つ時が来ました。
私が腕をまくったとき、お医者さんはこう言いました。
「ずいぶん細い腕だね〜」
そしてお医者さんはどこに打とうかと私の腕を触り始めました。
私はその時すでにものすごい緊張に襲われていましたが、お医者さんに自分のコンプレックスを指摘されるともうおかしくなってしまいそうでした。
そして、遂に私の腕に注射針が刺さりました。多くの人は痛くないと言っていましたが、私にはものすごく痛く感じました。
3秒ほどで注射は終わり、お医者さんからの説明が始まりました。
その時です。突然全身の血液が無くなってしまったかのような感覚に襲われ、急にボーっとしてきました。目の前も暗くなっていき、段々と耳も聞こえなくなってきました。そしてついにはフラフラしてきました。耳は聞こえないはずなのに自分の心臓が「ドックン、、、、ドックン」とやけにゆっくりと動いていることだけが分かりました。
私の異常に気づいたのか、お医者さんは
「おい、大丈夫か? 顔が真っ白だぞ?」
と言いました。 私はどうにかして
「ちょっと、、、、、」
そういった瞬間に椅子から落ちそうになったところを近くにいた看護師さんが支えてくれましたが、全身の力が抜けて私はベッドの上に倒れてしまいました。
「おお〜」
とお医者さんが言って処置が始まりました。
左腕には血圧計が巻かれ、右腕では看護師さんが私の脈拍を測っていました。
「パルス85です」
などと私にはわからない言葉が飛び交う中、お医者さんは私の足を高く持ち上げ、
「緊張してないと思ったんだけどな〜」
とのんきなことを言っていましたが、その間私には感じたことのない恥ずかしさが全身を駆け巡っていました。
30分ほどベッドの上に寝かされたあと、もう一度脈拍測られ、お医者さんから
「もう大丈夫だよ」
と言われ帰りましたが、私はあのお医者さんが嫌いになり、それ以降もう注射を打てなくなってしまいました。
ちょっとしたことなのにすぐに緊張してしまう。
私はそんな自分が嫌いです。

感想1

経験談の投稿、ありがとうございました。
あなたのコンプレックスが、「痩せていること」ということがよく伝わる文章で、生活している中でそのことを指摘されることが多く、その度に心に傷を負いながら表では明るく振る舞っている様子が想像出来ました。その反面、「痩せていること」を指摘する相手はあなたのことを傷付けたいと思って言っているよりは、あなたの体型に羨ましさを感じている人もいるだろうし、ただただ思ったことを喋っただけ、ということもありそうだなとも思いました。
どうして私がそう思ったかというと、私にも同じような経験があったからです。同じと言っても私は誰かに対して「痩せている」と言ったことがあって、その時は羨ましさを感じて、言った側です。当時、私は「痩せていること」に憧れがあって、素敵だなーと思った気持ちをストレートに話しました。でも、その相手はあなたと同じように、「痩せていること」にコンプレックスがあることが後から分かったんです。私はその相手のコンプレックスとは知らずに言ってしまったことを悔やみました。また、その相手がコンプレックスだと話してくれて良かったとも思いました。その相手を傷付けるつもりで言ったわけでは無かったからです。ただ、私が良いなーと思って言っただけだったけど、その一言が誰かを傷付けていることがあることを学びました。
コンプレックスって、自分から発信するものでもないと思うし、でも発信しないと相手には伝わらないことも多く、とても悩ましい悩みだなと改めて思いました。相手を傷付けようと思って言っているのであれば、ただの悪口なのでその相手には近付かない、関わらない、言われても気にしない(相手にしない)ことで辛さを避けることもできると思うけれど、普段の何気ない一言が相手のコンプレックスに関わることだったら、あなたのように表では笑ってごまかし、本当は傷付いてる方がいても当然だなと思いました。相手には分からない心の傷が増えれば増えるほど、自分に自信が無くなったりさらにコンプレックスが増えるのも無理もないと思います。
この感想を書きながら、コンプレックスって、誰かと共有したり考えたり話したりすることが少しでも辛さを減らすことにつながるのではないかと思いましたが、どうでしょうか?相手のことを知ること、考えること、想像することができれば、その人を受け止めながら生活が出来るのではないかと私は思いました。でも、先ほども述べましたが、自分から発信することでもないとも思うので、このように匿名でお話ができる機会を使いながら、考えることがいいのかなとも思います。

コロナワクチンでのお話は、とてもリアルに書かれていて、情景が浮かぶようでした。本当にとっても緊張していたことが伝わります。(私も注射は本当に苦手で、嫌で、出来ることならしたくないし、逃げたくなるし、もうそれは、ドッキドキだから、勝手ながらにとても共感しています。)
緊張することとコンプレックスを指摘されたことによって、ドキドキが追い打ちをかけるように増している状況であれば、もう自分ではコントロール出来ないほどの緊張感だったのは無理もないことだと思います。

最後に「私はそんな自分が嫌い」と書かれていますので、あなたの中に理想の自分がいるのかなと想像しています。また、自分自身について考えたり行動を振り返ったりすることが出来る方なのだなとも思いました。こうして文章にして送るにももしかしたら勇気が必要だったかもしれないなとも感じますが、一人で悩まず、あなたが安心して悩みを相談できたり、話し合うことができる人がいると良いなと思いました。もし、今はそのような人が周りに居ないのであれば、また、死にトリにもきてほしいと思います。あなたが感じたこと、思ったことを聞かせて欲しいなと思ってます。

感想2

投稿、ありがとうございます。
体型の話、緊張の話。どちらも投稿者さんの切実な(という言い方がふさわしいかわかりませんが)思いが伝わってきました。そして、私自身の経験が思い起こされもしたので、そのことについて少し書かせてください。

私は子どもの頃から少食でやせ型で、それこそ3食食べても全然体型が変わりませんでした。いつも周りの大人から「それしか食べないんじゃ大きくなれないぞ」とか「それっぽっちでお腹いっぱいなんて情けない」とか言われてきました。投稿者さんが言われてきた経験とは少し意味合いが違うかと思うのですが、その都度「食べても変わってくれないんだからどうしようもないじゃん」という思いを(言えずに笑ってその場を濁し)噛み殺してきました。そういうことの繰り返しだったので、体型について口出しされるのは私的には苦痛になっています。

緊張の話は、私は周りからあまり緊張していないように見られがちなのですが、実は緊張してることがあるタイプの人間です。特に医療にかかるときの緊張はかなりあって、投稿者さんが書いてくれたような描写を連想してしまっては、そのたびに頭を振ってその想像をかき消そうとしています(この間、歯医者に行ったら治療がかなり痛くて本当絶望しました…もう二度とあの歯医者には行かないって決めてます)。

どちらの話もニュアンスは違うと思いますが、投稿者さんの投稿を読んでいて思わず共有したくなってしまったので書いちゃいました(読んでいただきありがとうございます)。それで、ひとつ実は投稿者さんに聞いてみたいことがありました。それはどちらの話も「自分が嫌い」で終わっていることについてです。
私は「それしか食べないんじゃ~」みたいなこと・体型のことを「言ってくる人」や「言われること」が嫌いになっています。そのため、投稿者さんが「自分(の体型)が嫌い」で終わるのはどうしてだろうってちょっと気になりました。「言ってくる人」や「言われること」自体も「嫌い」だろうとは想像しますが、そういう終わり方になっていることを興味深く思っています(逆に自分はなんでそういう終わり方になっていないかを考えています)。
緊張のことも、私はたとえば歯医者や緊張するあの環境(空気)が嫌いになるのですが(投稿者さんも「お医者さんが嫌い」と書いているとはいえ)緊張する「自分が嫌い」と書かれています。この件=「緊張する自分が嫌い」については、私もなんだか分かるようにも思いますが、投稿者さんのその思いみたいなのを聞いてみたいなって感じています。

私の想像では「本当はこうありたい」というのがあるからこそ、「自分が嫌い」となるのかな?と思うのですが、私にも一応「こうありたい」はあったような気もするしなぁ…などといろいろ考えている途中です。コンプレックスになる・ならないの間には何か違いがあるのかなぁとかも思ったり…いろいろ考えています。
答え合わせではないですが、いつか投稿者さんの思いや考えみたいなものをお聞きしてみたいって率直に思っています。文章を読んでいて、「それでそれで?」と思わず引き込まれてしまったこともあり(私にはそれはできない…と思いながら)またもし投稿者さんが書きたいと思ったらですが、その時は読ませてもらえたらなと思います。

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