私は、現在高校2年生です。
幼稚園のときに、母から初めて暴力をふるわれました。
理由はあまり覚えていませんが、勉強が出来なかったからだと思います。
母は勉強に徹底的に厳しく、1日の勉強量が終わらないと、それだけで怒鳴り叩くようになりました。
私は、きっと母と性格が似ているのだと思いますが、
おとなしく黙るようなことはなく、はじめの方は、
言い返して、余計に蹴られ、たたかれていました。
今は、叩かれるより、怒鳴られるより、黙るほうがマシだと思っているので、ただ言うことを聞いています。
あとが残らないように、加減して叩くので、
誰にも気づいて貰えず、父は、無関心で、私と弟が叩かれ、怒鳴られている横で、スマホを見ていました。
「飛び降りてしね。」と言われて、ベランダに引きずり出されて、なんども死んでしまうのではないかと思いました。
私は、小さい頃髪を伸ばすのに憧れていて、母はそれを知っていてか、よく悪い事をした罰だと言って、風呂場に私を引きずり込んで、髪を切りました。
切られ終わって鏡を見ると、ガタガタのおかっぱで、
とても惨めで次の日、小学校に行きたくなくて泣きました。
今思うと、死ぬほど辛いことですが、わたしにはその時死ぬという考えはありませんでした。
そんな考えを持つことすら許されないと思っていたのか、分かりませんが、母は死ぬことに否定的というか
精神的な病を徹底的に否定する人で、そんなものは弱いからだ、自傷行為のことも、親から貰ったからだに傷をつけるなんてと言いました。
私は、中学校に入るまで、親は普通、子供を叩いたり、死ねというものだと思っていました。
中学に入り、友達にその話をして、否定され、初めて私の家は変わっているのだと知りました。
中学校は友達に恵まれ、楽しく過ごしていましたが、高校受験で親の望む学校に入れず、親の期待を裏切ったという罪悪感と、こんなに辛いのに生きていても意味無いという孤独から、私は自傷行為をはじめました。
はじめはカッターで足の見えないところに傷をつけていました。悩み事がどんどん増え、何にも集中できず、
毎晩のようにネットで自傷行為の方法を調べて、
実践しました。薬局で薬を買って何種類も飲みました。
全部、いけないとわかっていたけれど、辛いのを少しでも忘れたくて、他の人に迷惑をかけてはいけないから相談なんてしてはいけない。死なれるのは迷惑だろうから、自傷行為もバレなければ大丈夫だと思っていました。でも、だんだん耐えられなくなって、ある日
学校の先生に打ち明けました。
先生たちは否定せずにただ話を聞いて辛かったねと言ってくれました。
私はずっと誰かに助けて欲しかったのだとおもいます。
先生たちにも限界があって、私を今この状況から救うことは出来ないのはわかっています。
でも、ただ話を聞いてくれて、分かろうとしてくれて
私はそんな先生たちが周りにいてくれてよかったと思いました。
もしこれを読んでいるあなたが今誰かからの理不尽な暴力や暴言に苦しんでいたら勇気をだして、助けを求めて欲しいです。
そんな気力がないほどに疲れ果てていても、話すことでただそれだけで、心が楽になることがあります。
経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。
聞いて欲しかった
感想2
経験談、読みました。つらい過去の出来事を書いてくれましたが、思い出すことでイヤな気持ちになったりしませんでしたか?それとも、イヤな記憶を吐き出すことになりすっきりしましたか?お母さんから受けた行為は明らかに権利侵害で、その不当な行為に対して、言い返していたとありましたが、それを読んで、思わず加勢したい気持ちになりました。
あなたは「私は、きっと母と性格が似ている」と書いていましたが、お母さんがあなたにした暴力と、あなたがその暴力に対して抵抗したことは私はまったく別の意味で、同じでもなく、似てもいないと思いました。自分のストレスを弱い者へぶつける大人と、強い者から理不尽に受ける侵略行為に屈せずに立ち向かう抵抗では力の使い方や生き方があまりにも違います。その屈しない力が、先生に相談する行動につながったのではないかと思います。
無力な子ども時代に理不尽な暴力を受けて、力を失い、諦めてしまうこともたくさんありますが、あなたが屈せずに抵抗したり先生に相談できたのはなぜかとても知りたいと思いました。それが、同じようなことで苦しむ人たちのために役に立ちそうだと思ったからです。
まずは、こうして書くだけでもいいから自分一人で抱えないで外に出してもらいたいなぁと思います。あなたの経験談を読んで、ますます表現する、伝えることの大切さを再認識しました。書いてくれてありがとうございました。
感想1
これまでの経験を語ってくださってありがとうございます。
母親さんからされてきたことを読み、否定と制裁に満ちた待遇の中で育ったのだなと思いました。この否定と制裁は、母親さんが自分自身に向けているものが、現れ方としてあなたに向いてしまったようにも見えました。あなたが自分の考えや感情を持つことも生きていることも、肯定して受け入れられなかったことによる傷の深さは計り知れないものだろうと思いました。また、母親さんの「こうでなければならない」というたくさんの考えを取り込んでいて、それがあなたの思考に足枷をはめるように、規定してしまっていたのだなと思いました。そうなるのも避けられないことだっただろうと思います。中学の友達のように、話をする相手がもっとたくさんいれば、多様な考え方を知れる可能性はあったのかなと思いますが、知ったところで自分が親の暴力から逃れられないとしたら、知ってしまうことのほうが苦痛かもしれないと思います。今の社会では、親だからという理由で、子どもが暴力を受けていても逃れるのが困難なことも多そうで、どうしたらいいのだろうと考えています。
また一方で、あなたは自分が辛いということを自覚して、それについて考えたり言葉にしたりするのは得意なほうだったのかなと思いました。そして、先生に話をしたのは、助けてほしいという本能?本音?が導いたのかなと想像しました。
これまで自分の本音を押さえつけて、見ないようにして、過ごしてきたのかなと思います。そのすべてを話したり叶えたりすることはできないのだろうと思いますが、せめて今感じていることをなるべく無視しないで、あなたが自分を助けるための行動に結びついたらいいなと思いました。