私の居場所をさがして

千葉県・40歳・女性

「聞けばいいのに」また言われた。そんな事わかってる。人にものを訪ねる。自分の意見を言う。そんな些細な事に、人より何倍ものエネルギーを使う。10代の少女なら、経験を積むうちに平気になるわよと優しくアドバイスされるかも知れないが…そう。むしろ10代からやり直すことが出来たら。
人の顔色ばかり伺って生きてきた。職場ではもちろん、家族にでさえ、言いたいことが言えずに着付けばもう40歳。こう思われたらどうしよう、この考えは間違っていないか、等常に考えてしまうため、行動に移せず、なにをするにも自信が持てず、劣等感ばかり強くなっていった。
仕事でも、先輩の手を止めてしまうことへの罪悪感から、大切なことが聞けずに独断ですすめてしまうため、ミスを繰り返し、叱責され、ますます萎縮し、自己嫌悪におちいり、転職を繰り返す。まただ、情けない。他の人が当たり前に出来ている事が、なぜ、自分にはできないのか。きっと私が居ないところで、皆笑ったり、悪口を言っているに違いないと思うと、休憩所で食事をとることもストレスだった。人に気を遣うぐらいなら、トイレで食事をした方がましだとも思う。あの頃も一人になりたいと思ってた。
はじまったのは小学五年生の頃。私は転校生だった。転校生だったからか、性格や見た目が原因か、いじめられるようになった。中学を卒業するまでいじめはずっと続いた。男子からのバイ菌扱いからはじまり、女子からは容姿をからかわれ、やってもいない万引き犯人にされ、髪を切られ、持ち物を壊され、好きな人の前で羽交い締めにされ、下着を脱がされそうになったとき、たまらず、学校を飛び出し、自殺未遂を教師にみつかり、連れ戻させた私に男子は「Mが帰ってきたぜ」と冷笑し、親友だと思ってたKには「近寄らないで」と突き放された。
私には居場所なんてない。大人になっているのは身体だけでもうずっと心だけあの頃のままなのかもしれない。克服したつもりでも、今でも中高生の笑い声は怖いし、他人の視線が怖い。きっとこの世には安心して暮らせる場所なんてないのかもしれない。もう、25年も前の事なのに、彼等はすっかり忘れ、私はいまだに苦しんでいる。私はまだ探している。“自分の本当の居場所” を…
文字数が足りないかもしれませんがどうしても読んでいもらいたくて書きました。

感想コメント1
原稿ありがとうございます。
文字数はこちらの都合で目安として設けたものなので、気にしないでください。短くても最後に書いている「どうしても読んでもらいたくて」という言葉にもある通り、「伝えたい気持ち」本当に伝わってきました。人が本心から絞り出したり、伝えようと思った言葉は理屈じゃなくて、それは伝わるのだと思います。
全体を通して読んで受けた印象ですが、あなたはいわゆる周囲から人権侵害をされたことがあっても周囲を責めたり、攻撃したりするのではなく、それを受け止め、居場所を見つけようとしているまっとうな人なんだろうと思いましたし、ある種の強さがある人なのだろうなぁと感じました。あなたのように、人の痛みを当たり前に感じられる人こそが今の社会で活躍すべきだと私はずっと思っています。現実としては、そうした人たちは活躍する機会を奪われたり、逆に支援を受ける人になってしまいますが、そんなことだから世の中はどんどん生きづらくなるのですよ。ネットの居場所はそうした隠された人材が活躍できる機会をどんどん作っていきたいと思っていますので、今後もぜひ活動に参加してください。

感想コメント2
小中学校時代の経験から、今も苦しいお気持ちを抱えたまま生活されていることが伝わってきました。職場でも、家族との間でも常に自分よりも相手のことを優先してしまうのは相当疲れてしまうだろうなと想像しています。
転校や、自殺未遂に追い込まれるほど酷いいじめを受けた経験から想像すると、人の顔色をうかがうのはとても理解できますし、25年経った今でも「この世には安心して暮らせる場所なんてないのかもしれない」と思い、「一人になりたい」と思うのも頷けます。一方で、自分の本当の居場所をずっと探して来られたことから、自信を回復し、安心して人と関わりながら生きていくことへの希望も持たれている印象でした。
現在の仕事や生活の様子は詳しく分からなかったのですが、あなたが「いま、これならできそう」と思われることから、一つずつ行動していけたら良いのではないかと思います。自分の意見を全部言えなくても、半分だけ伝えてみるのでも良いと思います。その小さな積み重ねで、自信が取り戻せてきて、コミュニケーションも取れるようになってくるかもしれません。また、一人でいたい時は、一人で過ごす時間を取ってあげるのも大切だと感じます。誰でも一人になりたい時はあるでしょうし、それは全く悪いことではないと思います。
あなたは、人に気を遣うあまり自己主張が難しいことが、生きづらさの一因にあるようでした。しかし裏を返せば、周りの人に気遣いのできる優しさを持った方なので、自信を持って行動すればより魅力が発揮されるのではないかと思いました。本当のあなたに気づいてもらうためには、少し勇気を出して行動してみる必要はあるかと思います。その際に、過去の傷つき体験が思い出され、また傷つくのではないかと不安になることもあって当然でしょう。時間はかかるかもしれませんが、きっとチャンスは何度でも、何歳になってもあるはずです。
経験談を読んで、新しく学校や職場に転校・転職してきた人を温かく迎え入れることがどれほど重要なのか、そうしなければどれほど深く心が傷つき、人生に影響を与えるのか、ということを改めて感じさせられました。

インタビュー
居場所を探している最中なのかと思いますが、よりそいチャットは居場所になり得そうでしょうか?よりそいチャットはネット上の居場所を目指しているので気になりました。よりそいチャットが役に立ちそうな部分と役に立てない部分がありそうなので、それらを参考のために聞かせていただきたいです。また、あなたにとっての居場所とは、どのような要素があれば「自分の本当の居場所」と思えるのか、安心できるのかをもし具体的にイメージできているとしたら、お聞きしたいです。

→よりそいチャットは、私の数少ない居場所のひとつであると感じます。このサイトを知ることが出来て良かったと思っています。
居場所を見つけることについては、本来の自分を取り戻し、ありのままでいられる場所が見つかれば(誰でもそうですが)いいのですが、なかなか難しいですね。病気や悩みを理解し、共感する仲間がいるシェルターのような場所なら見つかるかと言えば、そうでもないかもしれない。もっと言えば、「場所」ではなく、私に必要なのは 自己肯定感を強める事しかないのだと思います。それができないうちはきっと何処にいても変わらない気がします。
私なりに考えてみたのですが、私が本当にしたいこと…それは、究極、こういった人達が生きやすい社会にすること…例えば、政治家のように世の中を変えることはできませんが、こういった病気や悩みを抱えてる人がいるという事をもっと多くの人に知ってもらうことです。ですからこうして私の体験が色々な人の心の糧になれば幸いです。そうできることが私の居場所であると思います。