気づけばずっと生きづらい

新潟県・30代・女性

十数年、精神科に通っています。
発達障害が最近見つかりました。生まれてからずっと「居場所がない」と思っていました。

友達とケンカをすれば一対多数で「お前が悪い」と言われ、そのことで信頼していた保健の先生に「あの子たちから嫌がらせをされている」と伝えたら、「気のせいでしょ?」と軽くあしらわれました。同級生は気づいてくれてかばってくれました。それくらいはっきり目に見えるものだったのに。
その頃から大人を信用しなくなりました。

その後も、大学教授からの今で言うなら大問題になるだろうアカハラ、理不尽なアルバイト先の体型・容姿いじりに耐えかねて反論したらクビになる、かわいげのない子だと言われる……様々な要因が重なりすぎて、元々持っていた精神的な「きつい」がその時爆発しました。

それからずっときちんと働けず非正規雇用。その非正規雇用も長続きしない。雇用保険の要件を満たしているのに入れてくれなかったところ、有給を消化してくれなかったところ、「あなたは使えない人間だから」と退職勧奨をちらつかせたところ。そんなところしかありませんでした。

発達障害が見つかって障害者雇用に切り替えたらラクかと思い手帳を取得したら、ますます生きづらくなりました。
健常者よりも少ない求人。なのにそんな少ない求人の中から藁にもすがる思いで応募した場所が、労基法違反をカンタンにする場所。パワハラ、虐待が横行する場所。求人票の虚偽記載を恥ずかしげもなくしている。そんなのしか見なかった。
さらに福祉や支援の場所にそれを話しても、逆に企業側の肩を持つ場所の方が多かった。

絶望しています。生きたいだけなのに、生きさせてくれない。
ずっとうつも治らない。治るわけがありません。こんな世の中なんだから。
こんな社会のために死んでたまるかと思います。でも、もうそろそろ限界です。助けてください。

●感想1

大変な思いの連続だったことと思いますが、原稿を書いてくださってありがとうございます。まさにタイトル通り「気づけばずっと生きづらい」というのがそのままなんだろうと思います。あなたと同じような思いをしている人が実はたくさんいて、相談や支援の中で出会うことがあります。その人の責任でもないのに、社会の多数派が決めた何かにうまく乗っていけないとか、理解できないとか、適応できないと、まるでその人が悪いかのように責められたり、批判されたりすることが今の社会の中にたくさんあるのが現実です。そのことは理不尽だと思いますし、何とかしたいと思っています。ただ、最近は社会全体が厳しくなり、少数派の人たちや生きづらさを持つ人たちを理解しようとしたり、その人たちの個性を生かして、社会を豊かにしようとしたりする発想が小さくなっていくように思います。

だから、そんな社会の課題を裏付けるあなたの経験談は貴重な声です。今まで一人で頑張ってきたのだろうと思いますが、一緒に考えてくれる人が必要だろうと思います。私たちは協力してくれる人を探したいと思いますので、また連絡ください。

●感想2

気づけばずっと生きづらかった経験やその背景を書いて下さり、ありがとうございます。

最後の「こんな社会のために死んでたまるか」という思いに共感しました。こんな世の中ですが、なんとか一緒に生きていける方法を考えたいと思いましたので、少しでも協力してもらえないでしょうか。

学校の先生や企業の雇用主など、自分よりも社会的地位のある立場の人から信用を裏切られるような経験が重なったのだと理解しました。

そもそも今の社会は、市場という仕組みに依存しすぎているという点で、もう限界だと私は思います。それぞれの人生がある人たちを「労働力」として市場原理の中で動かす仕組みに依存しすぎている限り、企業での差別や排除、暴力などは無くならないのではないかと思います。そして、社会の仕組みは人々の持っている価値観に支えられているので、まずは人々の価値観を変えていく必要があるのだろうと思います。

市場では、その商品がいくらのコストをかけて作られたのか・誰の所有物なのか、ということをはっきりさせることが重要なのだと思います。そのような市場原理に依存しすぎた結果、みんなで使うものや、目に見えないものの価値が正当に評価されず、蔑ろにされてしまっていると思います。そのことは結局、自分たちの人権が守られないという現状に帰結していると思います。価値観の偏りが人間社会を自滅に追い込みそうになっているという危機感があります。

どうしたら人々の生きる権利を大切にできるのか、どんな価値観にシフトしたらよいのか考えて実行していくためには、一人でも多くの人に、いろいろな場所で、いろいろな方法で協力してもらうほかないと思っています。今回の経験談は、そのきっかけの一つになるのではないかと思います。

またお話しできる機会があればと思います。よろしくお願いします。

【返信】

殴り書きに近い文章を読んでいただき、ありがとうございます。こんなに真摯に読んでいただけると思わなかったので、少し涙が出ました。
目に見えないものの価値、一見必要ないと思われるものの価値が蔑ろにされている。多数派が勝手に決めた価値観から少しずつ外れればもうダメと判定される…本当にそう思う日々です。価値観を変えたい。そのためなら、経験談を紹介してもらえたらと思います。