家族


産まれてきてから母親がいない生活だった。母親がわりは叔母がいた。叔母には一人息子がいた。自分にとっては、従兄弟にあたる存在だ。こいつらが死ねばいいと思ってる。やつらを殺したい。なんならそいつらを活かしてる祖父や祖母も、身勝手になんにもしてくれない父親もみんな殺したい。そんな、感情で今20歳っていう節目を向かえてる。
僕が2歳の頃には母親というものはいなかった。かわりに叔母が母親がわりみたいなものだった。僕は小学生になった時に行われた授業参観が大嫌いだった。同級生の皆は「ママ」と呼び本当の親を呼ぶ。僕はそれが言えなかったし、言いたくもなかった。父親は一回もきたこともなかった。小学2年で他人と僕は一緒じゃないってことに対してストレスが大きくなっていった。年月もたち小学生最後の授業参観。
担任から「「親への感謝」をタイトルにした文を書いてといわれた。」周りの子はみんな一生懸命にそれも笑顔に、にこやかにずっと書いてる。ものの10分程度で書き終える子もいた、そんなかぼくは、なにも書けない、一文字も、ましては、母親なんていえない。いえないでいた。放課後までずっと一人でただひたすらタイトルだけを見つめていたのをおぼえているよ。
迎えた、授業参観。
みんながママがいてくれてだの、ママありがとうだの、そんなこと俺だって言いたいのに言えない。俺の前にいるには偽りの人間なんだって。みんなに知らされるのが怖くて苦しくて、この教室って場所から逃げたかった。
だけど、そうも言ってられなかっただから、嫌で嫌でしょうがなかったんだけど、いっちゃったんだ。「ママありがとう」なんてクソみたいなことを本当に言いたくなくて文字にすら書きたくなくて。それでも担任は「今まで親代わりで育ててくれたんだから」知らねぇだろが、どんなヤツなのかを。
どんだけ腐ってるヤツだってことかを。俺は中学生になって所謂、反抗期ってやつでめちゃくちゃ反抗してたのを今でも思い出す。ちなみに、叔母ってやつは従兄弟を産んでから離婚をして親の元に戻って暮らしてきたんだぜ、俺が20歳になるまで無職でな。
だから俺は中学生で人を殺してもいいやつがいる。って考えるようになってて、でもさ反抗期やん。家に働かないやつがいるのに、なんで俺は学校なんか行かなくちゃいけないんだって、引きこもったね笑、もう中1から中学卒業までの出席日数なんか30日行ったか行ってないかぐらいでさwwほんと自分自身もやばくてさwいやーあんときは楽しかったよ本当に、朝起こされるのが嫌で、朝方に寝てさ、昼夜逆転の生活がはじまるんよねw中3までw
でも、中3じゃん。いろいろ考えて結局、高校には行って。っていわれたんよな。俺もさすがに高卒はとんないとなぁって思って底辺高校だけど卒業までいったんよ。でだ。高校生活だといろいろ考えるようになってて、家のことやら家族のことやらで。なんせ俺んち祖父と祖母が働いてないと無収入の家やったんよなwwあれ?叔母は働いてない、無職っていったよね。じゃあ従兄弟は?実はコイツ、高校中退してw一年ぐらいニートしててそのあとおじいちゃんが、専門でもええから行っとけぇ!みたいな感じで専門もおじいちゃんの金で行かせて貰ったんにwwコイツ卒業もしてねぇのwwwくっそwwマジで生きてる資格なしすぎて草
ちな親父は俺が高校生になってから、4ヶ月後ぐらいから働き始めたんよな。いやー親父も親父でゴミや、俺が産まれてきてからなんもせんかったからな、文字通りwそんなわけでさ、俺自身は少なくてもこんな奴らにはなりたくないからさ、高卒資格とったんよねー。でもさぁ俺本当はよ、専門とか行きたかったんよ、大学とかさ。でも金がねぇし、いけるにもいけないから就職しかなかったんよね。ま、こればっかりはしゃーないって思ったけど、いざ就職するやん?どう思う?まず整理するわ。
俺19の時には叔母(30年ニート)と従兄弟(中卒10年ニート)が無職で親父(働いてはいるけど、家にお金はいれないゴミクズ)、おじいちゃん(70過ぎて現役のなんでもや(年金も合わせて年収500万ぐらい。)ちな家のローンあと2年ぐらいある。月々10万以上払わんと住めない状況。)おばあちゃん(定年退職から年金暮らし。)

はい。読みづらいけど頑張ってくれww

じゃあここでぼくじしんどうおもったのか。

こう思いました。

俺は、別に働くことをしなくても生活できてるしまず俺が働く意味なんざなくね?って思いました。そりゃそうよな、産まれてきてからニート3人祖父祖母の家なんか、じゃあ俺今まで通りに過ごせばええやん。ってね。

でも実際さ働くやん、大変やん。就職って。仕事するって。そんでもって一応はさ祖父や祖母に関しては育ててくれた恩はあるって思うからそればっかしはね。流石にあんなゴミクズニートとはちゃうと思いたいから働いてたけど、家に帰るのが嫌になったね、本当に。おれが、仕事で怒られてくっそ凹んでるんに家に、帰ったらニートが普通に家で飯は食うわ、物は買うわ。
マジでコイツら殺すって衝動が強くなっとるんよね、最近は特にww

ま、これって死にたいってテーマみたいなところあるやん?

じゃあ言わせてもらいます。オチです
皆様は産まれてきてから、母親がいない生活でましては父親は最初のころ働いてなくて、自分が高校生のころにやっと働きだして、叔母は俺が産まれてきてからニートで、従兄弟もそう。それに従兄弟に関してコイツ喘息もちで小さい頃から病院通いで年がら年中入院費で10万ぐらい飛んでてその金は、おじいちゃんやおばあちゃんからの収入源当てにしてて、育ってきてるんにたいしてコイツ自分勝手でマジでゴミクズで。

俺はそんな中で育ってきとるから常識なんて言葉知らへんのよ。世の中の当たり前ってなんじゃろーって感じなんよ。だから言わしてもらうけど、

俺は家のやつをいつでも殺してもええ状態でいきとって、なんなら全員殺したら俺も死ぬって考えとる。
俺はどうなってもいい、俺が俺であるために、いつでも準備はできてる。

僕はこんな家族に産まれたくなかった。もっとまともな家の子でありたかった。普通に両親がいて、家族の仲もよくて和気あいあいで、お金の心配事もなくて、専門や大学にも行きたかった。ただ、家族ってもんに憧れてるんや。頼む。どうか、俺に家族ってもんを教えてくれ。

感想1
「小学2年で他人と僕は一緒じゃないってことに対してストレスが大きくなっていった。」
まずこの一文が気になりました。両親がそろって生活しているのが普通で、一方でも親がいなければ特別な家庭だとするような考えは、確かに10年以上前だと(今も?)ありそうだと思います。でも、それは偏見で、家族の在り方に普通というものはないと私は思います。
学校教育で「親への感謝」を要求されるのはおかしいと思いました。親に感謝することが普通であるとも正しいとも、私は考えていません。勝手に家族の普通の在り方を想定して、普通であることを求めてくるような教育が、どんなに恥を感じさせ、悲観させ、長期間に渡って傷を残すことがあるのかを、私たち大人は考えなければいけないと思います。

また、この文章は、たしかに家族が主なテーマになっていますが、家族というものを越えて、生きてきた中でのたくさんのつらさというか、自分の気持ちを折られるような痛み、衝撃(?)が表現されているように感じました。
また、自分はどこで誰とどうやって生きていけばいいのか?というような問いを投げかけられているようにも私は感じました。何かを探し続けて、彷徨っている感じがします。
これまでのあなたにとっての家族は、「ある」とも「ない」とも言えないような、不完全さを感じるものだったのだろうと思います。ですが個人的には、生まれてから大人になるまでの家族は、自分で選ぶものでもないし、不完全だと感じるのが自然なことではないかと思います。ただ、それによって自分自身が不完全だと感じる必要はないと思っています。
とはいえ、今の同居人と暮らしていることで、「俺が俺である」ことができないと感じているのかなと思いました。「俺が俺である」とはどういうことなのかをもう少し知りたいですが、自分の本心に従うとか、自由に表現するということなのかなと想像しています。

中学校にほとんど行かなかったエピソードなどから、納得できないことに従うのではなく、自分で考えてこうしたらいいと思う選択をしてきたのだなと思いました。自由を求める感覚と、本当にやるべきだと思うことはやろうという責任感、どちらも持ち合わせているのだろうと思います。ただこれまでの環境では、そのどちらもがモチベーションダウンさせられていたのかな…と想像しました。

家では、同居人たちが働かなかった、収入が祖父母しかなかった、ということだけではない、例えば、居心地の悪さとか、気の合わなささ、ノリの合わなささ、話の通じなさ、やりたいことや目指すことのギャップ…などがずっと渦巻いていたのかなと想像しました。またお金がないという要因にとどまらず、日常の中でもしてほしいことをしてもらえなかったりして、たくさん我慢を強いられてきたという不公平さも感じているのかなと思いました。そして、色々な我慢を強いられていれば、その状況に関わっている人たちへの殺したい衝動が湧くのもおかしくはないと思います。

今の家に帰りたくないと思うのも、想像できます。働いて得られた収入で、一人暮らしなど、今の家から離れることができれば楽になるのかなと思いましたが、それは難しいのでしょうか…?

感想2
 家族ってもんに憧れてる、そう願うまでのいきさつそして思いが読む度に深く重く迫ってきました。
 学校や世の中から常識とか普通を求められ続けたけれども、投稿者さん自身ではどうにも選んだり変えられないことばかりだったと思いました。ことさら学校での授業参観や作文などは、不可能なことをえぐり出しさらに深く傷つける出来事だったように思います。そして家族について、投稿者さんをいつもいつまでも執拗にこだわらせるように仕向けてきたように思いました。
 こうした解決しようがない問いがいつまで続くのだろうかと考えると、投稿者さんが思うように家族や自分を消し去ることを発想することも不思議ではないと私は思いました。
 でも、投稿者さんの今(俺)を支えている思いがいくつも書かれていました。「俺自身は少なくてもこんな奴らにはなりたくない」、「専門とか大学とか行きたかった」、「祖父や祖母に関しては育ててくれた恩がある」、「自分はゴミクズとはちゃう」など。だから実際には働く選択をして、働き続けているのだと思いました。
 私の勝手な想像ですが、祖父と祖母さんは投稿者さんの思いを理解していると思います。恩を感じるような育て方をされた方々なので、きっと表に思いは出さずとも支えになってくれているのだろうと想像しました。
 この先、ご家族以外の方にも認めたり共感のできる人が現れて、支え合ったりしながら投稿者さんの願う家族の姿を求め続けてほしいと思いました。