人生に絶望している

岡山 20代 トランス男性


最初に性別の違和感を感じたのは幼稚園の頃だった。女に生まれたが自分にもいつかちんちんが生えてくると思っていた。小学生くらいまではあまり体の性差もなく、男友達と楽しく過ごしていた。中学生に入るとなにかと性別で分けられるようになった。特に制服は苦痛で、男友達の制服を借りて着て行って職員室に呼び出されて説教されたりした。本気で苦しんでるのに「思春期の一時的なものだ」と言われ、傷つき不登校になった。女の子らしくしていれば違和感が消えるだろうかと思い女の子に擬態する日々が続いた。親も周りの人もまともになったと喜んでいた。しかし成人式で振袖を着ろと言われたときに違和感が再燃した。自分の声も胸も生理も嫌で治療したいと思い始めた。近所のトランスジェンダーのホルモン治療などを行なっている病院で相談したが「トランスジェンダーじゃなくてバイセクシャルでは?」とか「その身長じゃ男として生きるのは難しいよ」とか言われて心が折れてしまった。治療のためにお金を貯めようと思って頑張っていた仕事にも行く気が起きない。絶望している。消えてしまいたい。

感想1
性別、とくに男女二元論的な考え方が周囲にある中で、投稿者さんは違和感を感じ、長らく困ってきたのだろうと感じました。体の性差を気にせずにいられた時期には楽しく過ごせていたということですし、「なにかと性別で分けられる」というこの社会だからこその苦しみなのだと思います。
最近では少しずつ見直されているところもあるのかもしれませんが、まだ、多くの場面で男性か・女性かという二元論の見方が前提になることは多く、それによって困ったり嫌な思いをしたりしている人は数多くいるだろうと感じました。
とくに、ホルモン治療などを行っている医療現場であっても理解のない言説がまかり通ってしまうということを、この経験談から改めて教えてもらいました。投稿者さん自身のつらさを文章にして教えてくださったことをありがたく思います。
この世の中ですこしでも理解が深まり、変化していくには、どんなことが必要なのか、改めて考えたいと思いました。

感想2
経験談の投稿、ありがとうございます。
性別についてあなたが感じてきたことを色々と教えてもらい、性別とは何なのだろう?っと考えました。色々な場面で性別によって分けられたり、意識しなければならないのに、その違和感を受け止めてもらったり、理解されることが少なく、生まれてきた体の性で分けられることが当然になっている社会なのだろうと今の私は理解しています。けれど、実際にその社会の中で違和感を持って絶望しなければならないような経験をしているあなたには、もっと違うような視点でも見えてるのだろうと思います。
死にトリでは、こえサーチの中で性別について集めたいと思っていますが、自分たちの理解だけで大丈夫かと悩んでいて中々取り組めずにいます。もしよければ、あなたの経験から手伝ってもらえたらと思うのですが、いかがでしょうか?