経験談

生きづらさを感じる人が語る 経験談

経験談はそれぞれの投稿者の個人的な価値観や感じ方をそのまま掲載しています。一部、リアリティのある描写や強い価値観が含まれるため、読む人にとっては負担等を感じる場合もあります。各自の判断で閲覧してもらえるようにお願いします。

普通の結婚生活、家庭生活を送りたかった

私は50代の専業主婦で、60代の定年退職した夫と社会人の20代の息子と娘の4人家族です。今年の6月で結婚して30年になります。

私たち夫婦は共に両親祖父母は他界しており、実家はありません。訳がありまして兄弟とも疎遠です。

結婚当初から夫のモラハラに苦しんできました。 結婚前は優しい人で時々短気な所もありましたがそういう性格なのだと思い目をつぶって結婚したのですがそれが大きな間違いでした。

私や子供達の意見は無視され、俺の言うことが正しい。俺の言う事を聞いていれば良いんだと言われてきました。姑が生きていた時は、別居でしたが、姑のことが最優先で、毎月のように子供を連れて車で30分の夫の実家に連れて行かれました。姑も自分がチヤホヤされないと気が済まない性格で、自分に都合が悪くなると泣き落としでその場を取り繕い、自分の意見が通らないと恫喝して服従させられてきました。

お盆や年末はほぼ一日中姑の愚痴を聞かされ、外出も許されませんでした。

私は10年ほど前から夫や姑のストレスが原因でパニック障害になり心療内科に通院中です。更に数年前から更年期障害が始まり婦人科にも通院しています。 昨年はホットフラッシュに加えて倦怠感が酷く布団から起きることが出来ない日々が続き、かといって家事を代わって貰える人もおらず必死に家事をこなしていました。

最近はホルモン治療が体に合ってきているようで体の症状は落ち着いてきて徐々に日中に買い物に出かけるなどできるようになりましたが、昨年の夏頃の1番ピークの時は、朝起きるのが辛く泣いてしまう、何もやる気が出ないが、家事が溜まってしまう不安や焦り、誰にも相談できない辛さや悲しみなど人生に絶望してしまうなどの精神面の症状が酷い状態でした。

症状が酷い間にお医者様や助産師さんや更年期のアドバイザーの方々にもお電話やSNSでお話を聞いていただきまして、精神面の症状がここまで酷くなっているのも夫のモラハラが大きな原因だと言われています。

昨年の3月で夫が定年退職して在宅する様になり、家の2部屋を占領していて私は家での居場所がなく、現在はリビングの一角で寝起きしています。いつ夫がリビングやキッチンに出入りするかわからないので心が落ち着かず、1人の時間が夜中しかないため、どうしても夜更かしの習慣から抜け出せないでいます。 モラハラに詳しい様々な相談機関でもご相談させていただき、自治体などのDV関係の相談機関でも話を聞いていただきましたが、解決策は私が家を出て自立することしかないという結論で、私にはその力がないのと仕事は心療内科の先生からドクターストップがかかっており、家にいるしかない状態です。 

夫には私の状態は話してありますが、自分本位な性格のため、全く聞く耳を持ちません。夫は自分が一番偉くて可哀想な人間だと思っています。

昨年10月に夫が心臓疾患が見つかりペースメーカーを入れ、今は普通に生活できていますが、障害者手帳を申請して自分は障害者だからいたわれと強要し、今まで以上に自分のやりたい事しかやらず、余る程の不味い野菜作りも何度言っても辞めて貰えず泥のついたまま持ち帰り掃除をしても家中土だらけ。家事もゴミ出し程度でも代わってくれたらと思いますがそれもやりたくないと言われ、買い物の車出しも嫌がり、私は運転をしないので、自転車で1人で用事を済ませていますが、ご夫婦で買い物に来ている方も多く羨ましく思います。

娘が仕事が休みの時など時間がある時に買い物に行ってくれたり、一緒に車で買い物に連れて行ってくれたり家事を手伝って貰うこともありますが、子供達は仕事が多忙ですし、お友達との付き合いや自分一人の時間も必要ですので私の都合ばかり押し付けるのはいけないと思っており、これ以上迷惑はかけられないです。 

子供たちも夫のモラハラも自分本位な行動も見ていますが、モラハラは治ることがないので放置するしかないと諦めて、自分たちの生活を優先していこうと言う考えでいます。

余談ですが息子は高校生の時から社会性不安障害で通院中。(夫には話していません)娘も人前に出る時など震えがきたり極度の緊張状態になるそうです。

また、家計は夫が管理していてお金の流れもわからず生活費のみ渡されますが、今の収入は夫の年金と僅かな貯蓄のみで夫はこのままだと破産すると言い出し、今年の2月から職業訓練校に通い始めましたが、条件に合う求人はあったのですがやりたくない職種だからと応募せず、就職先は決まらないまま終了。また毎日在宅する生活に戻りました。

私が働いていないからだと夫からの無言の圧力とプレッシャーを感じて心身共に疲れ果てています。私の貯金もないため、家を出て行くこともできず苦しいです。子供達の存在だけが生きる力ですが、息子が夫に似てきてモラハラの言動をするようになり、息子と2人だけになると夫のようにいつキレるのかと緊張する事もあります。息子は自覚はあるけれど直せないと言っています。

子供達に普通の家庭生活を経験させてあげることが出来ず本当に申し訳なく思っています。息子は同級生の結婚式に招待されるようになり、娘の友達も婚約者と同棲している人もいます。子供達は恋愛にも結婚にも憧れはない。一生独身でいいと言っています。幸せの形は人それぞれですが、子供達もいつか良いパートナーと出会うことができる日が来ることを願っています。

周りは円満な家庭生活を送っている人ばかりで夫も外面が良いので誰にも相談できず、私は未だに周りを羨んでばかりいます。

今年で結婚して30年。夫に振り回される生活に将来の希望も見出せず疲れました。毎日毎日金がないと騒ぐ夫の声を聞くと気が狂ってしまいます。

かといっても簡単に命を断てる訳もなく、最近ようやく更年期障害の症状も少しずつ落ち着いてきましたので、子供に迷惑をかけないように何とか這いつくばってでも生きていかなければと思っています。

もう残り少ない人生ですが、ひとりの人間として少しでも良いので心が安らぐ穏やかな生活がしたいです。

(女性として愛された記憶も皆無に等しいのですが、今の状況と年齢を考えると残念ながら諦めるしかないですね…。)

まとまりのない文章ですみません。

感想1

30年もの長い間、苦しい思いをしてきた経験を詳しく書いていただき、ありがとうございます。投稿者さんがどのように生活してきたのかをご自身で整理するためにも、経験談を書かれたのだろうかと思いました。
最近になって身体が落ち着いてくるまでは、頭の中を整理することも難しく、ただ焦りや絶望を感じて追い詰められていたのかなと思います。今は、その頃とは少し違う感情も生まれているのだろうかと気になりました。ただ、投稿者さんが感情を表出しづらい状況が続いているのではないかとも思いました。

「解決策は私が家を出て自立することしかないという結論で」とありましたが、私から見ると、モラハラをしている夫さんが、投稿者さんとお子さんたちから離れるべきだろうと思いました。また、投稿者さんが自立していないというふうには思いませんでした。むしろ、投稿者さんの家庭への思いや真面目で謙虚な性格(なのだろうと感じました)を利用して、夫さんから家事や子育てを押し付けられてきたのではないかと想像しました。
夫さんの育った家庭では、(姑さんが)家族を支配・服従することが日常だったのだろうと思いますが、それは相手の人権を無視しており、本当ならあってはならない・繰り返してはならないことだと思います。

ですが、モラハラをしている自覚もなさそうで、投稿者さんに依存しているように見える夫さんが距離を置いてくれることはなさそうなので、投稿者さんが新しい家に移り住むことは当然の権利だと思います。既にいくつかの相談機関などでお話しされているということなので、具体的な方法についての情報を得て、計画を手伝ってもらうことで、先が開けるのではないかと思いました。

また、子ども達への申し訳ない気持ちを綴られていますが、お二人とも自分の状況や考えを母親である投稿者さんにお話しされていたので、親子間で一定の信頼関係が築けてコミュニケーションも成り立っていたのではないかと私は想像しました。それぞれ自分の生活を優先していこうとされていて、頼もしさを感じるほど、自立されているように見受けました。
投稿者さんも、「心が安らぐ穏やかな生活がしたい」というご自身の望みを一番に、これからの生きる環境を選択されていいのではないかと考えました。

感想2

結婚して30年間、夫さんの不当な言動に振り回されてきた様子がよく伝わってきました。私も読ませていただく中で、夫さんと離れる選択肢があることを感じましたが、一方でそうするためには力が必要で、その力も奪われてしまっている状態なのだと推察します。相談機関などにつながること自体、もしかすると体力が必要だったかもしれません。状況を改善させる努力をしてきたのだろう、でもそれがなかなか実を結ばなくて疲れてしまっているのだろうとも思いました。

投稿者さんが大きな力を使う必要なく、なるべく夫さんの影響を受けずに暮らしていけるためにはどんな方法があるだろうと思いました。子どもさんにも迷惑をかけてはいけないという思いがあり、なおさら一人で抱え込んでいるのかもしれないと思いますが、もしかすると子どもさんに相談してみることも一つの可能性かもしれないと思いました。勝手なことを言うわけにもいきませんが、「迷惑」というのとは違う建設的な可能性が開かれることもあるかもしれません。

また、投稿者さんには家庭のほかに息抜きできるようなコミュニティはあるだろうかと思いました。たとえば趣味や楽しみの活動などがあれば、その時間だけでもほっとすることができるかもしれません。家にずっと夫さんがいる状況ではそれもむずかしいかもしれませんが、たとえばネットを活用してみるのもいいかもしれないと思いました。

死にトリでも「ここチャット」というチャットルームを開設しています。生きづらさを率直に書くことができる場なので、よければ訪れてみてください。

感想3

 境界をことごとく崩壊され、自由が全くない生活を強いられていると思いました。人には侵される心配のない自由な領域が必要だと私は思っていて、それをサンクチュアリ(聖域)と名づけて大切にしたいと思っています。

投稿者さんの生活では、お金・居場所・移動手段のような可視化でき直接行動にかかわるものから、時間・感情・思考のように見えにくいけれど影響力を持つものまで、ありとあらゆることがらに夫さんが侵食して来ているように思いました。品のない表現で申し訳ないのですが、夫さんの感情が投稿者さんに強制的に「垂れ流し」されているようにも感じてしまいました。失礼な事を書いているようでごめんなさい。

残念なことに、そのような生活から逃れられる根本的な解決策の、「家を出ること」すらできないという八方塞がりの状況に追い込まれてしまっているようです。そんな状況にもかかわらず、子どもたちに迷惑をかけず這いつくばってでも、とおっしゃる投稿者さんの責任感の強さと大きさを感じています。

様々な不自由を自ら望んで耐えているのではない投稿者さんにとっての理解者は2人のお子さんたち。その成人したお子さんたちが一生独身で良いと言う。理由は、投稿者さん夫婦から「普通の家庭生活」を経験できなかったからだ、と投稿者さんはご自分の責任のように考えておられるようです。

でも被害者でもある投稿者さんは、お子さんたちに依存したり愚痴を吐き出すようなことはされていないと想像しました。ご自分の平穏な生活を望んでおられるのと同じくらい、お子さんたちの幸せを願っておられるからこそ、「迷惑をかけたくない」と孤高とも言えるほどのご自身の自立を目指しておいでなのだろうと想像しました。

人はそれぞれいろいろな力を持っていると思います。本来持っている力、鍛え上げた力、あろうことか人から奪った力も夫さんには存在するのでしょうか。かんじんなことは、力の用い方かも知れないと経験談を読ませていただいて考えました。相手を打ち負かすためなのか? 耐え忍ぶ・乗り切るために発揮するのか? 投稿者さんがこの30年で得られた力が、忍耐力だけということはないと思いたいですし、このような状況においてもなお、お子さんたちの幸せを願っておられる力強さの源を知りたいと思いました。投稿をありがとうございました。

お返事1

こんな拙い文章を読んで下さるだけでなく、温かいお返事を頂きましてありがとうございました。

今まで他の方々の経験談を拝見していて、私はどちらかといいますと皆さまの保護者さまの年代に近いと思いましたが、このような人間もいるのだと知っていただけたらと思いまして、勇気を出して応募させていただきました。

感想1 さま

確かに、今の私たちの家庭の中で問題が起きたり、夫の身に何かあると、家族だから協力しろと、夫がこの家の中で一番弱い存在と認識している私を巻き込もうとします。それは、夫の意識の根底に自分の戸籍上の配偶者=自分の所有物という認識があるからこその行動なのだと思っています。しかも、無意識、無自覚で行動を起こしているので恐ろしいです。

その事に気がつくまでは、嫌々ながらも従っていましたが、今は私も自己防衛のために、何を要求されても全く相手にしていません。

子供達は大学の専攻の関係で精神保健学や心理学を学びましたので、モラハラ、自己愛、精神疾患の知識や対処法を知っております。

私も自分の両親とは、思春期に色々とありましたが、その後お互いに心を開いて話すことができるようになりました。

その経験から、私自身も自分の子供へも自然と同じように接することが出来ているのかもしれません。

感想2 さま

私自身、辛いことがあると誰かに聞いてほしい、相談したいと他者を頼ってしまう面があり、その延長で様々な相談機関にお世話になっております。生きずらびっとさんにもお世話になっております。

私は元々インドア派で友人もほぼ皆無なのですが、コロナ禍以前は娘と一緒に好きなアーティストのライブに行き始め、交通機関を利用しての遠方へも外出できるようになり、そろそろひとりでのライブ遠征にチャレンジしてみようと思っていた矢先に緊急事態宣言が出てしまい、残念ながらひとり旅は無期延期状態になってしまいました。今はDVDを鑑賞したり、自宅の庭でバラを育てています。昨年体調不良で全くお世話が出来ず、何本も枯らしてしまい可哀想なことをしてしまいましたが、残ったものを大切に育てていこうと思っています。

今、花を咲かせてくれています。

2さまが仰る通り、相談機関の門を叩くのも勇気が必要でしたし、現状をどうにかしようにもなかなから思うようにいかず、疲れて挫けそうになってしまう日々ですが、少しずつ突破口を見つけられるようにアンテナを張っておこうと思っております。

突破口を見つけるきっかけになるかわからないのですが、今、リビングやキッチンなど夫の目の届かない範囲で断捨離中です。お恥ずかしながら片付けるのが苦手なので、もっぱら不要品を処分している最中ですが、収納場所の空きスペースができるたびに心もスッキリするようで、嬉しくなります。特に夫は捨てられない人間で、姑が他界した時に実家から持ち帰ってきた、どう見ても使えない物を処分できた時は、捨ててやったぞ!と達成感が湧いてきて本当に心がスッキリします。(空いたスペースに収納する物を新たに購入しないように気をつけます)

ここチャットにもいつかお邪魔してみたいです。

感想3 さま

3さまがサンクチュアリ(聖域)と呼ばれているものは、私が思うパーソナルスペースと似ているものなのかなと思いました。(もし違っていたらすみません)

親しき中にも礼儀ありといいますが、どんなに親しい間柄でも相手との距離間は大切だと私も思います。

夫は外面が良く、対外的には良い人で通っていましたので、家庭内で疎外されることに納得がいっておらず、「俺は外では良い人と言われているのにどうして家ではこんなに酷い扱いをされなければいけないのか理解できない。お前たちはおかしい」

と言います。私はおかしいのはお前だ!と心の中で呟きながら、鼻で笑っています。

夫はパーソナルスペースという概念が全くなく、自分の物も他人(家族、身内)の物も自分の物で、本能のおもむくままに家族の領域にズカズカと入り込み、一方的に言いたいことを言い、恫喝、脅迫して従わせる行動が常態化しています。

私や子供の悩みなどは全く関心を持たず、むしろ面倒な事というカテゴリーに分類され、俺の足を引っ張る事をするなと怒鳴って終わりです。

相変わらず夫は自分が困った時のみ、家族だから協力して当たり前と強要しますが、私はもう全く力を貸す事はしません。

子供達は表向き協力していますが、それは誰も手を貸さないとひたすら恫喝、脅迫が止まないので、大人しくさせるためにやっているだけ。夫は裸の王様です。もちろん本人は気づいていません。私は使えない人間。子供達は助けてくれる味方だと思い込んでいます。

今思い返してみると、他界した姑は、うちは隠し事はなく、なんでも言い合うようにしていると言っていましたが、それはただ単に姑が親の特権を利用して、子供の心に寄り添うことをせず、一方的に子供のパーソナルスペースに入り込んで言いたいことを言い、恫喝、脅迫して子供たちを服従させ、自分の思い通りにコントロールしていただけだったのだと気が付きました。

私の子供たちは、私が夫から恫喝、脅迫されているのを目の当たりにしていますし、夫への不満も口にしています。

私自身も毒親になってしまっています。

夫は自己愛、モラハラで無意識のうちに、私たち家族(弱者)にしがみついて心身共にボロボロにしています。

今は私も子供たちも自宅に留まっていますが、夫の身に何かあった時には、夫を放置して逃げたいと思っています。

長々と書かせていただきましてありがとうございました。

もし、経験談を見てくださった方で、モラハラに悩み苦しんでいる方がいらしたら、あなたは悪くないです。逃げられる状況であれば、早く逃げて下さい。モラハラから逃げる事は悪いことではない。むしろ正しいことです。とお伝えしたいです。

モラハラは治る事はないです。どんなに愛情を持って助けようと努力しても、残念ながら報われる事はないと思ってください。むしろモラハラに影響される時間が長いほど、心が疲弊し傷つき、善悪の判断が難しくなってしまい、いわゆる普通の感覚がわからなくなってしまいます。

前に進む気力も奪われてしまいますし、身動きが取りづらくなります。

悲しい事ですが、確実に年齢を重ねてしまいますので新しい人生を歩む選択肢が少なくなっていきます。

私や私の子供たちのような人間がひとりでも増えることのないように願っています。

そして、私自身も、子供たちと共に少しずつ普通の生き方を取り戻せるようになりたいと思っています。

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