発達凸凹とグレーゾーン

10代・女性


私は発達障害ではありません。

知的障害でもありません。

ですが恐らくADHDグレーゾーンです。  

発達(IQ)も凸凹です。

心理検査を受けたことがある人はわかるかもしれませんが、IQには4つの項目があり、その平均値が全体IQとなります。

その4つの項目のうち一番高いIQと低いIQの差を有意差といいます。分かりにくくてすみません。

昔は有意差が20以上だと発達障害の疑いありとみなしていたそうです(今はチェックシートなどを使っています)。 

私の有意差は55でした。

昔の基準を使うと一発で発達障害と診断されてしまいそうですが、チェックシートでは発達障害の疑いなしと出たので、発達障害の診断は降りませんでした。

しかし医者が私や母の話を詳しく聞いたあと、ADHDの傾向があるかもしれない、薬で症状を抑えることもできると言いました。

言動からして恐らくグレーゾーンだと思います。

IQのこととグレーゾーンのことを聞かされたとき、最初は動揺して泣いてしまったりしましたが、次第に自分の生きづらさに名前がついたことに対する安心感が溢れてきました。

同時に私はどうやってもみんなには交じれないという諦めのような感情も湧いてきました。

私は、今も自分の発達特性に苦しめられています。

まず、じっとすることができません。

家では食事中であろうと、すぐに走ってしまいます。私の家はマンションなので、下に足音が響くのが申し訳ないです。

家の中ならまだいいとして、外でもその症状は出てしまいます。

デパートやコンビニ、駐車場、信号待ちの歩道などあらゆるところでずっとぐるぐる回っていたり、ひたすら店の中を歩き回っていたりします。

親が会計をしているときも、我慢できず私だけどこかへ行ってしまいます。

学校では、じっとしなければいけないストレスからかひたすら指の皮を剥いています。

剥きすぎて度々流血してしまい、瘡蓋や内出血が酷く常に指はボロボロです。

学校の内科検診でアトピーと勘違いされる程です。

もう中学生なのに、幼児と同レベルな行動をしてしまうのが恥ずかしいです。

ネットで私のような人がいないかと、

「食事中 座らない」

「座ってご飯が食べられない」

「外でじっとできない」

などと検索してみても、出てくるのは大体子育てのサイトばかりです。

我慢させることも大事、じっとできたら褒める、立ち上がったら食器を下げてご飯を終わらせる。

こんなことばかり書いてあって、こんな小さい子でも頑張って耐えているのに私は耐えられないのかと情けなくなります。

町中で走り回っている子どもを見ると親近感が湧きます。情けない中学生ですね。

それ以外に致命的なのが、みんなができていることがことごとくできないということです。

まず勉強ができません。

計画的に勉強することもできず、努力して学力を上げることもできず、学力もありません。

運動も、体を思い通りに動かすことが苦手でできません。体力もつけられません。

この時点で絶望的ですが、まだできないことがたくさんあります。

人付き合いも、社会不安障害という病気になるほど苦手で、常に挙動不審です。

よく漫画にありがちな、なにもできない人が実はすごい才能をもっていた、なんてことももちろんありません。

ただの凡人から目と頭と口と足を取っていったような欠陥品が私です。

何もできないんです。良く優しいと言われるけれど人を疑えない馬鹿なだけだし、真面目と言われるけどそうでもありません。

どうしてこんななんでしょう。

どうしてこんな風に生まれてきたんでしょうか?

親ガチャで大当たり引いたから、その代償でしょうか?

神さまがいたなら、きっと神様は私を作る過程で何かを間違えたんでしょう。

こんなに社会不適合者になる運命なら、いっそ生まれる前に殺してほしかった。

今からでも遅くないから、誰か殺してくれませんかと祈っています。

感想1

発達特性に苦しみながら、人との関係を築くことが難しそうな現状では、投稿者さんの発達特性について知っていてくれる人が家族と専門機関以外にはあまりいないのかなと想像しました。周りの人から見て分かりにくい困難を感じていると、一人でどうにかしないといけない、でもできない、という思いが強まりそうだと想像しました。

自分は何もできないと感じていたら、生きていても仕方がないというふうに考えてしまうかもしれないと想像します。

私は、投稿者さんの発達特性そのもの以上に、学校や社会の中に存在している決まりやマナーが凝り固まっている(それに沿わない行動をすると白い目を向けられる)ことが、投稿者さんを苦しめているように思いました。私は投稿者さんとは発達特性が異なりますが、学校などでずっと席に着いていなければいけないことは苦痛が大きかったですし、動きたくても我慢していました。投稿者さんにとっては、とても耐えられないだろうと思いました。

また、必ずしも食事は座ってするべきだとは思いません。私は立って運動しながら食事することもよくあります。

それから、マンションで足音が響くことを気にされていましたが、生活していて音が出るのは当然ですし、お互い様なのではないかと思いました。私は近所からの生活音で、人の気配を感じてちょっと嬉しくなることがあります。

人が共同で生活するうえで、決まりやマナーが役立つことはありますが、あまり厳しくしても、むしろお互いの首を絞めるものになってしまいそうだと考えさせられました。

感想2

知能検査で有意差が55出ているということは、たしかに必ずしも発達障害の有無とみなされるかはわかりませんが、得意なことと苦手なことの差が多く、苦労することが多いのではないかと思います。私も有意差が大きく発達障害と診断されていて、困ることが多々あります。投稿者さんがじっとすることができない、落ち着いていられない気持ちは分かる部分があると思いました。また、きっと他の人のようにできないことが気になっているのだろうと思いました。

中学生ということですが、経験談がとても明瞭な言葉で書かれているので、投稿者さんは言葉が得意なタイプなのかな?という気がしています。言葉を使って、検索したり考えたりする具体的な対処ができる人だからこそ、できない部分について、自分にも周りからもギャップを感じやすいのかもしれないと思いました。(違ったらすみません)

私は個人的には、特性があるため、やる気がでない(という言葉では言い表せないくらいやる気がでない)ことで困ることが多いのですが、環境整備や医師と相談しての薬物療法、カウンセリングや自分自身についての研究などを併用しながらできるようになる部分も(多少は)あります。投稿者さんができないことがあっても、また特別な才能を見出されたわけではなくても、けっして欠陥品ではなく、生きて、こうやって経験談というかたちで関わってくださったことがうれしいです。

投稿者さんがたくさん動きたくなるのだとすれば、動いていい場所が十分にあればいいのに、と思いました。またその一方で、書くことや考えることを通して、投稿者さんにとって取り組みやすいことがもっと見つかるといいと思いました。